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Fully vaccinated! ロサンゼルスでワクチン接種

「もうワクチンは接種しましたか?」
テレビをつければコマーシャルでもニュースでも、ホームページを見れば広告でもワクチン接種を促進するお知らせが.
そしてスマホのアラームが鳴って緊急ニュースを受信したかと思えば、州政府からの「今日からは予約なしでもワクチン接種が可能に!」という通知でした

ロサンゼルスで日々、「もうワクチンは打ちましたか?」攻撃?にさらされています

さきほどみたテレビのニュースでは
CDCがワクチン接種を完了して2週間経った人には、マスク着用の義務を緩和するという報道もありました

米国では国をあげてのワクチン接種が進んでいます.
先日、接種可能年齢が12歳に引き下げられました
そういった米国政府のワクチン政策の恩恵に預かり、私も接種することができました.下記で一個人の体験を記します.

まずは予約.カリフォルニア州ではMy Turn というサイトにアクセスします(日本からアクセスできません)
英語も含めて14ヶ国語で表示されます

年齢や自分の住んでいる地域を入力すると、接種可能な会場が表示されます
SSNの記入は必要ありません.本当に誰でも予約ができます.
日によっても時間帯のよっても空き状況がコロコロ変わってきます.

私は数日にわたって根気良く何度もサイトをチェックして、自分の身近な場所で希望する日時での予約をすることができました.

デモンストレーションをしてみます
ちなみにこの時点で、身近な会場に空きがないと下記のような画面にはなりません.
根気良く、何度でもチェックすることをお勧めします


ワクチンの種類を選べたので、私はファイザー社を選びました
(なぜかカレンダーの数字が文字化けしていますが、支障はありません)

1回目を予約したら、自動的に2回目の予約可能日が表示されます
※ちなみにこんなふうに予約可能時間帯が選びたい放題という表示も、ロサンゼルス市内在住ではなかなかありませんでした(現時点では)

予約の確認メールが届き、そして接種日の前にはリマインダーのメールも

ちなみにネット予約以外にも、地元の薬局や多言語対応のコールセンターでも予約を受け付けているそうです

私は2回とも接種会場まで自分で車を運転して1人でいきました.
接種会場は地元の病院でして、入り口でワクチンを受けにきたといえば、接種会場を教えてくれました

接種会場入り口で自分の名前を伝えて受付を済ませると、すぐに接種できます.
私が訪れた接種会場では4箇所に接種スタッフがいました.

全く痛くありません
針がとても細かった
自撮りするくらい余裕があります(笑)

接種後は会場外の通路(椅子あり)で15分ほど様子見です

1回目の接種で記録カードを貰います.2回目でもそれに記入します.
名前や誕生日は自分で手書きします
私は勢い余って自分の誕生日を間違えて書いてしましました(訂正しました😅)
このカードが、今後もワクチン接種完了を証明する公式書類となります

このカード、なくしては絶対にダメです
どれくらい重要かというと、このカードを盗んだ人が逮捕されるくらい重要なのです。接種していないのにカードだけ入手しようとする人が増えているという報道も。
私は忘れ物をしやすいので不安です。

私一個人の体験です
1回目は全く副反応がなかったです.
2回目は・・・接種から1日は何も重要な予約を入れないことをお勧めします.
私は2回目の接種12時間から悪寒がして、30時間後くらいまで怠さや熱っぽ区なる症状がありました
ですが、解熱剤を服用し、たくさん水分をとって寝たのですぐに元気に
副反応は若い年齢にほど多く出るとききますが、周りの接種完了者にきくと性別や年齢、ワクチンの種類に関わらず副反応はさまざまでした

米国では2回目接種を恐れる人が続々・・というニュースが出ています
効果を得るには決められた回数を打ち、接種後にはちゃんと休養をとることが一番重要だと思います。
それが、自分自身も、周りの人もコロナの脅威から守ることとなります

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士をテレビで見ない日はありません.トランプ退任後、顔色が良くなりましたよね

日本でも高齢者のワクチン接種が本格的に始まったそうですね.
私の故郷は人口が少なく、家族が比較的容易に予約ができたと知りホッとしました

一方で、人口の多い都市部では思うように予約ができない人が続出して、大混乱が起きているとききます

私は今年の3月末まで都内の自治体取材を担当しており、地域の保健所や医師会が開いた講習会も取材しました

ワクチンの接種事業は国が統括しています
3月の時点では、自治体はいつ、どれくらいの量のワクチンが届くのか全くわからず、接種会場や人員の確保、保管方法や運搬についても頭を悩ませていました

国は今、各自治体に対して接種のスピードを上げるように迫っているそうですが、あまりに自治体に丸投げで、無責任だと思います.

実は、かつて取材をさせていただいた高齢の某大女優の方から、接種予約について相談のようなメールが届きました.とても心配です.

五輪の開幕日を控えて全くワクチン接種が進まない日本
一方で、米国ではニューヨークで観光客にワクチン提供が始まりました.
なんという違い・・・・

渡米直前にカリフォルニア州でパンデミックが起きたこともあり「今米国に行って大丈夫なの?」と多くの方に心配していただきました
が、私は今や日本の方が心配です・・・

1年以上自由に外出できない生活を耐えてワクチン接種を待ち望む高齢者の方々、今コロナと闘っている患者さんやそのご家族・友人、医療従事者の方々、キャンパスに行けずにオンラインのみで授業を受ける学生さんたちと準備に追われる先生方、欠陥だらけのマイナンバー制度による給付金支給やワクチン接種の混乱で矢面に立たされてきた自治体の職員、緊急事態宣言下で多大な損失が出ている飲食業や農林水産業、観光業に従事される方々、休業を強いられた映画館や映画業界、クラブやライブハウス、文化芸術分野に携わる方々、ステイホーム期間中に増えたDVや性暴力の被害者を支援する方々など、過去の取材でお世話になった方々の顔が浮かびます

一日も誰もが早く安心できる状況になってほしいと願っています