フレームアームズ2020/03/23

「ぇう、ぐすん……」「お、お嬢ちゃん待って……」「おい……轟雷」トボトボと去って行くシルフィーをなだめようと声をかける轟雷に、閃雷が尋常ではない様子で話しかける

「なんだ閃雷、今はお前の相手を……」そう言いながら振り向いた轟雷が視界に入った人物（？）を見て硬直する　それは閃雷も同じで、戦場でも見せない緊張感を持って身を硬くしている「……チビ助を泣かせたのはお前らか？」

「あんなチビ助一人にでかいのが二人がかりで何やってんだ、あぁ？！」二人の視線の先、そこにはドゥルガーⅡが鬼の形相で仁王立ちしていた「い、いや、これは……」「ご、誤解なんだよ……」「俺も鬼じゃねえ、デカいので一撃で逝くか小さいので細切れにされるか選ばせてやるよ……！！」髪はないがまさに怒髪天……もう、何を言っても聞く耳を持たない様子だ

「い、いやだから……」「うるせえ！そうか！両方か！両方がいいんだな！！」「うわわわわっ！！」「ｷﾞｬｰ！！」……その後二人がどうなったのか知る者はいない……わけではなく、シルフィーを泣かせるとどんな目に遭うかが知れ渡り、彼女のことを軽く扱う者がいなくなったとかなんとか