🅿︎61。アニメーション「ＷakeＵp,Ｇirls！」2018年回の設定page12

🅿️16・🅿︎17〜🅿︎34・🅿︎47参照。
裏プロフィールを主軸に、公式プロフィールを補助として創作してます。

林田藍里の作詞作曲に嫉妬したのか、それとも焦りを感じたのか、久海菜々美は感情を爆発させ、自身も曲作りに挑戦している事を告白します。
しかし、周囲はそうとは受け取らなかったようで…。

…？…今、何て言ったの？…（シロクマ）
…『私も作曲したい』って聞こえたよ…（トラ）
…“ななみん”も挑戦するんだ…（ワニ）
…“あいちゃん”に対抗するって？凄いですね〜…（ワシ）
…応援するよ、頑張ってね…（シロクマ）

自分の意志が全く伝わらず、聞き流されていると感じた菜々美は、周囲を威圧するように再度伝えました。
「何よアンタ達！私は『私も作曲してる』って言ってるの。真面目に聞きなさいよ！」

「わぁ〜“ななみん”も作曲するんだ、凄いよね」
興奮する彼女を落ち着かせようと、片山実波が褒め上げ、ＲＧＲらも称賛するのですが……。

…あっ、歌を作ってたのね…（シロクマ）
…何だ、“ななみん”もか…（ワニ）
…へぇ〜偶然ですね…（ワシ）

気の抜けたような言葉が飛び交うので、更に意地になる菜々美です。
「その炭酸が抜けたコーラのような口振りは何？“あいちゃん”とは扱いが『月と萩の○』じゃない！」

…私、炭酸苦手だから丁度いいかな…（シロクマ）
…“あいちゃん”が月か、綺麗だね…（トラ）
【🅿︎18の通り、美貌の持ち主です】
…“ななみん”が『萩の○？』さりげなく自分の方が『美味しい』ってアピールしているよね…（ワニ）

社長ら三人も漸く理解したのですが、真剣に訴えているのに笑わせるような菜々美の言葉に、穏やかな視線を送るのでした。

「“ななみん”御免ね、だって“あいちゃん”の曲に感動し過ぎて、興奮が収まったのよね…」
菊間夏夜の言い訳に同調するメンバーらに対し、
「どうせ私は『二番煎じ』でしょうよ」
腕組みしながら不貞腐れるのでした。

「そんな事無いよ。是非“ななみん”のも聴きたいな」
藍里の真剣な求めに松田耕平も歩調を合わせ、
「そうだぞ。皆に聴かせてガツンと言ってやれ」

ところが肝心の菜々美は、腕組みを解いた手を膝の上に置くと伏し目がちに成り、両隣の藍里と実波にも聞き取り難い小声でぶつぶつと呟くだけだったのです。
二人が聞き返すと、
「だから・・・・と言ったの」
皆が聞き耳を立てると、
「だから・・・しか出来て無いと言ったの」

「“ななみん”ハッキリぶあぁぁっと言っちゃいなさいよ」
岡本未夕が陽気に催促するので、
「だから！フレーズしか出来て無いと言ったの！」
恥ずかしそうに顔を真っ赤にして答えるのでした。

…なーんだ〜…（シロクマ・ワニ・ワシ）

盛り下がって行く空間に益々意地になったのか、
「だってしょうがないじゃない！私はこの年末に始めたばかりなのよ！」
そう言うと携帯端末を取り出し、操作するとテーブルの上に置くのでした。
皆がその一点に集中すると、そこからは気分の赴くままに弾き流す、ピアノの旋律が聞こえて来ました。

…これ“ななみん”が弾いているの？…（サメ）
…生録だよね？…（シロクマ）
…なんか癒されます、ピアノだからかな…（ワシ）
…フレーズだけでも楽しいよね…（ワニ）

先程までの緩んだ空間が一気に引き締まり、その後は無言の数分間が流れて行きます。
終了後、溜め息が漏れる空間の中で、一人拍手する者が居ました。
島田真夢です。

「私、とても感動したよ。藍里のポップな楽曲と、“ななみん”の感じが良いフレーズの二つの持ち味が有って、これでＷＵＧは新たなスタートが切れて、私達の本当のメッセージを届ける事が出来るんだね。二人とも有り難う」

真夢に褒められて高揚する藍里と、
「そうよ皆んなも“まゆしぃ”のように感謝しなさいよ」
満更でもない菜々美です。

「まあ課題も見えてるけど、好きなようにしなさい。必要な機材はなんとかするから相談しなさいね」
丹下順子からの了承を得て笑顔になるメンバーらは、早速希望を口にします。

「私、去年自信が付いたから、もう一度作詞に挑戦したい。それにダンスの振り付けにも挑戦する！」
【七瀬佳乃。新章のエピソードを継承しますが、🅿︎20の職業運を総括すると『自身をアピールする仕事』が有望なので、作詞と言う『思いを届ける』才能と、パフォーマンスに欠かせない振付師の素質を設定しました。天才か狂気かと言う極端な異能の持ち主ですからね】

「なら私は、歌に合わせて衣装をデザインしてみるね」
【菊間夏夜。🅿︎22の職業運にデザイナーと有りますので設定しました】

「“かやたん”がコスチュームなら…」

…アンタがコスチューム言うと、私達コスプレーヤーに見えるじゃない…（ワニ）

軽い笑いが起こったので、
「もとい！“かやたん”が衣装のデザインなら、私はジャケットデザインとPOPです〜。あっ、でもコスチュームもデザインしたいから、一緒に考えましょうよ」

…だからコスプレじゃないって…（ワニ）

【岡本未夕。🅿︎23の職業運に、漫画家・デザイナー・広告関係と有りますので設定しました。将来は政治家ですがね】

「楽しそうだね。私も何かやろうかな」
島田真夢も興味津々で加わろうとするのですが、

…“まゆしぃ”はセンターなんだから、担がれていなよ…（ワニ）
…私達がメインで取り組むから“まゆしぃ”は適当にアドバイスしてね…（シロクマ）
…曲が完成したら“みにゃみ”と真っ先に歌ってもらうから…（ワニ）

【片山実波。🅿︎19の職業運に有るように、大衆受けする素質と才能を伸ばす能力が有るので、楽曲・歌詞・ダンスパフォーマンスを総括する立場に設定しました。彼女のイメージ・アニマルがトラですので、厳しい視点の監督と言うイメージです】

【島田真夢。🅿︎17の職業運に有るように、興味を持つと何でも異常に努力して人の『お株を奪う』ため、お膳立てされる位が丁度良いかなと思った次第です】

…衣装が出来たら“まゆしぃ”にモデルと成ってもらいますね…（ワシ）

その言葉で真夢は思い出しました。
…あぁ、あの時の光景がここにある…
I-１club一期生の記憶をです。
【🅿︎９を参照。一期生時代を語らせました】
手作りだったあの頃の舞台を思い起こし、目の前の風景と重ね合わせ、生き生きと成長していた時のI-１clubに思いを馳せ、懐かしく思うのでした。

page13に続く。

それぞれが独立して行く切っ掛けを設定しました。