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週刊ユグド通信Vol.95『新世界と妖精』

  チェンクロ第4部もいよいよ最終決戦が迫りました。この戦いにはこれまでに義勇軍が訪れた新世界の妖精達も集結します。そこで今回は各世界の妖精と根源素をおさらいしたいと思います。(今回はバリバリ妖精関連のネタバレを含みますのでご注意下さい)



1.ユグド世界

1.ユグド世界の妖精

ユグド世界の妖精

  主人公達が住むユグド世界の守護妖精はピリカですが本人は自分の出自を全く知りません。まあユグド世界は滅亡と再生を運命付けられていたので何も与えない方が世界根源(※)的に都合が良かったからかもしれませんね。ユグド世界には他にもアポロとニピカという妖精がいますが二人は出自が特殊でアポロは元々クロニクルの欠片として、ニピカは世界根源の意思を伝える代弁者として生まれました。それぞれ本来の役割は全うしてしまいましたがニピカは新たな使命の元に影ながら主人公を支えています。

2.ユグド世界の根源素

 ユグド世界の根源素はマナ。ユグド世界の生きとし生けるものは全て生命力としてマナを宿しており、魔法の使用や鉄煙人が身体の機械を動かすのに欠かせない要素。生命は亡くなると身体からマナが放出され世界樹にある聖域の最奥にあるマナの循環でひとつとなりやがて新たな生命へと生まれ変わります。

 これはユグド大陸の世界樹に限ったものではないようで世界中の世界樹の亜種の根も聖域に繋がっている模様。尚最北の大陸ではマナをプラーナと呼称しています。

2.幻獣世界

1.幻獣世界の妖精

幻獣世界の妖精

 幻獣世界の妖精メネフは姿こそ愛らしいが性格は刹那的で無邪気。これは幻獣世界が原初の幻獣から連面と続く戦いの末に築かれた屍の上に発展してきた世界であることから、敵意を持たれにくい姿を模索した結果とのこと。メネフにとっては戦いを繰り広げることで世界を拡張することを使命としているが単純に自身が楽しいかが判断基準となっている。

 メネフはこの世界の幻獣に一定の影響力はあるものの自身の手駒を持っていないことから灰の骸を使役していた。

2.幻獣世界の根源素

 幻獣世界の根源素は『幻獣の意思』。ユグド世界のマナに性質は似ていますが、この世界には輪廻転生という概念はないようで亡くなった幻獣の身体は海と大地を形作り魂は幻獣の意思として世界を漂う模様。イメージ的にはユグド世界の精霊に近いものの信仰というものが存在しないことから有象無象が折り重なり、その中でも強い自我を持ったもの達は義勇軍に力を貸してくれました。逆に自我が弱かったり怨み辛みを募らせた者は破壊の意思の一端として取り込まれたり、自我もなく漂っているものはマナ代わりに活用することも可能なようです。

3.謀略世界

1.謀略の妖精

謀略の妖精

 謀略世界の妖精キュリオがこの世界をどのように管理してきたかは定かではありませんが、かつて渡世の一族がこの世界にやってきた後は長い眠りについていたとされます。しかしいざ目覚めて見ればこの世界の根源素が枯渇してしまったことから一部の人間と共謀してユグド世界を侵略しました。メネフも手駒がいないことから灰の骸を使役していました。

2.謀略の根源素

 謀略世界の根源素『クーロン』はマナと似て非なるもの。性質的には電流に相当するものだがクーロン氣法という魔法に相当する技術が存在。この世界の人間は銃火器や刃物を愛用することが多いことからあまり普及はしていない。

4.遊戯世界

1.遊戯の妖精

遊戯世界の妖精

 遊戯の世界は長年に渡り人間と魔族の対立が繰り返されることで均衡を保ったらきた世界。妖精のシビリーは代々の勇者を導き魔王を倒すことを使命としていたが、勇者ヴェイジと魔王エストリアがこの世界の理不尽さに一致団結して自らを封印。魔族が地上から姿を消したことで勇者の存在は次第に忘れ去られ、人間達が徐々に増長することに耐えかねたシビリーは世界を勇者の伝説を再現した遊園地に変えてしまう。

 性格はワガママで神経質なシビリーは歴代勇者の中でも特にヴェイジへの思い入れが強かったことが世界改変の引き金となりました。シビリー自身はあまり戦闘は得意ではありませんが警備人形を召喚して戦わせることが出来ます。

2.遊戯の根源素

 遊戯世界の根源素は『魔力』特に魔族はその力が圧倒的に強いので、かつての戦いで人間達は技術や知識で対抗していました。

5.神仙の世界

1.神仙の妖精

神仙の妖精

 神仙の世界が如何なる滅亡を抱えていたのかは定かではありませんが、妖精は滅びに対抗し得る手段として不老不死を生み出そうと資質のある者を誘い人間を超越した存在『仙徒』を生み出しました。それでも不老不死には届かず妖精は宝核を与えることで至宝を発現させて仙徒の魂の進化を促しましたが、結果的に仙徒は人間や大地を巻き込む惨事を引き起こします。

 仙徒達の争いで守るべき者を失った神仙は二度と悲劇が繰り返されないようにと妖精の力を取り込み、仙徒を含む生きとし生ける者全ての魂を管理すべく龍脈の集う崑崙山に桃源郷を計画した。

