週刊ユグド通信Vol.40 Ainが選ぶ未解決伏線百選(前編)
先日のアンケの結果が下記なので未解決伏線の話をすることになりましたが、本当にウチに任せちゃって良いんですね。本気出しますよ?
……と言いたい所ですが、さすがにしょっぱなからマイナーネタに全振りすると「は?」なので今回はなるべくポピュラーなネタに絞ってみるつもりです。
いつか回収される日は来るのでしょうか?
●伏線を解説するにあたって
今回の伏線はAinの独断と偏見に基づいてなるべくポピュラーなネタを選んだつもりですが、あまり知られていないネタもあるでしょうしこれが全てという訳でもありません。また情報ソースが思い出せないケースもあるのであまり過度な期待はしないでください。
●副都編
1.お前らもう付き合っちまえよ①
ギルバート議長とセリーヌ副議長。ギルド同盟評議会結成からの最強コンビで互いを最も理解し信頼しあう二人ですよ。普段は議長呼びのセリーヌさんですけど取り乱すとギル呼びします。議長だって満更じゃないですよね?
2.お前らもう付き合っちまえよ②
戦士ギルドのスレイと法務委員のビルギット。潔癖症で堅物のビルギットは当初がさつなスレイを嫌悪していましたが、人々の日常を守りたい思いは同じだと気付いた二人は互いの違いを認め合いました。しかし奥手な二人は未だ自分の気持ちに向き合えていません。
3.お前らもう付き合っちまえよ③
龍殺しのヴォルグと実践魔導ギルド長アルドラ。元々はアルドラの勘違いでヴォルグを意識してしまいましたが、無神経そうに見えて案外ヴォルグもアルドラをちゃんと見ているんですよね。女性に全く免疫ないヴォルグも意識してしまったのではないですか?
4.‘’磔刑の楔‘’騎士団ってなんなんよ
串刺し公の異名を持つマウリッツが率いるのが‘’磔刑の楔‘’騎士団。ギルドの影響力の強い副都を拠点にする騎士団自体珍しいのですが、彼は聖王国有数の大商人でカインの友人だけどボロなマントを羽織って街をブラブラする謎な人。何者なのでしょうね。
5.放浪ギルド長
ミシディアとアシュリーの師匠であるレンジャーギルド長。副都レンジャー達の憧れでありながら自由人過ぎてギルド設立に興味ない彼を当時のNo.2が頼み込んでスカウトしたそうですが、ほとんどギルドには顔を出しません。実力は確かなようですからいつか出会うのでしょうか。
6.不遇なライダーギルド
副都の主力戦闘系であるライダーギルドのエースと言えば飛天の遊撃手ジグムントですが、戦士ギルドとの差別化が図れないのか彼以外にネームドのライダーが今の今までいませんでした。ここのギルド長ってどんな人なのでしょうね。
7.少年よ大志を抱け?
戦士ギルドの見習いエディ君。フィーナに想いを寄せる彼は3部以降の出番がないのですよね。(4/1のディスりは忘れてください)かつてギルド長シルヴァからも将来有望と目されていましたが、ここまで出番がないと水面下で何かあるのではと勘繰りたくなります。
8.早撃ちのガンマン
前に運営サイドからちらっとこぼれ落ちた噂。早撃ちの狩人ワーグマンには得物を銃に持ち変えたレジェンド版が存在するらしい。この話から六年以上の月日が流れましたが真相は果たして?
