『これからの会社の在り方』
おはようございます!
さて。
今日は「規模と時代によって、会社って戦い方が変わるよね」という、当たり前だけど、見落としがちな話をしたいと思います。
※今日の記事は長いので、時間がある時にお読みください。
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▼ 過去最高の売り上げなのに……
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最近、YouTubeで「中小企業のコンサル」動画を観るのにハマっていまして、今回はそのクライアントさんの例が面白くて、その方のお悩みは、多くのリーダーが抱えているお悩みだと思うので、共有させていただきます。
会社の話なので詳細は伏せさせていただきますが………なんと、クライアントさんの会社(ネットショップ)は、コロナ渦中、過去最高の売り上げを出しているのだそうで、コンサルの方の一言目も「だったら、こうしてコンサルなんて受けなくてもイイじゃないですか!」だったのですが……そうは問屋が卸しません。
悩みがあるから、こうしてコンサルを受けているのです。
そのネットショップで取り扱っているのは、大手メーカーが作った、いわゆる「型番商品」と呼ばれるもの。
型番商品は「既に認知も信頼も獲得している」というメリットがある一方で、
競合も同じ商品を取り扱っているものだから、「価格競争に巻き込まれやすい」というデメリットがあります。
実店舗じゃなくて、ネットショップの場合だと、シンプルに「一番安い店」が選ばれてしまうので、値下げ競争(薄利多売戦争)が始まっちゃうわけですね。
そのくせ、「送料」だけはキッチリとかかって来ちゃいます。
佐川急便さんが宅配運賃を値上げした日にゃ、モロにパンチをもらっちゃう。
結果、「値下げ競争に勝って、たくさん売り上げを作ったものの、利益がない」という状態に陥ってしまいます。
これは、今回のクライアントさんの会社に限った話ではなくて、型番商品を取り扱う世界中のネットショップが共通で抱えている問題です。
クライアントさんの会社は、この沼から脱出すべく「オリジナル商品」の開発に着手されていて、「さて、ここからどうすれば?」という状態でした。
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▼ どんな打ち手があるの?
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クライアントさんから相談を受けて、現代のネットショップの打ち手についてあれやこれやと意見を交わし、コンサルさんが実体験を交えて出した答えは「課題解決型の商品欄」と「応援ショップ」でした。
順に(ザックリと)説明すると…
ネットで商品を探す時に、「靴屋さん」とか「服屋さん」みたいに検索することって、ほとんどなくて、どちらかというと「あったかい ジャケット」「O脚 インソール」といった感じで、自分が抱えている課題(困り事)で検索することがほとんどです。
「O脚 インソール」で店に辿り着いた人が、ついでに「買いたいもの」があるとするならば、それは「ブーツ」でも「ハイヒール」でもなくて……「骨盤サポートクッション」や、「O脚補正ベルト」だったりします。
あるいは、(「ビジュアル」を改善しようとしている人なので)ついでに買いたいものは「ダイエット食品」かもしれません。
僕らは、ついつい「靴」や「帽子」といった単位で店(棚)を区切ってしまいますが、それはどちらかというと『ブランド』(ブランドを確立させた人)の戦い方で、お客さんはもっと“自分の課題に対してピンポイント“で検索します。
「霜降り明星」を検索する時に、「芸人」や「吉本興業」では検索しないような感じです。
なので、「課題ごとに棚を区切る」というのは一つの手だと思います。
ただ、ここは「誰でも真似できる領域」なので、これだけではポジションは獲得できない(獲得しても、すぐに奪われる)。
そこで重要になってくるのが「応援ショップ」です。
要するに…「A店で商品を買えば、○○さんの応援になる」ということを打ち出した上で、応援される「〇〇さん」になる…という戦い方ですね。
ちょっとエグい話ですが……お客さんを「安い商品を買いたいお客さん」と「応援できる商品を買いたいお客さん」の二つに分けて、後者を狙い撃ち。
さて。
