千年鯨の旅日記 実相院と岩倉具視幽棲旧宅
0.前回の旅日記
ポテルを出た後、私と母は京都の街をドライブする。
朝の日常はこんな風なんだなあと感じた。
運転してからおよそ一時間後、目的地に到着。
初めて訪れる実相院と岩倉具視幽棲旧宅にわくわくした。
1.実相院
実相院を知ったのは京都文化博物館で当時やっていた企画展からだ。
実相院は紅葉の名所として有名であるが、秋だけではなく夏も青紅葉という緑色の紅葉を楽しめるらしい。
実際に行ってみたいなあと思ったのだが、実相院に行くまでには電車とバスを乗り継がなければならないなど、ちょっと大変そうなので躊躇していた。
今回見事に実現できてうれしい。
実相院は京都の中心地から離れているのか人がたくさんうじゃーっていうわけではなく、ほどよい込み具合。
なんとなく落ち着いて京都を楽しみたい方にはおすすめだと思う。
実相院の中は写真撮影だけではなく絵を描くという行為も禁止。
とにかく実相院の紅葉とか楽しみたいなら現地に行きなはれというものだ。
確かにね、写真撮影よりもとにかく自分の脳裏に実相院の美しい紅葉の間を残し続けていきたいくらい美しかった。
なんて美しい夏の風景なのだろうと感動する。
その他にも池が素晴らしかったりと、周りは自然豊かなので静かな音を楽しめた。
2.岩倉具視幽棲旧宅
幽閉という言葉はよく聞くけれど幽棲ってどういうことと困惑する。
うーん、何が違うんだと戸惑ったものだ。
岩倉具視幽棲旧宅は事前に予約が必要というものらしく、手続きを経て到着。
係員のおじいさんから幽棲と幽閉の違いの説明を聞く。
幽閉=他人からの命令で閉じ込められること
幽棲=自ら閉じこもること
だそうだ。
岩倉具視は公家なのだが、公家の中では下のランクに位置していたらしい。
で、当時のいろいろとした新しい動きやらを主張した結果、命を狙われそうになり、逃げるは恥だが役に立つということで京都御所がある中心から洛北に逃げたという。
岩倉具視についてはなんとなく幕末から明治時代に活躍した人、海外に留学した人という知識しか知らなかったがけっこう色々と学べたと思う。
家はすばらしく、周りの自然の風景に溶け込んでいた。
ぼーっとしていると岩倉具視はこのように静かに暮らしていたのかと想像ができる。
資料館には岩倉具視に関する書物や資料、子供向けの学習漫画などがあって見ごたえあった。
3.次回予告
洛北を滞在した後、私と母は次の目的地に向かう。
田舎の道を進んだ後、以前訪れたことのあるバームクーヘンやらで有名なあの某企業のテーマパークにたどり着いた。
旅の最後はどうなっていくのかは次回のお楽しみに!
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