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週刊ユグド通信Vol.26『if世界の検証、考察』

 チェンクロ第4部『ifの世界』が始まりました。
新世界としては6つ目のifの世界は赤い彼岸花が世界を覆い尽くすユグド世界と似て非なる世界。
今回Ainはユグド世界とif世界の気になる差異を賢者の塔を中心に検証、考察したいと思います。


注意

ここから先はif世界のネタバレが含まれます。

ユグドとifの時間軸は平行であるか?

ユグド世界の黒の軍勢は約六年前に義勇軍を中心としたユグド連合軍によって撃退されました。
一方のif世界では地域毎に世界線のズレはあるものの黒の軍勢との戦いが続いています。黒の軍勢が跋扈する以上if世界の時間軸は六年前のユグドと同一に見えるかもしれません。しかしif世界の仲間の外見を見る限りはユグド世界とif世界の時間軸はほぼ同じと見ていいでしょう。それでは検証スタート。

1.フリージアとソーニャ

 if世界でも許嫁を失ったショックで永眠していたフリージアを目覚めさせたのはソーニャになります。
この後ユグド世界のソーニャは義勇軍と共に黒の軍勢との戦いに望み、フリージアは迷宮山脈で修行に勤しんでいました。一方義勇軍の存在しないif世界のソーニャはフリージアと共に学園に戻り休暇を利用してユグド各地を観光しています。

まずこの時点でif世界の黒の軍勢の侵攻はユグド世界よりも遅いことが窺えます。(※1)
少なくとも王都に兵団だけでなく学生まで援軍に送るくらいですから、この段階ではまだ王都は陥落していない(※2)のでしょう。これがフリージアにとっての悲劇の始まりとなります。

2.黒の軍勢の罠

王都に援軍として駆けつけた学生達ではありますが敵の猛攻は想定以上に激しく、【伝承】魔法兵団学生伝を想起する状況。そんな中フリージアは黒の軍勢の一体が身に付けたネックレスに目を疑います。

これがデジャヴなのですよね。外見が異なるので別個体とは思われますが、かつて同じ手段を用いた黒の軍勢がユグド世界にもいました。

黒の軍勢の常套手段なのでしょうか。

これが偶然なのかクラリスのポジションにフリージアが立たされたのかは定かではありませんが、もし後者の場合はクラリスの運命にも変化があるかもしれません。

(※1)当時のユグド世界では観光ができるゆとりはありませんでした。
(※2)逃げ惑う市民の姿が確認できます。

3.チャーノしかいない魔法兵団

生命の賢者ディルマは新米で運命の賢者もファティマではないif世界。チャーノは上司や後輩が亡くなってしまった為に師団長に抜擢されました。

先代師団長の喋り方を見ると男の師団長のようですがヴェルナーではない模様。チャーノが師団長を努める以上はユグド世界の師団長はおろか隊長級もいないのでしょうね。これが事前に幹部候補が暗殺されたからなのか元から(兵団には)いないかは現時点では定かではありません。

しかしチャーノはユグド世界ではまだ学生団員です。
同期にはクリスティンやリーゼロッテといったチャーノより目立ちたがりがいます。二人の姿もない以上は兵団にいる義勇軍関係者は本当にチャーノ一人なのでしょうね。更に師団長になって数年の時間が経過していることからもユグド世界とは平行した時間軸と捉えて良さそうです。

4.運命の賢者は誰?

チャーノはファティマを知らないし運命の賢者の名前は怖くて言いたくないとのこと。
先代の賢者はバルタザーリに違いないでしょう。あの老人は賢者の塔建設当時から三賢者のポジションにいそうですからね。(それ故にif世界でも寿命でしょうけど)ではファティマを弟子に採らなかった世界線において運命の賢者は誰なのかを検証したいと思います。

まずこの世界には義勇軍が存在しません。ということは十七聖人も兼ねるバルタザーリの役割も変化するかもしれません。そうなるとかつてスカウトを断ったあの男が賢者になっている世界線もあり得るのではないでしょうか。

明言はされていませんがぽいですよね。

まとめ

それでは今回の話を要約してみます。

  1. 黒の軍勢の侵攻はユグド世界より緩やかな印象。

  2. まだユグドを観光できるゆとりがある。

  3. 学生でも送れる程度には王都は最前線ではない。

  4. ユグド世界同様にネックレスを罠にする黒の軍勢がいる。

  5. チャーノ以外に義勇軍の兵団員はいなそう

  6. チャーノが師団長になって数年が経過

  7. ザエルが運命の賢者になる?

以上が今回の検証結果になります。あの世界が何故ユグドと同じ姿なのか、あの世界に黒の王はいるのか、妖精はどんな姿をしているのか、まだまだ分からないことだらけですね。

今回は検証範囲外なので触れませんでしたが、if世界のヘリオスは雰囲気が黒の王に似ています。もしかするとヘリオスがこの世界における黒の王のポジションなのかもしれません。ならばヘリオスが闇落ちする要因はトロメアしかいません(※1)。そうなると側に寄り添うのは魔神エイレヌスではなく、この世界の妖精でアポロだったりするのでしょうか。

そしてこの世界の義勇軍隊長に相当する少女アロルを狙う通信機の男(※2)ですが、この世界における黒騎士(※3)なのではないでしょうか。それで表の顔はフィーナの男版に相当して、自らを黒魔術師と名乗る魔神だったら個人的には胸熱なのですけど。

(※1)世界の滅亡や義勇軍が存在しなければシャロンと出会う機会はなくなりそうですよね。
(※2)ifヘリオス達のボスらしいが正体不明
(※3)過去世界の義勇軍隊長の成れの果て

今回は以上です。

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