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週刊ユグド通信Vol.77『魔神今昔4』
天魔の話も終わり残る魔神も残り僅か……いえいえネームド魔神はまだ10体以上も残っていますよ。そんな訳で今回はこれまでに紹介のタイミングを逃したりした面々の話でもしましょうか。あなたは何人知っていますか?
10.チャレンジクエストの魔神
チャレンジクエスト(以下チャレクエ)はチェンクロの高難易度クエストになります。このチャレクエで仲間になる魔神は二人おり、最近はインフレの影響でクリアは容易いでしょうけどそれぞれクリア条件が異なります。それを紹介する前に忘れた人もいるでしょうからテンプレも載せておきますね。
初出「義勇軍との初邂逅」
出身「出身地」
職業「元所属、現在の仕事」
変化「魔神化による身体の変化(※)」
降臨「ユグドに降り立った地域」
特効「襲来イベントのみ」
妄執「叶わなかった願い、欲したもの」
罪状「主だった被害状況」
記憶「人間(?)だった頃の記憶の有無」
精神「正気か暴走状態か」
現状「現在の主な所在地」
解説「筆者より一言」
(※)確認できる範囲になります。
58.復讐の魔神ザレン
![](https://assets.st-note.com/img/1713708539051-FQ3P4GJCjd.jpg?width=1200)
初出「強者たちの洞窟・序」
出身「とある大陸」
職業「元騎士団長」
変化「不明」
降臨「聖王国『魔の山』」
特効「なし」
妄執「復讐」
罪状「強者たちの洞窟と王都の玉座で戦士ギルド員を守護者たちの神殿で騎士団員を襲撃他」
記憶「ほぼ無し」
精神「暴走」
現状「魔物相手に破壊衝動を発散している」
解説「身体と鎧が一体化してそうですよね」
59.威厳の魔神ハウェン
![](https://assets.st-note.com/img/1713710791726-GWcRHSKp2h.jpg?width=1200)
初出「新世代たちの挑戦・序章」
出身「天の国」
職業「王女」
変化「なし」
降臨「王都他」
特効「新世代」
妄執「人々の羨望」
罪状「ユグド各地で人々を洗脳し信者を募った」
記憶「あり」
精神「やや暴走」
現状「地道にアイドル活動をしている」
解説「ただ人々に愛されたかった」
11.いつか出会う魔神
まさかのこの記事の執筆中にタブリスが実装されてしまったのでタブリスだけ追記加えておきますね。
60.制約の魔神タブリス
![](https://assets.st-note.com/img/1714816440644-Tj7SEZZIzZ.jpg?width=1200)
初出「チェンスト.20『楽園崩壊』」
出身「とある大陸」
職業「大陸随一の魔術師」
変化「あり」
降臨「鉄煙の大陸→副都→奈落の世界」
特効「猛き闘士リオン、鳥瞰の銃士ビスケ」
妄執「自由を縛られるくらいなら私が縛る」
罪状「鉄煙のクーデターに加担他、異界の力を用いてユグド世界の滅亡を目論む」
記憶「あり」
精神「(レイド時は)暴走」
現状「当面は奈落の世界」
解説「素顔は著者(まっつん!)にも謎とのこと」
(※)鉄煙、サクラ大戦、P5、新サクラ大戦、奈落
61.ミスラン
![](https://assets.st-note.com/img/1713893069775-PwcWQwipPY.jpg?width=1200)
かつて交流のあったとある大陸の王の密告により黒の軍勢に滅亡させられた海の王国(人魚の国)の王女。王国滅亡の要因となった地上壊滅を目論む。
62.アゼウフ(仮)
![](https://assets.st-note.com/img/1713894874405-gWz4IuTWYX.jpg?width=1200)
初出は第2部7章30話『黒の脅威』になります。外海の各大陸に現れた魔神の一人で名前は左手のNo.と大鎌から『子供の殺戮』を示す魔神アゼウフ(仮)の可能性が高そうです。
63,64.タグリヌス、ケイティス
![](https://assets.st-note.com/img/1713905113349-N1gF8vr6o0.jpg?width=1200)
タグリヌスは混沌の国の女王でケイティスはその腹心。対立していたトゥキファトの秩序の国共々黒の軍勢に滅亡させられ魔神となりました。義勇軍との戦いにも敗れ深淵の渦に呑まれてしまい現在も消息は分かりません。
12.その他の魔神
今後ストーリーに絡んでくる可能性は極めて低いですが、魔神の知識の一環としてスピンオフな魔神達の話も一応紹介しておきますね。因みに69と70番目の魔神の名前は伏せさせてもらいます。
65.タラブ
![](https://assets.st-note.com/img/1713932166243-yplxpsU75p.jpg?width=1200)
タラブは副都外伝にてトルウァトスと組んで副都を大混乱に陥れた魔神の一人。計略を謀るトルウァトスと違って力にものを云わせ戦斧を振るう脳筋タイプ。最終的にはシルヴァのおっちゃんに退治されました。外見はモブながら名前があるので人間から魔神化したことが推察できます。
66.ブルクハルト
![](https://assets.st-note.com/img/1713953741111-aQQIGkhm45.jpg?width=1200)
彼はアニメ版チェンクロ『ヘクセイタスの閃』でユリアナ王女に仕えていた聖騎士。規律を重んじる彼は疎慢な義勇軍を重用するユリアナへの疑心暗鬼から魔神になってしまいます。
67.黒き破壊の魔神エイレヌス
![](https://assets.st-note.com/img/1713979093141-jNUYaULxD7.jpg?width=1200)
アニメ版『ヘクセイタスの閃』に出てきたエイレヌス。やっていることは本編エイレヌスと大差なし。
68.深淵の闇黒騎士
![](https://assets.st-note.com/img/1713979559562-yyQq1iz3Ex.jpg?width=1200)
闇落ちしたアニメ版『ヘクセイタスの閃』の主人公。本編の黒騎士と違って彼の世界は崩壊はしていないのですが、何故か本編のエイレヌスと遭遇して「どういうことかしら、たしかに同じモノなのに気配が少し異なる──」「あなたは……『誰』?」と問われますが彼は何も答えず姿を消します。結局なんの目的があったのか意味深ながら定かではありません。余談にはなりますが、『エイレヌスの名前が判明している』『フィーナ同行中』『場所は副都近くの草原』以上の点から時間軸としては円卓会議の前後であることが推察されます。
69.赤い本の男
漫画版チェンクロ・クリムゾンの主人公キャスの前に度々立ちはだかる赤いクロニクルを所持した仮面の魔術師。義勇軍を敵視して鬼と森妖精の聖戦を焚き付ける男の真の目的とは?