 神仙の妖精に悪気はなく性格も至って真面目で礼儀正しいですが、長い間神仙に取り込まれていたせいで現在は別な姿に変化できない模様。

2.神仙の根源素

 神仙の世界にマナに相当する根源素は『陰陽の気』これはある程度訓練をしないとマナとは使い勝手が違うので、そういう意味ではクーロンに近い部分があるとも言えます。

6.潜艦の世界

1.潜艦の妖精

潜艦の妖精

 潜艦の世界は大地が融解するという原因不明の現象に悩まされていました。ヴォーゲンハートを始めとする研究者達も尽力しましたし妖精であるサリューも微力ながら力を貸したものの妻子を失い絶望していたヴォーゲンハートを見るに見かねたサリューは彼の亡き妻の姿で彼を夢の世界に誘いました。

 サリューは元々男の研究者としてヴォーゲンハートの側にいましたが、夢の世界では亡き妻の姿を模しています。配下という訳でもないでしょうがブレイカーは呼べるみたいです。

2.潜艦の根源素

  潜艦世界の根源素『ソールト』は海に満ちる生命エネルギーでユグド世界のマナに近い性質を持っており植物の成長を促したり機械を動かしたりできる。しかし原因不明の現象で大地のソールトは全て海に流出融解してしまった為、この世界の人々は海底に都市を築いて生活しています。

7.ifの世界

1.ifの妖精

if世界の妖精

 if世界の妖精は窮地に陥ったミフ王国を救う為にあらゆる願いを叶えるifの力を行使しましたが王国は滅亡。ifの力を引き継いだアロルの絶望から生まれた願いは、この世界を異なる世界線で繋がれたユグドifへと変容させることとなり妖精自身も世界改変でかなり弱ってしまって姿は変えられないようです。

2.ifの根源素

 ifとはゆえここはユグド世界。通常のマナもありますが、この世界独自のシステム『if』も存在します。ifは願いの力。本来はその力の強大さ故に長年に渡って封印されていましたが、滅亡の危機に瀕したミフ王国を救う為レイセウス王は禁断の力を頼ります。ifの力は決して無尽蔵ではなく何か願いを叶えれば代償に何かを失うこととなります。妖精も王もただ世界と民の幸せを願った筈だったのに、全てが裏目に出た王は全ての民にifを開放することで事態の収拾を期待しましたが相反する願いの衝突で王国は滅亡します。

今となってはifの力を行使できるのもミフ王国の王家に連なる者を残すのみとなりましたが、ifの力の残滓は彼岸花という形で現在もif世界に残されています。

8.幽夜の世界

1.幽夜の妖精

幽夜世界の妖精

 幽夜世界の妖精ハクヒはわりと達観していました。現世の出生率が低下してやがて現世と幽夜の双方が滅ぶとしても半ば已む無しと諦めているくらいに。そもそも面識のない主人公とピリカの姿を見て驚くくらいですから妖精ネットワーク(?)ではわりと有名になってしまったのでしょうね。それでも彼はユグド世界に介入してまでどうこうするつもりはないようでした。召喚とは違いますが式神は使役できるようです。

2.幽夜の根源素

 幽夜の根源素になるのが『霊気』これがないと幽夜の彷徨える亡霊を成仏させることは出来ません。幽夜隊の隊服にはハクヒが力を込めているのでぶっちゃけ万人が使えてしまうのも少々問題かも。(逆に無傷とはいえ隊服借りる前のテレサに切り刻まれた亡霊は気の毒でした)

9.奈落の世界

1.奈落の妖精

奈落世界の妖精の代理人

 奈落の世界ヘルドラ大陸には特定の妖精は存在しません。この世界の妖精に相当するのが精霊達。その思考信条は十人十色で人間に友好的なものもいれば憎悪を抱くものに無関心なものまで千差万別。そんな精霊達の意見をまとめる幹事を務めるのがヘルドラになります。

2.奈落の根源素

 奈落の世界での根源素という訳ではないですが、この世界固有の力が籠手の魔石に宿った『精霊』になります。

10.新世界の力は誰でも使えるの?

 今回はチェンクロ第4部の各世界の妖精と根源素のおさらいでしたが、ウチ的にもわりとうろ覚えなのですよね。最後に各世界固有の力が万人向けか固有スキルかも振り返ってみましょう。

○=誰でも使える力
△=制限はあるけど一応誰でも使える
✕=選抜メンバー限定

幻獣世界(✕)

 幻獣との相性があるので誰でもとはいきません。

謀略世界(△)

 スパイか怪盗の訓練を受ければ一応クーロンは使用可能。

遊戯世界(○)

  キャスト衣装を着れば誰でも力は行使出来ます。

神仙世界(△)

 資質がないと宝核は反応しません。陰陽の気もある程度訓練が必要になります。

潜艦世界(○)

 乗員服と軍服がありますがどちらでもソールトは扱えます。あとは好みで使い分けですかね。

if世界(✕)

 誰でもどころかユグド世界の面々は新たな力を得ていません。(一体化すると能力は上がりますけど)

幽夜世界(○)

 ある意味一番フリーダム。幽夜隊の隊服を羽織れば誰でも霊気を扱えます。使い道は亡霊を成仏させるくらいですけどね。

奈落世界(✕)

 精霊は幻獣以上に気難しい連中が多く幻獣の意思は招待と呼べなくもなかったですが、こちらは中々に手強いです。クラリスなんてとうとう籠手は使えませんでした。

今回は以上になります。

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