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週刊ユグド通信Vol.11『十七聖騎士団Ⅲ』

 今回は第十一~十七騎士団を解説します。ちなみに第十四位以下の騎士団は戦闘より支援を専門にする部隊になります。

第十一~十三位【聖槍・聖鵬・聖箴】

第十一~十三の序列については不明なのでまとめて紹介します。

【聖槍騎士団】

三股の槍(トライデント)‘’聖槍‘’を司る騎士団。かつての団長が海賊あがりとおぼしきことから海軍と想像される。現在‘’聖槍‘’を騎士団が管理しているかは不明。

【聖鵬騎士団】

馬の背に跨がり鷹を使役する聖騎士団最速の遊撃部隊。‘’聖血‘’に次ぐ小所帯で鷹で索敵を行い戦場を縦横無尽に走り回る。

【聖箴騎士団】

聖王カドリウスは聖王国の耳目を担うとするが詳細は不明。箴の字には戒めや警戒の意があることから諜報活動を行っているものと思われる。

【解説】
以上の三騎士団と義勇軍の唯一接点らしきものはクーシャンが聖鵬騎士団の訓練に参加したことくらいだろうか。なぜここまで接点が少ないのか検証してみる。

仮に‘’聖槍‘が’海軍ならこれまで海からの侵略者がいなかったからだろう。‘’聖鵬‘’は小所帯の遊撃部隊。一つ所に留まらずに活動しているものと思われる。‘’聖箴‘’が諜報部隊なら表舞台にはなかなか姿を現さない可能性が高い。と考えればこれまで接点が少なかったことも頷ける。
【結論】
年に数回も円卓(聖都)に顔を出さないから。

第十四位【聖供騎士団】

ロールは画集に掲載済みなので実装は微妙な所

聖騎士団全体の食糧補給、兵站管理を担う補給部隊。全聖騎士団の中で最大の人員を抱える。
主力部隊に比べれば戦闘面では劣るものの騎士団諸派に匹敵する程度には戦える。聖供の由来は不明。

【団長】

・レミラ
聖騎士団のお袋さんと呼ばれる明るく面倒見のよい女性。料理については趣味も兼ねておりその腕前は一級品。古参の聖騎士団長の多くが先の大戦で亡くなっていることもあり、若いながらも比較的古い団長だったりする。

【団員】

・ロール
レミラの補佐を行う聖供騎士団の将。料理の腕は確かだが、あまり体力はなく戦闘向きでもない模様。

・ピグ隊長
レミラが連れている聖供騎士団が誇る(?)ブタ部隊の隊長。元々は非常食兼調理助手だったが、偶然居合わせたユリアナ王女を救った功績から非常食兼調理助手兼ブタ部隊隊長に就任。野山での食糧調達に活躍する他、危険な臭いをかぎわける鼻も優れている。だが書類を散乱させる等やらかしも少なくない。

ピグ1号、ピグ2号
ピグ1号の外見はピグ隊長と同様。ピグ2号はロールが連れている。他のブタも外見は変わらない模様。

第十五位【聖楽騎士団】

この二人は楽器は使わないのですよね

かつては貴族の名誉職。聖騎士団のお荷物。と揶揄されていた団員全員が楽器を扱える楽団騎士。ユリアナのてこ入れで実力重視になったことでお飾り団員が名誉職に飛ばされた結果、聖光騎士団に匹敵する実力を伴うに至る。主な任務は式典での演奏、被災地への慰問。戦場での味方の指揮、鼓舞。聖楽の由来は不明。

【団長】

・フローリア
聖楽騎士団で指揮者を務める女性。貴族出身のようで性格は物腰丁寧だが語尾が独特。誠実で生真面目な人柄と卓越した指揮力が評価されている。しかし自身を取り立てたユリアナに対する尊敬の念が常軌を逸しており、隙あらばユリアナを讃える新曲を任務に捩じ込もうとする問題児でもある。

【団員】

・エレッタ
聖楽騎士団の歌姫を務める将。被災地の慰問でアイドル的な活動をしている。戦災孤児だった自身を抜擢したフローリアに心酔しており、フローリアが心酔するユリアナに強い嫉妬心を抱いている。

第十六位【聖隷騎士団】

聖騎士団でも最年長でしょうか

聖王国の暗部で活動すると噂される粛清部隊。詳細は不明だが要人暗殺や諜報等のアサシンギルド的な活動をしていた模様。現在は身分を伏せた諜報や要人警護が主な任務とのこと。任務の特殊性から聖隷騎士の素性を知るのは聖王や総帥等一部の人間に限られる。

【団長】

・ルスラーン
聖隷騎士団を率いる老練の騎士。ユリアナの幼い頃から守役を務めているが、戴冠式を滞りなく運ぶべく不穏要素排除に暗躍する様は未だ腕前の衰えを感じさせない。

第十七位【聖輪騎士団】

団長と団員では実力に雲泥の差がある

聖騎士団の教練を行う部隊。教官を務める歴戦の古強者や剣術指南級の猛者と士官学校に在籍する訓練生で構成されている。教官(団長や将校)個々の能力は聖騎士団屈指と考えられる。

【団長】

・フェルギュス
聖王カドリウスや元総帥ユーゼルとは同期の古強者。
生真面目で厳格な性格から教え子達からは恐れられているが、誰よりも国と民を守ることに心血を注ぐ愛国者でもある。

【団員】

・トーマス
名門の家系出身ながら不真面目な性格だったトーマスは聖輪騎士団で再訓練中。ナンパで怠惰な性格は相変わらずだが、義勇軍での活躍を経て聖騎士としての自覚が芽生えつつある模様。

後記

 以上が十七聖騎士団の現状になります。
これで聖騎士団の解説は終わり……ではないのですよね。次回は元聖騎士達の話をする予定になります。

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