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【感想、時々書評】アイデアを生むメモの仕方を試してみる

マーケティング関連の本読み漁る企画第四弾。今回は「嶋浩一郎のアイデアのつくリ方」から表題の通りの方法論を学ぶ。

雑多に情報を貯めることでアイデアが生まれる

著者の嶋浩一郎さんは博報堂ケトルの代表を務めており、日々アイデアを考える環境にある。そんな嶋さんは日々様々な情報をモールスキンのノートに書き記しているらしい。

この時ノートに記される情報は多種多様で、とにかく気になったこと、面白いと思ったことはなんでもメモするとのこと。これによって一見関係のなさそうな情報同士が組み合わさって、アイデアになるとのこと。例えば、「銀河鉄道999」とジャックバウアーの「24」が、同じ「24時間」というキーワードで繋がるんだとか。

実はこの本の初版は2007年に出ている。この「一見関係なさそうな情報を組み合わせてアイデアを生む」っていうのは、今では割とよく聞く「組み合わせの時代」の考え方に近いと思うし、アイデアの出し方としては割と浸透してきていると感じる。

日々大量の情報が入っては消えていっている

振り返ってみると、如何に自分が様々な情報に触れているか、そしてそれを受け流してしまっているかを痛感する。

この数日間で見聞きした面白いと思ったことを思い出すだけでも、

カルフォルニアには、1年で2週間だけ夕陽のあたり具体によってマグマのように見える「炎の滝」がある
珪藻土バスマットSoilは、金沢の左官職人が作ったアイデア商品
某企業では、社内のパワハラ/セクハラ問題をパ・リーグ/セ・リーグと呼び、お金関連の問題をメジャーリーグと呼んでいる

などなど、特に意識せず普通に生活しているだけでも1日5〜10個くらいは、こうした情報を得ている気がする。

こうした情報は普段なら数日たてばキレイさっぱり忘れてしまっている。1年間で1,500〜3,000くらいの情報が入っては消えていると考えると、なんだかとても勿体なく感じてくる。

デジタル時代のメモの仕方

なので早速今日からメモをしていこうと思う。先にも書いたが、この本は2007年に出版されたこともあって、書籍内ではデジタルでのメモではなく手書きでのメモを推奨している。

その理由として、一度で多くの情報が見渡せる一覧性といつでもどこでも見られる携帯性が挙げられていたけど、今ならこれもデジタルで賄える。スマホやタブレット端末でどこでも気軽にメモと閲覧が出来る。デジタルなら写真や動画も手軽に記録できたり、元ソースもリンクとして残せる。

ということで一旦Evernoteで試してみる。画像や手書きの絵も一緒に保存できるし、デバイス間の同期も出来るので、メモするタイミングも困らなさそう。

Twitterとかnoteでまとめていくことも考えたけど、公開できない情報も出てくるし、公開できるできないを判断する手間がかかる。なのでしばらくはこのアプリでやってみようと思う。

本に書いてある作法を守って、実際にメモしてみるとこんな感じ。(テキストでペーストが出来なかったり、既に使いづらい。。。)

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