ここまでは「手法」の話で、クライアントさんとのコンサルでは前半10分で、ここまでお話しが進んでました。
ただ、話が進んでいくにつれて、「こんな「手法」なんかよりも、もっともっと根っこの部分と向き合わなきゃいけないこと」に論点が移ります。
これも、多くのリーダーが共通して抱えている課題だと思うので、共有させていただきます。
結果的にモデルケースとなってしまっている『株式会社エーピーワールド』さんに、後で全力でお礼を伝えてください。
【(あらためて)株式会社エーピーワールドさんのオリジナル商品↓】
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▼ 中小企業は、社員に愛されなきゃいけない
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このコンサルの内容って(とくに後半は)「属人化」の話だと思うんですね。
要するに、「販売員が“お客様から応援される人”になっていれば、薄利多売競争に参加しなくてもイイ」といった。
社員のタレント化ともいえるかもしれません。
実際、居酒屋さんでも、名物スタッフ(タレント)がいるか否かで、繁盛度合いは全く違って、タレントスタッフを置かないモデルで進めるのであれば、「システム」で差別化するしかないが(#回転ずしとか、ファミリー焼肉のタブレットオーダーとか)、そんなのもあちこちで再現され、大企業に埋もれちゃう。
『システム』が『人』を超える事はしばらく無さそうなので、
『タレントスタッフ』は、やっぱり強い。
能力差があっても、コンスタントに、安定した売り上げを作れる企業が「良い企業」とされいるきらいがありますが、特に現代は「再現性」を議論するのって、もっと後の方(もっと会社が大きくなってから)だと思うんですね。
弱小ベンチャーが、いきなり、「マクドナルド」や「ファミリーマート」のような再現性を追いかけてしまうと、「じゃあ、どの分野で大企業よりも優位に立つんだよ」という話なので。
会社には「成長の段階」というものが確実にあって、「属人化でポジションを獲得する季節」はあると思います。
で、ここからがポイントなのですが…
「お客様から応援されるスタッフから、いかに想ってもらえる会社になるか?」というのが現代の会社の大きな大きなテーマだと思っています。
お客様から応援される『タレントスタッフ』が、プライベートのS N Sで自分のお店の(もしくは姉妹店の)ことについて呟いていたら、それがそのまま会社の宣伝になる。
ここは、本来であれば、広告費を支払わなきゃいけない部分です。
そこに持っていく為には、「現代の社員の取り分」をキチンと設計しなくちゃいけない。
その取り分というのは、単純な「給料」だけじゃなくて、
「やりがい」は勿論のこと、
「社員の承認欲求を満たす仕事になっているか?」という部分や、
「社員が未来に希望を持てる仕事になっているか?」という部分などなど。
最後に、クライアントさんにコンサルさんがお伝えしていた事が、ザックリとまとめると以下のとおり。
「もっと社員さんと話してください。
2〜3人でチームを回している時代と違って、チームが大きくなると、
話さなきゃ伝わらないことがあるし、
話を聞かなきゃ彼らの“取り分”が何かが分からない。
社員さんが会社のことを好きで好きでたまらなくなって、
自分の仕事に誇りを持てるようになることが、現代の会社の最大の広告力です。
社員さんが、フォロワーに学生時代の友達が混じっているプライベートのS N Sで、会社
の新しいプロジェクトについて、“まるで今度、旅行にでも行くような感じ”で呟いていた
ら、その時、薄利多売競争から抜け出せるので、そこを目指しましょう。
ちなみに、今、お話したことは、全て、電卓でははじけない部分です」
……そうお伝えしたところ、「あちゃ〜、僕、やっちゃってました〜」と言って、Zoom画面の下から「電卓」を取り出して爆笑をかっさらった社長さん。
「昔から、電卓が好きなんですぅ〜」だってさ(笑)
社長さんは、お話を聞けば聞くほど魅力的なリーダーだったので、僕がこの会社の社員だったら、その社長さんをそのまま、今の3倍見せてくれたら、一生応援し続けます。
「社員がプライベートのS N Sで会社のことを楽しそうに呟いているか?」というのは、一つのリトマス紙としてもイイかもしれません。
参考になると幸いです。
考えるキッカケをくださった『株式会社エーピーワールド』に感謝します。
今日もありがとう!
じゃ
またね!