9.ドムノ商会
ドムノ商会は副都にある金融業でシルヴァとロレッタの戦友ゼロスの実家。王都陥落の頃は番頭を務めていたゼロスですが今なら頭取は確実。どんな形で義勇軍と接触するのでしょうね。
10.ヴィドックと議長
現アサシンギルド長ヴィドックはギルバート議長のスパイでもあります。あのラザフォードにすら尻尾を掴ませなかった二人の出会いとはどんなものだったのでしょうか。
●聖都編
11.正体不明の十七聖騎士団
先日の踏破イベント(※)で遂に聖鵬騎士団と聖槍騎士団の団長が義勇軍と邂逅を果たしましたね。聖隷の団長とも接点がありましたし残るは聖箴騎士団です。
聖王国の耳目と称されるこの騎士団とはどんな出会いを果たすのでしょう。
(※)『聖輪の轍、聖騎士の道』
12.行方不明の十七聖人
黒の根源の消滅に伴い役目を終えた十七聖人。リリスは神殿長の遺言もあってかつての同僚を探す巡礼の旅を続けています。しかしリリス兄を含めても現在出会えた聖人は五人(※)だけ。残り十人の聖人は何処にいるのでしょうね。少なくとも人目に付くような場所ではなさそうです。
(※)ユーディリア、エンブラント、シュレーミア、シエラスエス、セイノの五人。
13.イルヘルミナの過去
聖鉄鎖騎士団を率いるイルヘルミナは騎士団随一の素行の悪さから貴族や神官からは疎まれていますね。箱入り娘だった彼女は家の没落で長年消息不明となっていましたが、何故か悪名を轟かせていた士官学校に入学します。裏で誰が暗躍していたのでしょうね。
14.‘’清廉の泉‘’騎士団長の秘密
‘’清廉の泉‘’騎士団の由来は同名の泉の管理でしたが、この泉は先の戦いで失われています(※)。それなのに団長のミノアは今でも刺客に狙われる機会が後を絶ちません。更に団をルアンナに任せて単身極秘の任務に従事していることも多いようです。何か秘密があるのでしょうか。
(※)踏破『羽ばたく自由の鷹』参照
15.留学生
ユグド大陸では外海との連携強化を図るために交換留学生を多数送り出しています。その一人が聖騎士マリスなのですが、近況は何度か語られていますが帰って来ませんね。彼は何を得てユグドに戻って来るのでしょうか。
16.団長不明の騎士団
義勇軍と接点のある騎士団の中でも団長不明な所が幾つかあります。トーマスの属していた‘’不変の勝利‘’騎士団、パーシェルが祝福した‘’雷鳴の雲‘’騎士団、エミリアンの属する美意識を追求する‘’典麗たる銀花‘’は個別の名前がある以上今後の活躍が待たれます。
17.十七聖騎士団の由来
聖剣、聖槍、聖杯の各騎士団には由来となった聖遺物が存在しますが、他の十七聖騎士団の由来となった聖遺物や伝説についてはまだ語られていません。いつか語られる日もあるのでしょうか。
18.空席の剣聖
聖王女ユリアナが正式に聖王を襲名して幾ばくかの時間が流れましたが、未だ聖王を守護する‘’剣聖‘’の座は空席のままですね。別の世界線ではアインスロットが兼任するケースもありますが、現行世界ではユリアナも期待していません。先代剣聖テレサにも後継探しを打診しておりアマツやヘリオスが候補として浮上していますが決定打には欠ける模様。次期剣聖は誰に?
19.どうなる聖血騎士団?
聖血騎士団と言えば聖騎士団の中でも序列二位の要人警護に特化した少数精鋭部隊。しかしここの団長ベルヴィードの登場は第2部。団員に至っては第1部になります。留学中のマリスを除けば新版が発表されていない聖騎士は、聖血の三人と聖光のミリエルだけになりました。ミリエルはともかくベルヴィード達は近い内にレジェンドになりそうな予感がします。
20.聖歌隊のトップシークレット
アリエルは性別不詳の聖歌隊。ヘリオスは男だと思っているしトロメア、アポロは女だと思っています。関係ないですけど湖都のナイエルは男装の麗人。更にバレンタイン(愛の聖人の日)ガチャ(※)にもPUされたので性別確定と一部界隈が盛り上がりましたが、ホワイトデー(白き愛の日)にも再登場してチェンクラーを混乱させてくれました。気にはなりますが謎は謎のままが良いのでしょうか?
(※)女性キャラのみPUされたガチャ。男性だけのはホワイトデー(白き愛の日)になります。
●賢者編
21.元卒業候補生
カレン、イザベル、チアリー、ルカナ、レベッカの五人は魔法学園卒業候補生。卒業後はカレン魔法戦士、イザベル便利屋、チアリー魔法奇術師、ルカナ動物学者となりましたが、レベッカは何をしているのでしょうね。イザベル以外の三人は学生時代の夢を叶えた形ですが怠惰で斜に構えた当時のレベッカに将来の夢はない感じです。各人多忙ながらたまに集まっているというのでユグド大陸の何処にはいるのでしょうけど。
22.君たちはなぜ選ばれた
ユニとフェブリアの二人はユルゲン教授(※)に刻印を施された魔導戦士。フェブリアは事故で、ユニは学園に着いた時点で過去の記憶が存在しません。二人とも自身の過去に興味がないので話題にもなりませんが、単に戦災孤児だから拾ったのか特別な意図があったのかは定かではありません。
(※)兵団隊長クラウスの父
23.ヴェルナーの実家の現状
魔法兵団師団長ヴェルナーは名門の生まれだそうですが、兄を溺愛した両親からは勘当同然で家を出されています。その兄も両親の重圧に耐えきれず今は精霊のような存在になってしまいました。他に後継候補がいるのかもしれませんが、世間体を気にしそうな実家はどうなっているのでしょうね。
24.カティアの実家
魔法兵団師団長カティアの家も没落気味とはいえ名門だそうで、彼女の父は家名復権の為に傭兵団を率いていました。この組織は魔法兵団に吸収されてカティアの父は新事業に乗り出すとのことでしたが今は何をしているのでしょうね。
25.クラウスの実家
魔法兵団隊長クラウスの実家も名門の家系のようで、彼の父ユルゲンは亡くなっていますが叔父が健在の模様。クラウスが嫌っていない以上普通の叔父なのでしょうが、ユルゲンとクラウスを生んだ家ですので一族にまだ癖の強い人間がいる可能性は捨てきれません。
26.実践魔導ギルド員
ユグド通信vol.2~6でも取り上げましたが、副都の実践魔導ギルドのメンバー(パルナ、プルナ、ゲッベルツ)は魔法学園と縁が深いのですよね。修行中の双子の出生や進路も気になりますが、ゲッベルツは学生でも教職でもないのに学園に出入りしている理由はまだ想像の域を出ません。
27.魔法少女の遺産
魔法学園の学生リーゼロッテは平均以下の才能を伝説の魔法少女の遺産マジカルロッドで補っています。伝承篇では遺産の一つマジカルコンパクトも出てきましたが遺産は他にもあるようです。
28.アールルの作者って誰?
