夜明けは本当に美しいぜよ
1.夜明けの風景を見たことがあるか?
普段の私は、ひたすら真面目だ。
朝までぐっすりと眠り、なるべく規則正しい生活を心がけている。
そんな私は夜明けの風景を見たことがない。
大抵朝の6時半ぐらいに起きるので、太陽はとっくに登っている。
人間、どこかでは必ず眠っているので24時間のどこかの風景を見てないことがあるだろう。
深夜、そして夜が明ける瞬間を私は見ずに生きていた。
そんな私はある時、大須のBARで深夜を経験した。
2.BAR夜行性の生き物
金曜日、土曜日、そして祝日前日の夜中12時から朝の6時まで営業している間借りのBAR夜行性の生き物。
6月に間借り営業を始めたばかりであり、大須の真夜中スポットは珍しいなあと思ったのでブログの取材を兼ねて訪れてみた。
店内は落ち着いた照明、そして真夜中ということで寝ている人もいる。
事前にちゃんと寝てから楽しもうと思ったけど、映画を見たりと活動したため十分な時間をとってなかった。
というわけで寝ている人に倣って私も寝る。
寝る前にマリブコーク、起きた後にラムコークを飲んでと酒を楽しむ。
しばらくは他のお客さんと話をしつつのんびりしていたが、外が明るくなりつつあることに気づいた。
日の出時間を調べるとあと10分くらいで太陽が昇るらしい。
そういうわけでさっそくBARを後にすることにした。
3.夜明けの街は静かだけど、なんだか安心する
夜明けの街を歩いて思ったことは、静かである。
車も人もあまりない。
世界ってこんなに静かになるのかと私は驚いた。
真夜中だと暗くて、何か怖いところがあるが夜明けは希望を感じられるほどわくわくする。
夜中に歩くよりは夜明けを歩き回る方が安全なのではと思うくらい、素敵だ。
4.悩みから解放される瞬間ってこんな風なんだろうなあ
夜明けと聞くと私が思い浮かぶのは日本の夜明けは近いぜよという言葉だ。
これって幕末に活躍した坂本竜馬の名言だと思っていたけど、実は別人のものらしい。
別人の名言が偉人のものになるほど、夜明けには魅力がある。
太陽が昇る東の方をちらっと見ると、美しいオレンジ色が見えた。
空がとても明るくなる境目ってところ。
この美しさを見ていると、悩みから解放される瞬間ってこんな風なのかなと思った。
5.夜明けの魔法に私は魅了された
夜明けの風景は美しい。
都会でも自宅でも、田舎でもどこでも美しいのではと勝手に想像する。
朝の4時半から5時まで大須から金山まで歩いた。
商店街から住宅街へと歩いて私はふと東の方を見る。
そういえば、太陽は東から昇るって常識だったなあと。
東の空は澄んだ青色だった。
なんてきれいな青色なんだろうと感動した。
綺麗な青色を見れるなんて幸せなのではと思う。
いつもはぐっすりと眠っている時間帯に、素敵な景色が世界では見れたんだとわかると、もったいないことをしていたと振り返る。
この風景を見ずに私はこのまま生きていたのかともったいなさを感じた。
心が動くほど、夜明けの世界は素敵だ。
今回は大須から金山の間だけ、経験したが他のところでも経験してみたい。
あらゆるところの夜明けではどんな風景が、出来事があるのかとわくわくする。
また私は夜明けを目撃できるのかどうかは私次第。
再び夜明けの魔法を楽しみたいと微笑みながら私は日常生活へと進んでいった。