週刊ユグド通信Vol.5『少数精鋭・実践魔導ギルドⅣ』
前回に引き続き実践魔導ギルドのメンバーを深掘りしていく企画第二弾。今回は不思議な不思議な双子パルナとプルナについて考察したいと思います。
双生の双子パルナ&プルナ
実践魔導ギルドに限らず聖王国のギルド群の中でも最も精神的に幼いのがこの二人。
プルナの方がお姉さんではあるものの普段意識する程の差異はありません。義勇軍にいる双子の中でもこの二人はちょっと特別な感じがします。
魔導ギルドの双子
元々パルナとプルナは魔導ギルドに属しています。
義勇軍の旅立ち後まもなく魔導ギルドから参加してくれました。その後は修行を兼ねて魔法学園に編入。
リーゼロッテ(※)と共に魔女っ子軍団として活躍中。
割と淡白な解説に終わってしまいましたね。
ぶっちゃけ双子は魔女っ子軍団以外での活躍がほとんどないのですよ。なので二人の生い立ちについて考察してみようと思います。
※)魔法兵団を兼任する魔法学園の生徒(賢者)
双子の出生の秘密
そもそも双子の年齢は幾つなのでしょうね。
義勇軍にはフーコ(※1)のように年齢以上に幼い印象のメンバーもいます。
双子も成長していない訳ではないのですが、その成長は常人より緩やかな印象があります。
次に気になるのは双子の両親について。
義勇軍の誰もが疑問に思いませんが、両親の話がまるで出てこない。アルドラがどういう事情でギルドに招き入れたのかは定かではないのですが、魔導ギルドが給食制(※2)を導入している理由は双子がいるからなのだそうです。少なくとも実家からギルドに通っている感じではないですね。かといって戦災孤児という描写もない。或いはゴーレムや魔法生物の類いという可能性も考えましたが、身体は成長しているのでその可能性も低そうです。
最後に肝心要のギルドに入団した理由はなんだったのでしょう。二人は魔法学園に通学しながらも籍はギルドに置いています。
二人が学園に編入した理由はギルド(アルドラかな?)から勉強に行ってこいとのこと。(※3)
要は天性の才を認められてギルド入りはしたものの、あまりに基礎が疎かだったのでしょうね。
アルドラがなりふり構わず才ある志願者をギルド入りさせていたとしたら二人の身元調査を行っていない可能性もあります。
※1)第九領忍軍のクノイチ(九領)
※2)『万象の大魔導師アルドラ』参照
※3)『賢者の塔・外伝』参照
双子の正体とは?
ここからは完全に筆者の妄想になりますが、双子は人間ではないのではないでしょうか。
昔『ソウル&ソード』(※)という作品にチャランとポランという双子の魔法使いの女の子が出てきました。
主人公は二人の母ヤンチャから親戚の家に双子を送ってほしいと依頼を受けたのに、その人は親戚ではない上に母親は蒸発。双子の世話を押し付けられるというとんでも展開になります。(最終的には島を離れる際に仲間の老魔法使いが面倒を見てくれるのですけど)
この母親が実は人間ではなく(天使)、修行の為に信頼がおけそうな冒険者に娘を託したというオチが真エンドで語られます。
パルナとプルナが天使とは限りませんが、竜を始めとするユグド世界の魔物や妖精の可能性はありえるかもしれません。
※)ZAMUSE(バンプレスト系列)のSFC用ソフト。ヴァルカノンという島を舞台に冒険者の主人公リックがクエストを攻略していくフリーシナリオRPG。クエストの達成率でEDが変わるが魔王討伐的な目的はない。開発はパンドラボックス。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?