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モテるために心理術を使うならステルス型一択!の理由

*この文章は、今日を彩るボイスメディア「Voicy」にて放送した内容を書き起こしたものです。音声でお聴きいただける方は以下からどうぞ!


いまこの放送を聞いていただいているあなたは、「心理術」とか「心理テクニック」に興味がある方だと思います。なので、いろんな「心理術」とか「心理テクニック」をご存知だと思うんですが、では質問させてください。


実際に「心理術」を使ったこと、ありますか?

あるいは、使ってみてものすごく効果があったと、体感できたのってどれぐらいありますか?

ネットで、たとえば「モテ心理術」とか「モテる心理テクニック」とかで検索すると、YouTubeの動画とか、あるいは記事とか本とかがたくさんヒットします。僕も心理術をかじり出した頃には、それはもう必死で検索して、出てきた心理術を実際にやりました。

けれど多くがですね、いや多くというか、実際にはほぼすべてが使えませんでした。まさに「机上の空論」で、日常では使えないどころか「人間関係の破壊」という恐ろしい結果になったことも少なからずあったのです。

たとえば、検索していただいたら出てくると思うんですけど、『ミラーリング』と言われる心理テクニックがあります。「人と信頼関係を作っていくのに、ミラーリングをすると良い」みたいな感じで出てきます。

『ミラーリング』とは、簡単に言うと、「相手の行動や仕草を鏡映しのように真似る」こと。すると、相手に親近感を持たれたり、好感を抱かせるという心理テクニックです。

『犬猫トレーサー』の回< https://note.com/961556x/n/n40987f8d1acc >でお話をした『類似性の法則』がベースになっています。人間には「自分と似た人とか似たものに対して好感を抱きやすい」という心理メカニズムが埋まっていますからね。だから『ミラーリング』をして相手と同調していくと、仲良くなれるってわけなんです。

原理をお話します。

仲が良いと、無意識が「この人と繋がっている」って考えるので、結果として行動を同調してしまう。あなたも、仲が良さそうに見えるカップルがまったく同じ歩調で歩いている姿って、見たことがあると思うんですよ。あるいは、仲が良い友達同士が、たとえばカフェで話していて、カップを持つタイミングがほとんど同じとか。

これらは、無意識が「繋がっている」と感じた結果、行動が同調してしまった例。実際によくあることで、これを逆から使っているのが『ミラーリング』です。つまり、先に行動を同調させることによって、無意識に「繋がっている」と思わせるわけです。そうすると、相手はこっちを「仲良しだ」って感じるのです。


原理は確かにそうだけど、実際には……

けれど問題は、実際に目の前で『ミラーリング』をしたり、『ミラーリング』をされたりしたらどう感じるかっていうこと。

無意識は同調しているって感じますよ。でも、その前に意識に「なに真似してんだよ、こいつ」って引っ掛かっちゃうんですよ。僕も初期は実際に『ミラーリング』を試しました、モテるために。

たとえば、女の子とカフェとか行ったときに、相手がカップを持ったタイミングでこちらもカップを持つとかやっていたんです。するとね、ほぼ必ず「なに真似してんの?」って言われました。言われたらもう「え?」って思われるし、そこから先は「なんかこいつウザい」とか、「なんかこいつキモい」とか、「こんな変なことやってくるヤツ、近づきたくない」ってマイナスの方に行っちゃうばかりでした。

僕は習った通りにやったんです。それで最悪の結果になるって、どうしてなんだよ!って思いましたが、それからしばらくして、商談とかで『ミラーリング』を目の前でされたことがあり、それで分りました。

気持ち悪いです、『ミラーリング』を目の前でやられると。

自分の行動を目の前で鏡映しでやられると「マジか、こいつ」って、なるんです。イラッとするというか、ザワッとするというか、「こいつ嫌だ」みたいなのがグワッと上がってくるんです。

なので、いろんなところで「ミラーリングは効果的だからやりましょう」みたいなお話があったりしますが、危険です。絶対にやめてください!

