🅿50。アニメヌション「akep,irls」2018幎回の蚭定page

🅿16・🅿17〜🅿34・🅿47参照。
裏プロフィヌルを䞻軞に、公匏プロフィヌルを補䜐ずしお創䜜しおたす。

●ようやく本線に蟿り着きたした。
これから【🅿16】で埡玹介した通り、「裏プロフィヌル姓名刀断・新字䜓掟略字」を軞に私個人は旧字䜓掟“本字”のみを䜿甚したす公匏プロフィヌルを補助ずしお物語を蚭定しお行きたす。
䜆し、䞃人党おの゚ピ゜ヌドを曞くず4・幎は掛かっおしたうので、島田真倢を䞭心ずした蚭定を2021幎回たで進めたす。

【芁するに前回たでの䜜品は、これから創䜜する為に私の頭の䞭に有った資料を文章に曞き䞋ろした物で、物語の蚭蚈図です。もっずも、これ以降の進行も既に頭の䞭に有るのですが、実際に文章に萜ずしお修正をしながら進めたす】

それでは島田真倢20歳、新たな挑戊の開幕です。

2018幎1月4日。
幎末に䞻催したアむドルフェスティバルの成功ず興奮が萜ち着いた幎明け。
正月䌑暇を実家で過ごしお居る林田藍里の自宅に、島田真倢の姿がありたした。

藍里の郚屋でコタツを挟んで向き合う二人は、正月䞉が日のそれぞれの過ご
し方を、楜しく語り合っおいたす。
枩かい煎茶䌊達茶に、藍里の店の正月甚特補和菓子をお茶請けずしお頂きながら、たったりずした時間を過ごしお居たした。

窓の倖は曇り空で気枩は℃前埌、颚がやや匷く、少し雪が舞っおいたす。

【珟宮城県の仙台藩は䌊達政宗公が奚励した䌊達茶の産地です。珟圚は生産量が枛っお垌少皮ず成っおたすが、䞭々味わいのある銘茶です。
ずは蚀っおも、私・筆者は䞀床だけしか味わっおないのですが、それでも印象に残っおいるお茶です】

午前九時頃から蚪問しお二時間ほど刻ずきが経ったでしょか、藍里の母が郚屋を蚪れ『仙台雑煮』を振る舞いたす。
その噚の䞊に、存圚を誇瀺する様に茉っおいる“焌きハれ”を芋た真倢は、倧喜びで携垯端末で写真を撮り、䜕凊かに送信したす。
誰にでしょうかきっずもう䞀人の芪友にでしょうね。

お腹が満たされおお喋りも途切れ、窓の倖に目を向けるず倖は曇り空が明るく成り、少しず぀陜が差しお来たずころです。
二人は誘い合っおテヌブルの䞊を片付け、倖出の為にコヌトを矜織り、真倢は藍里の家族に埡暇おいずたの挚拶をしたす。

藍里の匟は玄関たで芋送りに出お、真倢ず芪しげに別れの握手をしたすが、「手を握っおるのが長いよ」
ず藍里が咎めるず、
「じゃあ姉ちゃんの手も握っおあげるよ」
ず差し出した手を思いっきり匕っ叩ぱたき、二人は口喧嘩を始めたす。
「仲の良い姉匟きょうだいね」
ず感心する真倢に、二人揃っお、
「仲なんお良くないよ」
ずシンクロしお真倢の笑いを誘うのでした。

店舗前の通りを巊手方向に足を運び、歩道が狭いので先導するように藍里が前を歩きたすが、正面やや西寄りから颚が吹き぀け頬を叩くので、身を瞮める寒さです。
歩き出しお盎ぐ、前方巊手偎に芋える建物の二階に、この寒空の䞋、窓を開けおタバコを吹かす女性の姿が芋えたす。
二人が芋芚えのある圌女に目を向けるず、それず気付いお盞手が声を掛けお来たした。
「あらあなた達。集合時間にはただ早いわよ」
「いえ違いたすこれから初詣でに行っお来たす」
真倢が手を振りながら答えたす。
「これからっお、この先の神瀟」
二人の進行方向を指差しお尋ねるので、
「そうです」ずの返事をする真倢に、
「正月䞉が日に行かなかったの」ず問いたすが、
「私達、人目を避けお今日にしたした」
ず返すのでした。
「それもそうね。真倢は圓然ずしお、藍里も地元では有名人ロヌカルTV番組のアシスタント兌レポヌタヌだからね。お詣りなら、集合に遅れないように行っお来るのよ」
二人は返答の代わりに手を振り、再び歩み出したす。

 あの二人い぀も仲が良いのね 
䌚話をした盞手は瀟長の䞹䞋順子。
ここは芞胜事務所グリヌンリヌブズ。
林田藍里の自宅店舗から盎ぐ偎だったのですね。

二人が目指す神瀟は、通りを北ぞ真っ盎ぐ玄km皋行った突き圓たりに鎮座し、歩けば30分皋床の時間で到着したす。
歩き始めこそ寒さのため無蚀で歩いおいたしたが、少し身䜓が枩たっお来るず「寒い」「寒いね」の蚀葉を亀えながら、藍里の仕事TV局での裏話をタネに埒行を楜しむのでした。
長いようで短く感じた歩みで䞁字路の亀差点たで蟿り着き、信号が赀で立ち止たった藍里の巊偎に真倢が䞊びたす。

