対極の話
「空腹は最高のスパイス」という。
この言葉、好きだけれど好きじゃない。
例えば誰かと待ち合わせをしている今この瞬間、自分は待っている立場だとしてこの待っているもどかしい時間が長ければ長い程会った時の感動や喜びは計り知れない。
いや、私はこのもどかしい時間、待ち遠しい時間、心臓が締め付けられる程悶えて転げ回ってしまいそうな時間、大袈裟でなく、吐きそうになるし泣きそうになる。
おあずけは本当にしんどい。
自分の好いている相手なら尚のこと。
それと、最近思う永遠の課題の「愛」。
「不器用とか可愛げのない嫉妬とか要らないからストレートな愛を頂戴」
愛に飢えているって話。
でもどうしてもタイトルに
" 愛の話 " とは付けたくなかった。
というか多分死ぬまで付けない。
かっこいいこと言いたいとかじゃないけれど
自分の人生が、物語が、それこそが
全てが、私にとって " 愛の話 " だから。
終