週刊ユグド通信Vol.10『十七聖騎士団Ⅱ』
今回も聖騎士団の主力部隊の話になります。
第六位【聖光騎士団】
団長のリフレットや将のミリエルのような力自慢が揃っている点から重騎士主体の部隊と推測される。聖光の由来は不明。
【団長】
・リフレット
聖騎士団有数の巨体を誇り巨大なハンマーで敵を粉砕する力自慢。性格は穏やかで天然な大食漢。
元々は孤児で‘’清廉の泉‘’騎士団に抜擢されていたが、王都陥落に伴う大規模再編の折に聖光の団長に任命される。一部貴族や騎士からは疎まれているものの本人は至って気にしない。‘’鋼鉄の血‘’騎士団の団長バクストンは義兄に当たる。聖戦のローエンディアとは同期。
【団員】
・ミリエル
団長に負けず劣らずの力自慢で大食漢な聖光騎士団の将を務める女性。鍛練を欠かさない生真面目な性格で脳筋。飾らない人柄から男女問わず慕われておりFCが存在する。あまり知られていないがバイセクシャルでもある。
第七位【聖鉄鎖騎士団】
元々は異端者や異教徒を処罰する粛清部隊。
現在では聖鉄鎖の名を掲げる程の敵がいないことから役職は形骸化している。聖鉄鎖の由来は不明。
【団長】
・イルヘルミナ
元々は名門貴族の箱入りお嬢様だったが、ある事件をきっかけに家は没落。紆余曲折を経て士官学校に入学する頃には周囲に悪名を轟かせていた。
現在でも自由奔放豪放磊落な素行に貴族や神官達は眉を潜めるものの悪い噂さもどこ吹く風。
圧倒的な実力で反対派に有無を言わせない。
聖域のウェイン、聖戦のダナディとは幼なじみ。
第八位【聖杯騎士団】
聖杯の探索、守護を担う騎士団。かつてパーシェル(※)の先祖が持ちかえったとされる聖杯は失われて久しく、所在はおろか存在そのものが伝説化している。
(※)聖剣騎士団の将
【団長】
・オルドレード
額に聖人の証とされる‘’聖印‘’を持って生まれ聖杯騎士団を率いながらも野望の強さ故か聖人候補から除外された男。黒の軍勢への対抗手段に古の軍神の力を用い戦乱を招こうとして一度は聖王国を追放されたが、黒の王討伐への貢献から復職。大義の為なら手段を選ばない姿勢は賛否あるものの、未来を築く礎となるなら踏み台で終わることも厭わない姿は多くの信望を集めている。
【団員】
・カデッサ
白騎士の称号を持つ聖杯騎士団の将。敬愛する義父オルドレードが騎士団を追放された折には自らも大義を信じてお尋ね者として聖王国と敵対していた。
黒の因子を吸収することで狂戦士の力を発動する軍神の民の生き残り。現在は義父と共に騎士団へ複役を果たして活動中。狂戦士のルークは兄に当たる。
第九位【聖刻騎士団】
団員全員が聖王国外の出身者で固められた外人部隊。
思想文化を異にする団員を束ねるべく規律に厳しい。
かつては規律だけが団を束ねる唯一の手段だったが、最近は団長への信頼感が増したことから規律に頼らずとも部下達が率先して行動するようになった模様。
聖刻の由来は不明。
【団長】
・パメラス
奴隷商人から救ってくれた当時の団長に憧れ、聖刻騎士団の団長にまで登り詰めた湖都出身の女性。
寄せ集めの荒くれ蛮族揃いの騎士団を束ねるべく人一倍に国家と規律に忠義を尽くす。義勇軍出向での経験から最近は個性も尊重するようになってはきたが、染み付いた堅物な信念はなかなかに揺らがない。
第十位【聖廟騎士団】
聖王家の墓所でもある聖人廟の管理運用を担う騎士団。『戦場こそ、我らの聖廟と心得よ!』
【団長】
・シンフォニア
門閥貴族の出身ながら明るく朗らかな人柄から絢爛の騎士と慕われる女性。聖騎士団の再編に伴い聖剣騎士団から団長に抜擢。飾らぬ姿勢と前向きで真摯な行動力から新しい部下達からの信頼も徐々に高まりつつある。しかし過保護な父の前では年頃の娘な一面も。
同期の聖戦のアレスとは何かとウマが合う。
【団員】
・エリア
鋭い目付きの聖廟騎士団員。元レンジャーの技能を活かし索敵や遊撃を得意とする。
後記
次回は十一~十七聖騎士団について解説予定。
ただし一部騎士団についてはほとんど語れる情報がないことはご了承下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?