70.虹色の魔神
小説版チェンクロ『カラーレス』でエイレヌスと入れ替わりに誕生した魔神。黒騎士が存在しない世界に降臨した魔神誕生の真相とは?
以上が現在判明している魔神70体の一覧になります。書籍クリムゾン、カラーレス、暁の流星にもエイレヌスや黒騎士を始めとする魔神がいますが、ヘクセイタスのエイレヌスや黒騎士と違って実装された訳でもないですし本編との差違も限定的なのでそこは割愛します。
13.まだ見ぬ魔神
魔神達の多くはヌクテメロン72柱の鬼神がモデルとされていますが黒騎士やアグダラは対象外ですし、ファルグス→ファルゴースのように微妙に発音や差違があるので72柱の魔神が後何体いるのかは定かではありません。或いはシン・クロニクルの使徒(※)の名前にヒントがあったかもしれませんがデータがない以上検証の仕様がありません。
(※)蝕と呼ばれる黒の軍勢大量発生時に現れるカニやクモを模した大型種の黒の軍勢。
14.魔神について分かっていること
ここまでに約70体の魔神を紹介してきましたのでここらで魔神の特徴と傾向についてもおさらいしましょうか。
1.魂を黒に染められた者
天魔を除く魔神の多くは黒の軍勢の襲撃にさらされた者が大半を占めますが一部例外がいます。
バルクスの国は黒の軍勢に滅ぼされていますが、彼を魔神にしたのは黒の根源になりますしゾファス王は黒の軍勢ではなく世界根源に魔神にされています。中にはアグダラのように力を欲して自ら魔神になるケースもありますしファルズフに至っては父王に魔神にされています。
2.魔神は不死者なのか?
前に不老不死で成長も退化もせず睡眠も不要な魔神は不死者に近いと言いましたが完全に死者に類するものではないのですよね。それを示すのがハプスとリブラビスの心臓になります。ハプスは従姉妹のイドゥベルガと心臓を共有しておりどちらかの心臓が止まれば相手も亡くなることになります。一方リブラビスの心臓は聖杯と一体化しており切り離すことが出来なくなっています。なので不死者には近いですが生きてはいるようです。
3.魔神が失うもの
魔神は不死に近い頑丈さを持ち合わせていますが不死身でも無敵でもありません。痛覚はあるようですし嗅覚に優れた者もいます。一方大半の魔神は味覚を失っており個体差はあるようですが辛うじて味が分かる程度が大半のようです。(エイルニルスやスクロロンは魔神になった経緯から味覚を失っていないようですけど(※))
魔神が失うもうひとつが記憶。特に自我を失って暴走状態だった魔神の多くはこの間の記憶を失っているケースが多いです。一方自我を取り戻してもほとんどの記憶を失った状態の魔神も三人います。一人がラベゼリン、彼女は薄命の民の探求者だったらしく可愛いものが好きだった以外ほとんどの記憶を失っています。もう一人がザレン、彼は何処の国の騎士団長だったらしく仕事帰りに部下と入る風呂が何よりの楽しみだったことしか覚えていません。三人目がセザルビル、記憶は全くないものの鎧の材質から銀の王国の王家に連なる人物であったことが推察されています。こんな感じで魔神の数に比べれば案外少ないですよね。
(※)二人の味覚の話はユグド通信vol.67参照
4.身体変化
魔神の身体変化は個人差が大きくエイレヌスのように元の姿を留めないものがいる一方で全く変化なし(一部変化)に留まるケースも少なくありません。また天魔を含む魔神の大半は身体の何処に連動する時刻が刻まれていますが、アグダラのようにユグド出身の魔神には時刻は刻まれていません。(これは以前のインタビューで運営も明言しています)
5.魔神の所在地
魔神達は故郷が無事(再興中)なものは国に帰ったりアルフィンにラザニルやザレンのように旅の空で何処にいるのか定かではないものを除くと大半がユグド大陸に集まっています。義勇軍本部が特に多く次いで賢者の塔、湖都でしょうか。逆に聖王国は少なく迷宮山脈には普段いないようです。
15.後記
以上が現在判明している魔神に関する知識になります。本当は全魔神のデータをグラフ化して比較したかったのですが現状は時間的に無理なので断念。さて72柱の魔神については前述の通り何体残っているのか定かではありません(10体程度でしょうか)。何故魔神と天魔が存在するのか、アルマとククリはどう関係するのか、魔神は人間に戻れるのか、と色々な謎を残しつつチェンクロは最終局面に向かいつつあるのかもしれませんね。(できればその先に更なる展開を見たいものですけど)
今回は以上となります。