暪断歩道の先に神瀟入口近くの亀番が建っおいるのが目に入りたす。
正月䞉が日を過ぎたものの、亀通監芖の為か譊察官が立っお居る立番のが芋えたした。
青信号に倉わり道路を暪断したすが、奜奇心の匷い真倢は譊官の姿勢に意識を向けたす。
圌も気付いたのか芖線を合わせ、枡り終えた二人に挚拶の声を掛けお来たので、藍里も同じ蚀葉で返したす。
終始目線を倖さなかった真倢も、
「こんにちは。有難うございたす」
ず䞁寧に䞀瀌するのですが、二人が通り過ぎるず譊察官は䜕かに気付いたのか、亀番内で勀務しおいた二人の譊官を呌び出すず、䞉人で埌ろ姿を芋送りたす。
それず気付いた真倢は振り向き、肩越しに軜く手を振るのでした。

「真倢っおさぁ、自分を隠そうずしないよね。恥ずかしく無いの」
「䜕が」
他人事のように疑問を持぀真倢に、
「有名人なら倉装くらいしないの」
「あぁ今のね。あの方達は仕事䞊、顔だけでなく身振り玠振りを良く芳おいるから感が鋭いんだよ。普通に歩いお居れば誰も私だず気付かないよ」
玍埗はしおいない藍里ですが、次に真倢から衝撃的な話しを聞きたす。
「藍里こそ泚目されおるのに気付かないの」
驚く衚情の藍里に、
「今たで黙っおいたけど、藍里は孊生の頃から今でも䞀緒に歩いおいるず、男女の別なく、すれ違いざたに振り向かれおいるんだよ」
驚いた藍里は、神瀟の入口石段の手前で歩みを止めたす。
「えっ⁈そんなの初耳だよ。真倢じゃないの」
笑顔で吊定する真倢の姿に困惑し、説明を求めたす。
「孊生の頃は、同玚生達ず歩いおいるず、男子孊生から声をかけられおいたじゃない」
「あれは  」吊定するも、
「藍里だよ。他の子が察応しおたけど、芖線は藍里に向いおいたもの」
「でも私、䞀人で出掛けおいおも、誰からも声をかけられた事ないよ」

【林田藍里の私生掻ですが、䞭高䞀貫の女子校通いで、通孊は自宅から200M皋先のバス停を埀埩。䞭孊生の頃は女子アむドル島田真倢に倢䞭で、埗に友人ず呌べる同玚生はなく勉孊䞀筋。買い物は母芪ず䞀緒。高校生の頃は憧れの島田真倢にベッタリで、その圱響でに参加しおレッスンず掻動の日々。買い物は目的地に盎行で寄り道をせずに垰宅。
🅿の4・13・14・15・18を参照
党くず蚀っおいい皋、女子の䞖界だけで生掻しおたす。ファンを男性ず意識した事もないアむドル掻動に必死ので、異性に関心を瀺す切っ掛けが無いのです】

「藍里っおね、䞀人だず近寄り難い雰囲気なんだよ。矎人な䞊に凄く透明感があっお、姿勢も凛ずしお隙がないのむメヌゞアニマル、サメです声を掛けるには少し怖いかもね。でもね、口を開くず凄く可愛いんだ。瀟長がテレビ局の仕事を任せたのには玍埗したよ」
容姿を淡々ず話す真倢ですが、藍里は耒められたず受け取り、恥ずかしさの䜙り頬を赀らめたす。
そしお思い出したように、
「そう蚀えば䞀床だけ、䞋校䞭に友達ず歩いお居たら、芞胜事務所のマネヌゞャヌずか蚀う怪しい人に『君達アむドルにならない』ず声を掛けられお逃げちゃったけどね」

【第1䜜劇堎版の゚ピ゜ヌド。双方盞手が誰だか芚えおたせん】

「その人、藍里をスカりト出来なくお残念だったね」
真面目に話す真倢ですが、
「そもそも仙台の路䞊で芞胜マネヌゞャヌを名乗るなんお怪しいよ。逃げお正解だったよ」
圓然ず答える藍里。
「それもそうね。危なかったね」
玍埗し合う二人は石段を数段登り、鳥居に䞀瀌をしお進むのでした。

その頃グリヌンリヌブズでは、束田耕平が寒さに震えおいたした。
「瀟長い぀たで窓を開けおるんですか。颚邪を匕いちゃいたすよ」
我慢の限界を超えたのです。
「うるさいわね。昚日飲み過ぎた酒を抜いおるのよ」
「だったら倖に出おくださいよ」
「䜕蚀っおるの階段の登り降りキツいじゃないの。それにタバコを吞っおスッキリしたいし、灰皿はここに有るのよ」
党くワガママな䞹䞋順子に、今幎も早々に悩たされるのでした。


人の行き来の少ない参道の階段を登る二人は、
「それにしおも真倢の話し驚いたよ。この次からの倖出は顔を隠そう」
「あら、可愛いのに隠しちゃうの」
悪戯っぜく挑発する真倢に、
「真倢私っお可愛いのず怖いのず、どっちなの」
膚れっ面で芋぀めたす。
「ほらそこが可愛いんじゃない」
曎に挑発する真倢を、巊肘で小突くのでした。

そう蚀えば、他のメンバヌは劂䜕お過ごしでしょうか

pageぞ続く。

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