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「人の話を聞く」、とはどう言うことか?

どうも。963です。
今回は、我が家の
「娘が、おじいちゃんの話を全然聞いていない。」問題
について書いてみようと思います。

うちの家族は、私と奥さん、
そして小学生の娘の3人家族です。

近所には、私の実家があり、父が住んでいます。

時々みんなで一緒に食事をするのですが、
おじいちゃんが娘に話しかけても
「うん…。」とか、「あー」とかいって
そっぽを向いていることが多い、
と言うことに気づきました。

娘も10歳を超えて、
いつもスマホをいじっているような年頃です。

はじめその様子を見て、私は、
「おじいちゃんと共通の話題もないから
 話をするのが面倒なのかな?」
とか、
「まあ、自分も自分のおじいちゃんとは
 あまり話した思い出がないし、
 孫とおじいちゃんなんてそんなものかな。」
などと思っていました。

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それが最近になってよく目につくようになり、
娘を注意するようになったのですが
なかなか直そうとしません。

そこで、ある時直接本人に聞いてみました。
すると、
「だって、おじいちゃん
 わたしの話を聞いてくれないんだもん…。」
と言う答えが返ってきました。

【完了していない会話は、会話していないのと同じ】

2人の会話をよーく聞いてみると
会話はしているのですが、噛み合っていない
と言うことに気づきました。

噛み合っていない、というか、
娘の話をおじいちゃんが
別の話に変えていました。

例えばこんな感じです。

娘:今度の土曜日運動会なんだ〜♪
父:そうなんだ。従姉妹のSちゃんの運動会は、
  先週だったらしいよ。
娘:わたし、パスタが好きなの。
父:そうなんだ。おじいちゃんは、
  この間美味しいかき氷のお店を見つけてねぇ。
  今度、ご馳走するから食べに行こう!

ぱっと見、普段何気なく交わされている
会話にも聞こえます。

でも、そうして話題が自分から外れてしまうと、
娘はしょんぼりして、その話をじっと聞いているか、
つまらなさそうにスマホを見ているのでした…。

【会話がずれてしまう時の対処法】

こんな状況を
「LISTEN」(ケイト・マーフィ著)と言う本には
下記のように書かれていました。

夕食でのカジュアルな会話を
100件以上録音して書き起こしたダーバーは、
そこに2種類の対応があるのを見出しました。

この2つのうち、より一般的なのが「ずらす対応」です。
これは、注意を話者から応答者(聞き手)の方へと向けるものです。

もうひとつ、比較的少ないもので、
ディズレーリ(人名)が長けていたのが
「受け止める対応」でした。

これは、応答者がもっと深く理解できるように、
話者にさらなる説明をうながすものです

ケイト・マーフィ著「LISTEN」

お互いに相手に自分のことをわかってもらいたい…。
そう思っているだけなのに、
ちょっとした会話のすれ違いで
心まですれ違ってしまうって
悲しいですよね…。

(ちなみに、私が娘にこんな態度をしてしまうと
「ちゃんと聞いて!」
 と言って直してくれます。娘すごい)

後日、父には、
「もう少し孫の話に耳を傾けてほしい。
 そうしたらおじいちゃんの話も聞いてくれると思うよ。」
そう伝えておきました。

こうした普段の何気ない会話とか
普通と思われているところから
立ち止まってちょっと考えてみる。

そう言うことの積み重ねが
Well-beingにつながっているんじゃないかなぁ。

そう思った出来事でした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました♪

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