天鳳の段位は上手さを担保するが、必ずしも強さを担保するわけではない

天鳳は麻雀ではない

麻雀のルールを使った天鳳というゲームである

いびつな順位点構成、ラグ読み、牛歩、ためロンあたりは、誰の目から見ても世間一般的な麻雀とは違うのはわかるだろう

あとは不自然な配牌、ツモ、裏ドラ、一発など、人によってはオカシイと思う要素もないわけではないが、それは主張するだけ笑われることになるので主張はしない

天鳳が麻雀ではなく、天鳳というゲームだとしても、高段位に上がる為には、牌効率、読み、押し引き、精神力は絶対的に必要であるので、

天鳳の高段位者が麻雀が上手い

というのは間違いないと断言できる

一方、強さに関しては、天鳳の高段位が必ずしも強さを担保しているとは言えないと思っている(もちろん強い人はたくさんいる)

その主たる要因は、天鳳独自のいびつな順位点構成であることは論を待たない

ほとんどの麻雀はトップに重きを置いており、トップラスの平均順位2.5でもポイントがプラスになっていくのに対し、

天鳳だと、トップラスの平均順位2.5だとポイントは増えていかない

その違いこそが、天鳳強者が必ずしも麻雀強者とは限らない点ではないだろうか?

つまりラス回避の打ち方の癖が、リアル麻雀を打つ際の足かせになっているのではないかと思っている

かにマジンさんも著書で、天鳳とフリーの麻雀の両立は難しいと書いてあるし、

朝倉プロが一期で昇級した時はさすがと思ったが、石川プロや斎藤プロがそれぞれBリーグCリーグを抜けられないのを見てたら、

神の領域とまで言われてる「天鳳位」ですらリアル麻雀では勝ちまくれないのかと思ってしまう


結局何が言いたいかと言うと、天鳳で段位が高いからって、自分が強いと思っちゃ駄目ですよってこと

今期A1で戦っている佐々木寿人プロは押しも押されもしないトッププロだけど、たぶん、六段坂は登れない

だけど、麻雀はそれなりに強いわけだしね



最後まで読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートを活動費として、日々の執筆活動に尽力する次第であります!