🅿︎69。アニメーション「ＷakeＵp,Ｇirls！」2018年回の設定page20

🅿️16。🅿︎17〜🅿︎34。🅿︎47参照。
裏プロフィールを主軸に、公式プロフィールを補助として創作してます。

【　I-１club公認サテライト・アイドル
ＷakeＵp,Ｇirls！】
このPRネームに至った経緯を覗きましょう。

2017年末、島田真夢の発案を元に、大筋に纏めた文章を携えて、白木徹を訪問した丹下順子です。

「アイドル・フェスの成功おめでとう。我々に挑戦するかのような同時開催のお陰で 、I-１club新センター決定イベントがスッカリ霞んでしまったよ。もっとも、あのタイミングでの登場に、少しは感謝をしているのだけどね…。あれは丹下君の企画なのかね」

誰の案かは気付いていますが、事実を確かめようと、やんわり誘導尋問します。

“感謝”の言葉（Ｖドルに主役を奪われずに済んだ）に疑問を持ちましたが「島田真夢の発案」を告げると、今日の要件も島田真夢の希望から計画を立て、その実現のために「キー局への働き掛けをお願いしたい」との協力を述べて資料を手渡すのでした。

…自分に協力を持ち掛けるとは…
と不思議に思うのですが、
「成る程、彼女らしい視野の広さと独創性は健在だと言う事かな」
意味有り気な言葉を口にすると、資料を真剣に読む白木徹です。

沈黙の時が流れ、彼の顔を静視したままの丹下順子は、その表情から次の言葉を想像してみます。
果たして真夢の名を出して希望を受け入れてくれるのか、それとも追い返されるのか…。

やがて溜め息を吐き、丹下と視線を交わした白木徹は、
「理想を語るのはいいが、I-１clubを巻き込む以上、現実を見据えリスクを事前にどう回避するのかを示して欲しいものだね」
淡々と意見を述べます。

真意を尋ねると、

「丹下君の所（事務所）は分からないが、ご存知のように I-１clubではアイドルとしての規則を設け、厳正に処罰している。未成年者で有っても、これはビジネスである以上、大人の対応は当然の事だ、勿論礼儀作法もマニュアル化して身に付けさせている。都内大手の芸能事務所もこの流れだ。しかし地方はどうだろうか？偏見はいけないが、規則は設けても形式化してないかい？自称アイドルは論外として、事実、地方の芸能事務所に所属しているアイドルの不祥事が時折露見している。I-１とて例外ではないが、この大所帯にしてはイレギュラーな存在として処理している。私の言いたい事は分かってもらえるかね」

…しまった！リスクマネジメントだ…と悟った丹下は答えます。
「 I-１clubの名を出す以上、番組で関わったアイドルが、取材後に関係が途絶えても、不祥事を起こせば I-１の信用に傷が付くと言う事ですね」

「その通りです。それが分からない『彼女』ではないでしょう」

…追放は当然身に沁みてますよ…
とは思ったものの、彼の言い分はもっともな事なので、
「失礼致しました。共演するアイドルらの素行調査はどう有るべきかを議論して出直して参ります」

退出しようと席を立ちましたが、彼に留め置かれました。

「まだ話しは終わってません。これから計画を見直しても時間が掛かるだけでしょう。I-１clubとてスケジュールが有るのだから、合わせてはいられません。どうでしょう、その案を元に我々が『主体となった』企画を完成させましよう、取材対象のアイドルの調査も、TV局と共に我々が行いますが如何ですか」

追い払われるのではなく、むしろ積極的に関わってもらえると感じた丹下は、
「ＷＵＧが出演して活躍できる環境さえ頂ければお願いします」
と頭を下げます。

その答えに満足した白木は、
「これはグリーンリーブズの企画なのだから当然ですが…」
口を止め少し思案すると、
「ツアーとトークを兼ねた番組なので、双方のタレントの器量次第でしょうね」
…主役の座を奪い返してみなさい…と言いたげな余裕の表情を見せます。

丹下は見下されたと感じ、心の中で反発します。
…負けないんだから…

更に、
「もう一つ大切な事が有ります。丹下君と共演するのは問題ないが、誰もが 『I-１clubと共演出来る』と勘違いされては迷惑なので、ＷakeＵp,Ｇirls！には相応の肩書を付けてもらいます。例えばですね・・・」

「例えば、I-１club公認・公式ライバルとか・・・」
先程の抵抗感からか、思わず自分でも驚く事を口走ってしまった丹下順子。
ジワリと冷や汗が出ました。

長い沈黙の後、笑いを堪えながら口を開く白木です。
「丹下君も言うね。現役の頃の勝ち気な性格は健在と言う事かな『彼女』にそっくりですね」

【🅿︎17と🅿︎25（丹下順子）の解説をご覧ください。姓名判断・新字体派で性格を［そっくり］に作成してます。アニメ作品が引き続き制作されていれば、それなりのネタに使用したと思われます】

「失礼致しました、お許しください」
…何言ってるの私、台無しじゃない…

「いや結構。この世界で生き残る為には、その位の気概は必要だからね。まあ…、そのような肩書を…、PRネームとして付けさせてもらいます」

このように［一方的］な対話に終わったのですが、当然、丹下順子は［対等］に話し合ったように伝えます。

…うわぁ！公式ライバルとぶちまけたんですか⁈社長見直しました…（ワシ）
…何を言ってるの。お陰で宇宙に放り出されて人工衛星（サテライト）にされたのよ…（ワニ）
…でも　I-１clubが地球でＷＵＧが月（衛星）なら絵になるんじゃない？…（シロクマ）
…月は地球に大きな影響（引力）を与えているからピッタリな例えよね…（オオカミ）
…それは地球（白木さん）が月（まゆしぃ）を無視出来ないって事？…（サメ）
…月（まゆしぃ）を利用した方が得だと地球（白木徹）が考えたのよ…（オオカミ）
…なんか地球（白木さん）に絶対裏が有るよね…（シロクマ）

お喋りが、相手の腹の探り合いと化してきたので、敢えて話の腰を折る者がいました。

…素朴な質問をします！それじゃ太陽は誰なの？…（トラ）

【🅿︎19参照。受け狙いを得意としますが、派手さの無い手堅い思考なので、脱線した会話を本題に戻そうとします。それも、誰も答えられない質問をして、意図的にしかも自然に会話を中断させる器用さを持つのです】

この時も、知りたかった事を尋ねようと、雑談化して行くのを止めたのですが、実に答える者が居た為、固まってしまいました。

「太陽はね、志保（岩崎）だよ」
まさかの即答する真夢に困惑する片山実波と、興味一杯のメンバーです。

page 21に続く。

ん？地球が I-１clubで、ＷＵＧが月で、岩崎志保（ネクストストーム）が太陽？
会議の主旨から更に脇道に逸れて行きますが、語らせるしかないようです。