美容師の提供価格についての矛盾
美容師様向けのnoteです☆
美容師としてご活躍しているみなさまにおかれましては、
一度冷静に考えてみてほしいことあるんですよね。
講習会に行って勉強しました!
とてもいいことだと思います。
新しい技法を取り入れたり、クオリティが上がったり。
とても美容師として大切なことでもあると思います。
自分自身も美容師は終わりなき勉強だと思っていますし、それに向かって取り組んでいくべきだと思います。
ただ、是非一度深く考えて欲しいんですよね。
勉強してさらに上手くなって、お客様からしたらとっても喜んでもらえると思います。
良い事ですよね☆
でも、それでおしまい?
自分自身の価値も上がっていっていいのでは?
「お金」払って「時間」をかけて、自己投資をしています。
改めて考えることが大切だと思います。
今回はそれについて紐解いています。
よろしければご覧ください☆
長いですが、お付き合いいただけたらと思います。
講習会行って学んできました!
とてもいいことだと思います☆
ただ、
冷静になって第三者からの目線で見ると、
「コスパが良くなった」だけに見えてしまいます。
例えば、
レベルが5の人が5000円で技術を提供していて、
講習などでお金を払って時間をかけて勉強をしっかりとして、
レベルが7になった。
レベルが7の人が5000円で技術を提供する。
うん。
確かにコスパ良くなってません?
これって美容業界あるあるだと思うんですよね。
美容業界って価格に対して考え方が良くないと思うんですよね。
よくあるのが「指名が多くなり、売れっ子となってきましたので料金を上げます」的な。
これってどうなの?ってずっと前から違和感感じてるのは自分だけでしょうか?
その指名が多くなってきたって基準とか判断って、そこの経営者が作った基準ですよね?
まあ、例えば月に100万売り上げられるようになったとか、150万なった、200万なった。とか?
なんかその枠での考え方自体が問題なんじゃないかなー。
そもそも集客力のないお店にいたら指名数であって、売上もあがりづらいですしねー。
よくわからん枠であって、なんか古いしきたりみないな感じするの自分だけなのかなー。
だって料理を提供するお店だってその料理の原価だったり、味に対して価格が決まってるわけでしょ?
あとは接客力だったり時間提供空間提供だったり、いろいろなことが確かに入ってはきます。
でも、この味でこの原価だから料金設定を決めるわけでしょ?
美容師の施術料金ってどうなん?
先ほどの例えで考えると、
レベル5がレベル7になって5000円でやり続けて、
レベル7の人がたくさん指名が増えたことによって、経営者判断で指名料をあげる。
すごい無駄なタイムラグを感じるんですけど。
だってそのタイムラグが一年とか二年あるんでしょ?
もっとスピード感と決断力と先行力があってもいいんじゃないかな?
そこからの回収でしょ?
質の高い特殊な技術を得たのなら、金額高くてもいいと思うんですけど。
得意ジャンルとして、それで勝負したいのなら。
まあ、そもそも講習ちょこっと行って学んだ=上手くなったわけではないしね。
そこの勘違いはいけないですよねっ!!
でも、その講習は複数回定期的にあって、さらには厳格なテクニカルテストがあって、一定基準までしっかりとクリアしていたら?
厳格なテストをした上で、一定基準までの技術力が認められた上で、ディプロマを取得していたら?
だってスタイリストになるときだって、技術テストを受けて厳格な審査受けて合格して明日から適正料金頂いてカットするわけでしょ?
え?
じゃあ、スタイリストになっても技術力が高まる講習を受けて厳しい基準で合格して技術上がったら
価格上げても良くない?
って思っています。一緒じゃん。
だいたいスタイリストになるとテストとかって無くて数字で判断されるだけになりがちですよね。
人気だから値段が上がる。
お客様一人ひとりにとっては関係あるのかな?
「この美容師さんはお客様多くて人気だから料金が高い」
って。
なんか違和感感じるの自分だけかな?どうかな?
その考え方って時代にフィッティングしていないような気がするんだよなー。
ということで、新しい仕組みを作って料金上げていけばいいんじゃないかな?
料金が上がらない限り、給与は上がらないですよ。所得が上がらない。人数こなすしかないですから。人数こなせばこなすほど、自分の時間が削られていきます。
そしてそういった働き方をしていって、40代50代を迎えた時に限界を感じ衰退していきます。
ゲムオバです。終。
ただ料金を高くするのではなく、高度な技術をお客様に提供できるようにして、それに見合った料金をいただく。
何も間違っていないと思うけど。間違ってるかな?
カットで考えたら、お客様だって4000円で髪を切って誰も褒めてもくれないよりも
6000円で切って周りの知り合い10人に褒められたら、そっちの方が気持ちいいと思うはずなんだけどな☆
いや、以前実際にお客様に言われたことがありますよ自分。
当時は沖縄県那覇市でカット6000円くらいでしたが、
「他のお店で4000円でカットして微妙になるより、6000円払って高橋さんに切って貰ってカッコ良くなって周りに褒めてもらえる方がいいんでこっち来てます☆」
価値と価格を理解してもらえるお客様。
そういったお客様を増やしていけばいいんじゃないですか?
そこの層を集客するようにすればいいんじゃないですか?
自分の得意なジャンルの技術で!
美容師の技術が先に変わって、美容師の考え方が変わらないと。
じゃないとずっと給料苦しいですよ。
大変ですよー。
現実的じゃ無いですよー。
どうしても4000円の方がいいお客様は、それはそれでいいのでは?
自分も価格を上げていくたびに、どうしてもお別れするお客様が出てきます。
面と向かって
「高橋さん、もうその料金じゃちょっと来れないです」
こういうことも言われたことあります。
これ、仕方がないことです。
ただ、新しい価格帯で、期待を持って来てくれるお客様も実際いらっしゃいます。
その層の方々にご満足いただけるように自分達も努力していけばいいのだと思いますよ。
「商売だから」
その概念がどこかに必ず無いと、
美容師って半分ボランティアになってしまったり、部活みたいになってしまいます。
よくわからん古い枠組みに囚われなくてもいいんじゃない!?
自信持っていきましょうよ!変えてけば!?
ただ、それを実現していく枠組みも必要であると思います。
講習とかも、教える側は「教えておしまい」ではなく、そこまでの枠組みを持った講習会なんかをしていった方がいいんじゃないかな。
自分はそういうこと思ってて、考えてます。
美容師って、どんどん経験値積んで、講習で学んで、スキルアップしてクオリティー上がっていってるのに、おかしくない??
施術料金あげましょうよ。じゃないと一生変わらないし、同じステージ。
あなた自身の「価値」をステップアップで上げていきましょうよ。
あげられる仕組みを理解して取り組んでいきましょうよ。
できますよ。
ちゃんとやれば☆
Qoolon 高橋
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