"伝えること"は奇跡だ。
「生きるんだ……ヴァイオレット。君は、生きて、自由になりなさい。ーーー心から、愛してる」
「『愛してる』を、知りたいのです。それだけです。 特定の感情を表す言葉だと理解はしているのですが、少佐が、なぜ私に向けて、突然その言葉を口にしたのか、知りたいのです」
この週末、
ヴァイオレット・エヴァーガーデンを
一気見鑑賞。
綺麗な言葉が多すぎて全部載せたいが、
やっぱこのシーンがすごい好き。
物語の始まりであるこの会話。
感情を持たない彼女が
愛を知るまでの物語だけれど、
少しずつ知っていくごとに
人の感情や想いに寄り添えるようになる。
代筆を通して
彼女は人の想いをすくい上げていくと共に
彼女自身の感情もすくい上げていく。
そして誰よりも涙を流すようになる。
誰しも感情について
ここまで向き合う事はないが、
誰かの手紙を通じて感情を知っていく彼女は
誰よりも伝えることを大事にし、
言葉にしていく。
生きていれば
恥ずかしくて言えないこと、
勇気が必要なこと、
たくさんの感情をしまいがちだけど、
彼女の姿を見て、
想いを伝えることがどれだけ大切で
幸せなことかを教わった気がした。