週刊ユグド通信Vol.28『不和の魔神トルウァトス』後編
8.不和の魔神誕生【踏破・義勇軍相撃】
かつてユグド大陸とは異なる地にある王国に才色兼備な外交官がいました。彼女は黒の軍勢の脅威に対抗すべく戦争中だった祖国と近隣国の和平交渉に奔走。後は条約の調印式を残すまでになりましたが、国内の強硬派が実権を奪い和平案は破棄されてしまいます。
対立する国々と黒の軍勢による三つ巴の戦いは激化を極め次第に両国は黒の軍勢に蹂躙されていきます。
しかし彼女は仲間と共に平和を求めて尽力しました。けれど最後は味方に裏切られ国を追われ、それでも帰還を目指して仲間達と議論を重ねますが最後には再び裏切られてしまいます。そうして滅びゆく祖国を目の当たりした彼女は絶望に呑み込まれ、悪意と争いを振り撒く魔神へと変貌してしまいました。
9.手を掴む【踏破・義勇軍相撃】
自身のかつての境遇と重ねて隊長の籠絡を目論むトルウァトスでしたが、彼は差し伸べられた手を掴むどころか自ら手を差し出しトルウァトスを呆れさせます。人の意志など儚いもの、いずれは失われるものだとしても彼の信念は決して揺るぎません。それが如何なる結末を迎えるのか、トルウァトスはそんな彼の行く末を側で見守ることにしました。
10.和解【踏破・義勇軍相撃】
トルウァトスを連れて副都を目指す義勇軍に対して副都ギルド軍も防戦体制で待ち構えています。
議長と戦士長シルヴァは隊長との接触を模索しますが、魔神の姿がある以上迂闊には近づくことが出来ません。そこで隊長とは縁の深いカインが前線に出てきたのでどうにか事情を説明したい所ですが、彼の背後にはアサシンが控えており迂闊に手心を加えればアサシンがどう動くか分かりません。
どうにかアサシンを撃退し一連の事件の黒幕がラザフォードであることが伝わった義勇軍はラザフォードの隠れ家を強襲。戦闘の末に彼が入れ知恵した反議会派を捕縛して議長の元へ帰還。トルウァトスは義勇軍預かりということで議長は今回の事件の幕を引きます。
11.決別【Gサーガ魔神篇】
それから五年間。隊長の影に潜んでたまに顔を出しては助言や煽りを続けるトルウァトスでしたが、ユグド世界の危機に何者かが魔神達の精神に介入して操ろうとしてきます。しかも相手の正体を探りに行ったトルウァトスは身体を乗っ取られてしまいました。彼女の安否を心配した魔神三人娘(※)は隊長を連れて意識の狭間にいるトルウァトスを迎えに行きます。やがて世界の危機を防ぐべく魔神達は深淵の渦に…
(※)コロパティロン、アルミルス、サプラスのこと。
12.新たな旅路【ifの世界】
深淵の渦の戦いから暫くは義勇軍本部に居着きながら義勇軍の仲間達の周りに神出鬼没していたトルウァトスですが、遂に万象鏡(※)に選ばれ異世界への旅に同行することとなりました。旅はまだ続きます。
(※)ユグド世界と異世界を結ぶ謎の遠眼鏡。
如何だったでしょうか。以上がトルウァトスの絡む物語になります。細かい所では彼女のキャラクエストもあるにはありますが、そちらはトルウァトスの日常風景と義勇軍メンバーとの交流が主になるので今回は割愛します。今回は以上です。