相手の意識に「こいつミラーリングしてるな」と察知されたら、終わりです。「気持ち悪いな」「小賢しい技を使ってくるこしゃくなヤツだ」みたいな風に相手は受け取ってしまい、「もうこいつの言うことは絶対信用しない」となりますので、絶対に使わないでください。

あるいは、本とか動画とかで「ミラーリングをそのままやるとバレるし、気持ち悪いと思われるので、ちょっとタイミングをずらしてやりましょう」とか紹介されてもいますが、それもダメです。

『ミラーリング』をしようとすると、「よし、ミラーリングするぞ」って気持ちが漏れ出ちゃうんですよね、人はどうしても。その気持ちが相手に察知されて、やっぱり「わー、気持ち悪い、なんだよこいつ」って思われてしまいます。これで失敗した例というのも、僕は沢山知っていますので、やめてください。

つまり、実際としては、目の前の相手に対しては『ミラーリング』は使えない。

「こいつ何かやっているな」って、察知されちゃうからです。察知されない方法があるとしたら、「自分がミラーリングをしているという意識を捨てる」こと。これしかないんですけど、自分が『ミラーリング』をしているという意識を捨てると、『ミラーリング』が意識的にできないという……。

これ、ものすごいトラップです。だって、意識しないとミラーリングはできないのに、でも意識すると相手に察知されるっていう、どうしようもないトラップですからね。


『ミラーリング』の密かで正しい使い方

じゃあこの『ミラーリング』、日常生活でモテるために使えないのかっていうと、使える方法はあります。密かで正しい使い方です。

実は『ミラーリング』、1対1で話しているときは使えませんが、3人以上で話しているケースでは使えるのです。

たとえば、1対1でAさんとBさんが話している。このとき、Aさんの意識はBさんに、Bさんの意識はAさんにいっているわけですよね。ここにプラス、『ミラーリング』を仕掛けようとしている人間、これを僕と仮定すると、僕の存在はAさんとBさんの2人からは見えてはいるけれど、意識はされていない状態です。そこで僕が、AさんとBさんのどちらかの『ミラーリング』をするんです。

たとえば、僕がAさんという女の子と仲良くなりたいと思っていて、AさんがBさん、男でも女でもいいですけど、そのBさんと話しているときに、僕はAさんの『ミラーリング』をするわけです。

Aさんの意識はBさんに向いているので、僕がAさんの『ミラーリング』をしているということは、Aさんには察知されません。けれど、行動が同調しているということはAさんの無意識にちゃんと入ります。すると、Aさんは僕のことを「なんだか気が合うな」と感じてしまうわけです。たとえひと言もしゃべってなかったとしても!

これ、何度かやりましたけど、『ミラーリング』はバレません。もちろん、たとえAさんがBさんと話しているときにやるのでも、Aさんが見える場所でガンガン『ミラーリング』をしちゃったらバレますよ。でも、Aさんがから見えない角度とかで、Aさんが手を上げたら僕もその手をさりげなく上げるみたいなことをやっていくと、『ミラーリング』は完成します。

するとAさんはBさんと話していたのに、急に僕の方を向いて、にこやかに話してくれたりということが起こります。無意識が「繋がっている」「仲が良い」と感じたからです。で、次に2人で会うアポが取れたりしていくのです。

どこまでが自然で、どこまでが不自然かっていうのは、ちょっと練習していただかなければいけないですが、自分の中で「タイミング」が取れるようになると恐ろしいほど力を発揮しますので、この『ミラーリング』やっていただければと思います。

もちろん3人だと、相手が1対1で話していても僕の存在が目に入るかもしれません。けれど、それが多人数になるとほとんど目に入りません。なので、交流パーティーとか婚活パーティーとか、そういう場所に行ったときに「この人いいな」って思った人が、誰かとしゃべっていたらチャンス! 死角に入る場所から『ミラーリング』してみましょう。

あ! 死角に入るって言っても、完全に後ろに回っちゃったら駄目ですよ。視界に捉えられるけれども、意識されないような距離からやってください。モノスゴク効きますので! ぜひやっていただければと思います。


心理テクニックは、ステルス型で!

皆さんもこんな感じに「心理術」や「心理テクニック」をモテるために使って、全然上手くいかなかったっていうことがありましたら、それは相手に察知されてしまっているんだと考えてください。それを察知されないようにするにはどういう風にすれば良いかっていう発想の転換をしていくことによって、「サブリミナル」とか「ステルス型の心理テクニック」になります。

目の前の相手に使うとバレる。それは、目の前でやるからです。だったら目の前ではない相手にやれば良い。そうすればバレないし、バレないから、失敗しても人間関係が壊れない。

今回お伝えした「ミラーリングの密かで正しい使い方」、人間関係を壊すことなく、とても効きますので、ぜひやってみてください。



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