魔法学園の学生アリーチェ達がハマっているのがマジカルアールルという絵本シリーズ。モデルは実践魔導ギルド長アルドラのようで、近刊では義勇軍モデルのキャラもいるようです。作者については言及されていませんが義勇軍と接点のある人物であることは間違いなさそうです。
29.アドヴェルサス研究室の残党
かつて刻印研究の中心人物であり外道な研究を続けていたアドヴェルサス教授の研究室。現在では研究室は解散に追い込まれ教授も亡くなってしまいました。しかしここの研究員達はなかなかに執念深い連中の集まり。教授を甦らせてでも復讐を考えそうです。
30.古の超賢者
数世代前に力の賢者として名を馳せたトリスメギストス。現在は三賢者を超越した存在‘’超賢者‘’を自称していますが、黒の根源が消滅して以降その姿を見ることはありません。ユグドの外に出るとも思えませんし秘密の研究室で何か企んでいる可能性は多いにありそうです。
●迷宮編
31迷宮山脈の族長
ユグド通信vol.36でも触れましたが土妖精には東西南北の大集落と他の方角に12の集落があります。(更に小さな集落もあります)ところがこの大集落の中で族長が出てきたのは北のバルドルのみ。アイダが西、エイダルが南の出身という描写はありましたが族長や集落の特徴については言及されていません。他の集落も同様で現在出てきた族長は五人(※)だけになります。
(※)北のバルドル、東北東のオルガ、南東のラブラ、北西のモルバ、西南西ドルマ
32.火妖精の権威向上
火妖精の族長ロロは一族の権威向上の為、ユグド各地に火妖精を派遣しています。将来的にはユグドは勿論外海にも火妖精のコミュニティを作りたがっていますが、火妖精がお人好しの世間知らずが多いせいかまだ道半ばのようで目立った活躍をしている域外の火妖精が湖都のチャム=チャムくらいなのですよね。少しは名の知れた火妖精が出てこないものですかね。
33.エルダの恋の行方
土妖精戦士団を率いるエルダの想い。本人は認めたくないようで先送りにしていますが、迷宮山脈では数少ないラブコメ要員なので今後の展開が気になります。
34.カガクはどこまで進歩しているのでしょう
魔法学園を卒業後はイザヤ教授の助手をしつつ迷宮山脈に研究室を設けたからくり魔術師のクリオラ。蒸気機関に優れた鉄煙との交流も盛んになり、謀略や潜艦の技術も徐々に浸透しそうな昨今。カガクの現在地は何処でしょうね。
35.迷宮山脈世代交代の予感
大族長バルドルは先の戦いでの怪我が引き金となってオルガに大族長の座を譲りました。まだ北の族長の座を明け渡した描写はありませんが、趣味の鍛冶に没頭したいでしょうし誰かに後継を委ねそうですよね。それに南東の族長の娘であるマリーダも父の後を継ぐ日は遠くないものと思われます。
●湖都編
36.アベリアと奇病
エシャルとイザークの母アベリアは体が石化する奇病に侵されていました。ユグド世界には過去にも石化の事例はある(※)ので前例がない訳でもありませんが、何故彼女だけが罹患したのかは謎に包まれています。
(※)第3部の白化やケ者が使う太陽の力に似た現象があります。
37.輝ける星屑の成り立ち
アースラが率いる劇団‘’輝ける星屑‘’も元々は盗賊の類いだったそうですね。何で鞍替えを考えたのでしょう。‘’砂の薔薇‘’のハーフィズといい盗賊というものは演劇が好きなのですかね。
38.不幸男
盗賊‘’悲しき笛‘’を率いるヒシャム。彼は副都のソリティに負けず劣らずの不幸体質なのに何故か人望に厚く、新月の歌姫シャディアを狙っていた時の情報源も二ツ星の双子とは別ルートのようです。彼の経歴も謎が多いですね。
39.古代魔法王国
かつてユグドを支配していたという古代魔法王国の首都が砂漠の湖都だったそうです。しかし王国は滅亡して一帯も砂漠化したと言われています。滅亡の要因は何だったのでしょうね。
40.ワドゥドゥって誰よ?
