バイクとわたしの2年間
はじめまして。きむらと申します。
1995年生まれの、愛知県生まれ、愛知県育ち。
バイクを知ったのは、今から約2年前。
大学4年生、管理栄養士の国家試験を間近に控えているというそんな時期にふと、免許を取りに行った。免許取得中に、一目惚れしたバイクをフルローンで親にも言わずに購入(YAMAHA MT-03)。そのあとで怒られたのは言うまでもないですね。(ちなみに、バイクのローンはちゃんと全額自分で払いました。)
納車したのは2017年1月。
初ツーリングは、雪のちらつく日に、お弁当作って景色のいいところで食べて、帰りにお腹を壊して帰った、そんなデビューでした。
その後なんだかんだで、3月の国試はあっさりパスし、家を出て、ひと息つく間もなく社会人に。
私は、介護職員に。新入社員として新しい仕事に緊張する中、そんなことよりも夢中になっていることがあった。
そうです、バイク。
とにかく夢中で、乗って乗りまくった。休みの日、仕事の日関係なく。
バイクに乗って1年経つ前に、オドメーターは25000kmを超えていました。(このバイクは新車で購入してます。)
そんな時、気になっていたバイク、DUCATIのPANIGALE(パニガーレ)と、そこのお店のスタッフ中村さんに出会います。お店は、ドゥカティ東名名古屋(ディライト)。
このバイクを実物で見てしまったが最後。
仕事は手につかないし、カタログばっかり触っちゃうし、眠れないし、眠っても夢にまで出てくるくらい、パニガーレのことで頭がいっぱいになってしまいました。まだ大型免許も持ってないのにね。
とりあえず、大型免許を取りに行きました。
免許取得後、速攻でパニガーレ試乗。
日本では作ることができない独特な形、インパクトのある色使い、繊細な曲線とは真逆の力強いエンジンサウンド。
美しい。
欲すぃ…。
美しい…
欲しい…(泣)
そんなことばっかり考えていたら、なんだか疲れてしまいました。
一旦落ちつこう。一旦パニガーレとかドゥカティのことを忘れようと思い、テレビでやってた映画を見てたら、登場人物がバイクに乗るシーンがあってね、
よりによってそいつドゥカティに乗ってた…。テレビでもドゥカティに悩まされるなんて、運命か?笑(んなわけ)
外国車を買って大丈夫だろうか。生活できるだろうか。この子を持ち続けることはできるだろうか。不安は色々あったけど、結局、買った。
2017年の12月でした。前のバイク買ってから1年も経ってないじゃん。
この時二台持ち。
いざ、このパニガーレを持って。
乗ってて楽しい、見てても楽しい、夜勤明けのヨボヨボでも、この子に乗るだけで、一気に覚醒。不思議な力を持ったバイクだ。
夢中で乗ってたら、バイク屋さんからドゥカティマガジンの取材を受けてみない?と言われ、人生で初めて取材してもらいました。
これも、バイクを買えたからできたことだね、パニガーレありがとう。中村さんありがとう。
そして、全てはうまく行っているようで、そうではありませんでしたね。
最初にぶち当たった壁は、メンテナンス費高ぁ!
社会人2年目の私にとっては、オイル交換の工賃ですら高かった。そんな話を、たまたまいらっしゃったバイク屋さんの社長に呟いた。したら、
「うちで手伝えばいいんじゃない?」
人が足りてなかったという、バイク屋さんの系列店のバイクのアパレルショップ「ダイネーゼ」でお手伝いさせてもらえることとなった。
ここでのお手伝いで、なんとか私のバイクのメンテナンス費を賄うことができた。
今の介護の仕事をしながら、休みの日にここでお手伝い。介護の仕事がシフト制のため、不定期に月4回くらい。
人生で一度も営業をしたことがなく、商品のことも全然知らないため、必死でお店のことを覚えた。お客さんに声をかけるだけですんごい勇気いるし、断られるとすんごい落ち込んでたな。
でも、少しずつ、お客さんとバイクの話で盛り上がったり、少しずつ、お客さんの欲しいものに気づけて「これいいね!」って言ってもらえたり、本当に少しずつだけど、確実に楽しくなってった。
なんとか力になりたくて、夜勤明けの後、お店に行ったりもした。
でもこれはやっちゃだめだった。簡単な仕事ならまぁできるけど、頭使うことだとその頭が回らないし、立ったまま寝ちゃう始末じゃぁ、無責任だ。(やる前にわかるだろっていうのがわからないのがきむらという人間。)
そんなこんなで、お手伝いしながら、パニガーレに乗りながら、次に思うこと。
サーキットってどんなだろう。
力尽きたので続きは次回で…