🅿︎48。アニメーション「ＷakeＵp,Ｇirls！」新章以降の設定。本当は名作新章13

🅿️16🅿︎35参照。
裏プロフィールを見て設定しました。

第10話から。
I-１clubが新ユニットを結成するのに合わせて、新たにセンターを選ぶのですが、その新ユニットの候補に鈴木萌歌の名前がありません。
前作までの話しの流れとしては、白木徹は鈴木萌歌を評価していません。
彼女をセンターに着けたのは、暗に『ダルマ氏』からの提案を受けた為ですが、その代わり島田真夢同様（🅿︎６。No.6を参照）に、岩崎志保を意図的な対決で追い落として地方に転出させ、状況次第ではセンターに復帰させる機会をうかがっていたのです。
前作を受けて、この新章では白木徹の口から、
『現状では君よりも、センターは彼女達の方が近い。それだけの事だ』
と言わせて、鈴木萌歌を退けるのです。

【これで歴代三人のセンターが不本意な転落をするのですが、I-１clubのセンターとは過酷な立ち位置なのですね】

ところで（🅿︎30序章14・🅿︎31序章15・🅿︎33序章17）の裏プロフィールを読んでいただければ理解出来ると思いますが、

岩崎志保　　姉御肌・妖艶カリスマ型
近藤麻依　　　　頭領運・参謀型
吉川愛　　　　　頭領運・秀才努力型
相沢菜野花　　　頭領運・学者型
鈴木萌歌　　　　独断専行型
鈴木玲奈　　　　頭領運・天才努力型
小早川ティナ　　姉御肌・妖美天才型
高科里佳　　　　姉御肌・奇行型

因みに、
島田真夢　　　　革命児・芸術家型

細かい説明は不用ですね。
鈴木萌歌以外の全員がリーダータイプですので、新ユニットのセンターは更なる統率力が必要だとの判断で、キャプテンを兼任させる予定なのです。

チームI-１のセンターとしてなら問題なくても、新たな選抜ユニットに無邪気で独断専行型の鈴木萌歌が加わると、安定感が崩れるとの判断なのです。
白木徹は決して“認めてない”だけで彼女を外した訳ではありません。

【新章の脚本凄いですよね。しっかりと裏プロフィール通りに進行してます】

それにしても、この鈴木萌歌外しに対し『ダルマ氏』は意を唱えなかったのですが、どうしてなのでしょうか。
“Ｖドル”に投資をしていて気に留めなかった事も有りますが、前々回のアイドルの祭典でＷＵＧ（放出した島田真夢）に敗れ、前回雪辱を果たして優勝したもののＷＵＧとネクストストームの参加が無く、盛り上がりに欠けた事で無関心になったのです。

それでも第13話・最終回で鈴木萌歌が自力でセンターを勝ち取るのですが、それ迄センターの座に在って背負い込み“らしさ”を失っていた彼女が、白木徹の【現状では、君よりも……】との言葉で開き直り、本来の魅力で有る天真爛漫さを取り戻した結果です。
周囲が皆リーダータイプで優等生ばかりですので、岩崎志保無き今、新ユニットのセンターは鈴木萌歌が最良なのです。

よく物語を見てください。
新ユニット候補から外されたにも拘（かか）わらず、センター争奪戦に参加しています。
白木徹は“認めてない”とは言え、心の内では成長を期待していたのです。ですから【［現状では］君よりも……】と含んだ言葉遣いをしたのでした。

【新章って、中々深い脚本です】

次回シリーズ完、第１期と新章での裏プロフィールの解釈方法を、在る場面で解説します。