君と俺の縮まらぬ僅かな距離
眼前にいても遠い存在
分かり合えない
どんなに親しくても
愛すれば愛する程
憎しみに侵食されてゆく
悲しい哀しい物語
永遠に溶け合い続けることはできない
理知ある存在
神に似せて作られた
嫉妬深い生物ゆえに
無償の愛に憧れる
しかし愛は愚かながら
学ぶことを忘れがち
受け入れることを忘れがち
持っているものを忘れがち
支えられていることを忘れがち
気づいて欲しいから
二人は距離をもうけられた
愛には絶妙な距離が必要だ
目を覚まし気づきなさい
自分の時間の中に大切な人がいてくれることに