人気投票の最後尾に名前を連ねているので覚えている方もいるかと思いますが、初登場はエシャル篇の王立舞台選考会でアシュリナ女王と共に審査員を努めていました。その後は竜湖祭でも顔を見せましたが、職業はおろか主人公達と面識すらありません。湖都人ではありますが、ぶっちゃけ何者なのでしょうね。
●精霊編
41.風の渡り手
海風の氏族には外洋の海洋生物の加護を受けた‘’大海の渡り手‘’がいます。一方鳥達の加護を受けた‘’風の渡り手‘’はあまり一般的ではありません。白鳥のボニートが該当しますが、ハクトウワシのアギーラを入れても二人だけ。残りの渡り手は何処にいるのでしょうね。(渡り鳥と一緒に旅の空だったりするですかね)
42.ベルダッド誕生秘話
ロスカァは夢の自堕落生活の為に万能型ゴーレムのベルダッドを製造しましたが、その技術は何処で得たのでしょうね。世界樹の図書館? 賢者の塔? どちらにしても安易に得られる知識ではないので何かきっかけとなる出来事がありそうですね。
43.セレステの故郷
ユグド世界は約五万年周期で五百万回の滅亡と再生を繰り返しました。そんな最初のユグド世界に異界から現れた機械の女神セレステ。彼女の世界とユグド世界の時間周期が同じとは限りませんが、遥か昔に滅亡した要因はなんだったのでしょうね。(その世界に妖精がいたかについては運営は明言を避けています)
44.運命の三矢
闘争、繁栄、滅亡を司る三本の矢。闘争の矢は年代記の使徒であるカルネロが、繁栄の矢は海風の女王オルオレータが預かり、滅亡の矢は千河の長ラファーガの手に渡っていました。あの時の矢は今は何処にあるのでしょうね。大樹の長アルボールに返されたのか、今でも三人が持っているのか。
45.ゴゴラニムガって何者なんでしょう
分解者の女王ラウトに従う穢れの使徒ゴゴラニムガ。
言葉も通じないし森妖精でもなさそうですけど何者なのでしょうね。穢れの島にはユグド大陸を追われた魔物や動物の類いも集まってラウトに従っているそうなのでその内の一種なのでしょうか。
●九領編
46.アマツにはなぜ角がない?
アマツも九領が生んだ鬼の子の筈なのですが角がない。九領の鬼達の血統は他種族との混雑が激しく角の本数も耳の形も千差万別なのだそうです。一説によれば鬼達の先祖である鬼妖精には角がない時代があったそうなのでアマツは先祖返りなのでしょうか。それとも他に理由が?
47.ヨシツグの病
第二領主のヨシツグはある時突然病を発症しました。あまりに唐突な上にその瞬間に不思議な鳥の姿が目撃されています。あれは本当に呪いではなく病なのでしょうか。
48.野心衰えず
先代筆頭のゲンリュウサイ。災いの源の名を持つこの男は今でも九領掌握を目論見、冥府魔導流や妖怪達と手を組んでいます。オロチの一件では協力してくれましたが何れ再び災いを成すことでしょう。
49.三領本家
第三領は本家筋の御家騒動で長きに渡り内乱が続いていました。そんな疲弊した両者を平らげ領地を簒奪したのが現領主のズイハ。しかし伏せっていた先代領主とその息子達についてはあまり多くを語られていません。弟のセミマルは義勇軍経験者でもありますが、今も何者かに奪われた‘’鬼神党‘’党首の証を探しているのでしょうか。
50.守護霊獣ってなんなのさ
弟分の妖狐コシロ共々第四領の守護霊獣になったイナミ。守護霊獣の話は養母から聞いていたのでしょうが、本人は意味をさっぱり理解していません。本来の役割とはなんなのでしょうね。
後記
話が長くなってしまったので今回はここまで。次回は外海からの気になる伏線をピックアップ予定。
実は今回の範囲だけでも意図的に触れなかった伏線が幾つかあります。ちょっとマニアックな話も多いので今回の反応次第で続編をやるか検討します。
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