千年鯨の旅日記 過酷な自転車ロードと世界遺産
0.前回のあらすじ
母と共に中城城跡などをぶらぶらとドライブした私。
中城城跡の眺めに感動したり、本場のタコライスの上手さに感激したりした。
3日目はサイクリング旅。
絶対過酷な旅になるだろうなあと予測しながらも自転車のレンタル屋に足を運ぶのだった。
1.母との旅には過酷がつきものである
3日目はひたすら自転車でぶらぶらする。
せっかくなら那覇を自転車で楽しもうということである。
自転車のレンタル屋さんにどこをどう回るといいですかねとコースを相談する。
地形の関係から最初に玉陵、次に識名園がいいとアドバイスを受けたのでその通りに行こうと決めた。
玉陵と識名園は世界遺産とのことなので楽しみだ。
沖縄の世界遺産といえば首里城のイメージが強いが、自分にはまだまだ知らないところがあるのだなあと感じる。
わーい、楽しみだなあと思っていたが、この後第一の地獄を経験するのだった。
2.第一の地獄 首里城までの坂道がきつすぎる件
最初の地獄は首里城への坂道がきつすぎること。
よく考えたら前日、首里城の近くを車で走ってたからきつさはなんとなくわかってたはず。
山の上にあるから首里城からの眺めはよい。
そこに行くまでには自転車ではきついはずだ。
サイクリング旅を後から振り返り、ロードバイクではなくて電気自転車を借りればよかったと反省した。
私と母は汗だくだく、そして息はあはあになりながら自転車を押しながら上っていく。
ふと見た那覇の街並みはすばらしかった。
家々がずらーっと並んでいて見ごたえがある。
ああ、苦労しながら上る景色はいいものだと思いながらもひたすら進む。
なんとかして玉陵にたどり着いたのだった。
3.玉陵
玉陵にたどり着き、最初にチケットを購入した後にすぐ資料館に入る。
資料館には玉陵に眠られている琉球の王様たちの骨壺などの写真、大正時代の最後の琉球の王子の葬儀の様子などの展示があった。
王子の名前は、尚典。
最後の琉球の王様である尚泰の息子である。
もし琉球国が続いていたら王様になっていただろう。
玉陵は厳かな雰囲気が出ていてああ、これが王様の風格かと。
なんというか不思議なパワーを感じる。
エジプトのピラミッドのような、古からの宝物だと感じた。
あの雰囲気はなかなか味わえない。
自分が死んだ後も残ってほしいと思うほど、素晴らしかった。
4.沖縄の有名な坂で沖縄そばを食べる
識名園に行くまで少しだけ休憩をしようと首里城の近くの坂道のカフェで食事をとることに。
この坂道は日本の坂道百選に選ばれるほど有名らしい。
素敵な風景を眺めながら沖縄そばを食べて回復。
よし、これから識名園だ、がんばるぞと喝を入れてから出発したのだった。
5.次回予告
沖縄旅最終回。
沖縄にも庭園あるんだなあと識名園を訪れる。
なんてすばらしい風景だろうと感動するのだった。
次回がどうなるのかはお楽しみに!