🅿︎64。アニメーション「ＷakeＵp,Ｇirls！」2018年回の設定page15

🅿️16・🅿︎17〜🅿︎34・🅿︎47参照。
裏プロフィールを主軸に、公式プロフィールを補助として創作してます。

帰り際に、自分も経済交流会議に出席する事を告げられた島田真夢です。

…なぜ“まゆしぃ”も会議に？…（ワニ）
…“まゆしぃ”が行くならＷＵＧも出席したいです…（ワシ）
疑問と不満が漂いました。

「ＷＵＧはダメよ、主役を奪ってしまうじゃない。それに公務員と実務的な対話ができる？」
振り出しに戻った説明をする丹下順子に対して、

…それは・・芸能活動とは違う事くらいは理解してますけど…（シロクマ）
…どうしてＷＵＧはダメで“まゆしぃ”はOKなの？…（オオカミ）
…七人全員じゃなくても、プレゼン力が高い数人が同席出来ませんか？…（ワニ）
“あいちゃん”・“みゅーちゃん”・“ななみん”とか…（シロクマ）
…私達だってＲＧＲの為に協力したいです…（ワシ）

「あなた達七人をランク付けするつもりは無いけど、やはり今日（こんにち）までに至るグループ・アイドルらのサクセス・ストーリーの先駆けであり、女優としても全国的に認知され始めた『島田真夢』と言う『ブランド』力は大きいのよ。大人の事情と言う事を理解して頂戴」

理解はしましたが、感情的には歯痒い思いを抱くメンバーです。
その空気を察した真夢は了承する返事をせず、帰ろうとソッとドアを開けます。

真夢の応答が無い事に不満を持った丹下順子は、再度伝達します。
「真夢、分かったわね。“ランランちゃん”の為に人肌脱いであげなさい」

その言葉を、背中を向けて耳にした真夢は、驚き振り向くと自分の身体を両手で抱きしめ、恥ずかしそうに問いました。
「ええっ！脱ぐって、私水着に成るんですか⁈必要なんですか？」

その的外れな言葉に唖然とした一同は、その声の主に注目します。

「真夢。それ…、冗談よね…」
疑問に思った丹下が尋ねると、

「えっ？私、何か可笑しな事を言いました？違うんですか⁈」
不安な表情で回りを見渡すと、
「あっ！・・・私勘違いしたんですね、御免なさい。承りました…」
気恥ずかしく成った真夢は、早々と階段を下りて行き、林田藍里がそれに続きます。

…“まゆしぃ”は、気が抜けていると『天然』に成りますね…（ワシ）
つい先程までの淀んだ空気が払拭されて笑いが起こり、それぞれが事務所を後にします。

七瀬佳乃・菊間夏夜・岡本未夕の三人は、新曲への希望を語りながら、
…少し打ち合わせしようか…（シロクマ）
…“よっぴー”も今から寮に行きますか…（ワシ）
…じゃぁ何か、おつまみでも買って行こうよ…（ワニ）
と、街へ溶け込んで行きます。

速志歩・守島音芽・阿津木いつか、のＲunＧirls,Ｒun！は、
…凄い展開だったね…（はやまる）
…今日一日で『一年を過ごした』って感じ…（もっちー）
…うんうん…（あっちゃん）
…私達、福島でヤレるかな…（もっちー）
…今から緊張して身体が熱いよ…（はやまる）
…楽しみ…（あっちゃん）
…あぁ！今頃喉が渇いたよ…（はやまる）
…お茶して行く？どこか（店が）開いてるかな…（もっちー）
…レッツゴー…（あっちゃん）
喜びと不安を抱えながらも、足取り軽く街へと繰り出して行きました。

片山実波と久海菜々美。
実波は真夢の後ろ姿をジッと見つめています。
「どうしたの“みにゃみ”一緒に帰るよ」
背後から声を掛けますが、
「“まゆしぃ”は凄いなぁ、あんな事が出来るんだ」

何かに気付いたようです。

「何が？」
「分からなかったのならいいよ」
「んん？…」
無言で時が流れ、じれったく成った菜々美が再度帰宅を促すと、
「ねぇ“ななみん”、私だけ成長出来てないよね。置いてけぼりだなぁ…」
「どうしたの？珍しくネガティヴな感じがするけど」
「だってさ、“まゆしぃ”はスターだって『今』改めて実感したし、“よっぴー“
“かやたん”・“みゅーちゃん”はそれぞれ目標を立てたし、“あいちゃん”・“ななみん”は作詞作曲に挑戦で存在感あるけど、私だけ他に無いんだよ。このままのタレントじゃ先が不安だよ」
すっかり自信を無くした言葉に、
「何言ってるの、“みにゃみ”には歌が有るでしょう」
「ＷＵＧで歌ってるけど、“まゆしぃ”・
“よっぴー”には敵（かな）わないよ。民謡なら負けないけど…」
そこまで言うと、漸く帰宅の途につくのでした。
これ以降、片山実波は自分の本性を押し出すべく模索をするのです。
（イメージ・アニマル、トラを意識して行きます）

さて、自宅の前で別れても島田真夢の後に付いて歩く林田藍里は、他のメンバーの姿が見えなく成った頃合いを見計らって、彼女に声を掛けます。

「あの真夢、さっきの事だけど」
帰ったと思っていた藍里が、まだ後を付いて来ていた事に驚いた真夢です。

page16に続く。

どうやら片山実波と同様に、林田藍里も何かに気付いたようです。
島田真夢が何をしたのか、お分かりでしょうか？