千年鯨の酒場日記 ガヤガヤバーひな壇の飯の天国と地獄
1.ガヤガヤバーひな壇の恐怖の飯イベント
名古屋の新栄にあるガヤガヤバーひな壇には恐怖の飯のイベントがある。
それは店長白木くんが主催する飯のイベントだ。
毎週木曜日に開催される白木くんの料理のイベントは悪い意味の評判で有名である。
というのは、白木くんはこれまでおいしくない料理を作ったのだ。
そのため、白木くんの料理は怖いということで、ガヤガヤバーひな壇の木曜日は閑古鳥が鳴くようになったのであった。
2.4月からの新イベント 地獄編
この四月から白木くんの料理イベントは炊飯器にあらゆる材料をぶち込んでおいしいものを作ろうというものへと変化した。
ぶち込み料理研究家として白木くんは挑戦するのだ。
記念すべき第一回目は、炊飯器でペッパーランチのペッパーライスを再現しようということなのだが、これがすごくまずかったのだった。
炊き込みご飯って普通は米に味がついていてとてもおいしいものである。
味付けは濃いめ、野菜や肉などが混ぜ込められていておいしいはず。
しかし、白木くんが作ったペッパーライスを炊飯器で再現したものは全く味がない。
白米とほぼ同じであり、食べた瞬間にどう感想をつぶやけばいいのだろうかと悩んだ。
頭をひねった結果、これはイギリス料理だと言語化することに。
イギリス料理はあまりおいしくないのだが、これは自由自在に塩や胡椒などで味付けして自分の好みで味わってくれという意思があるらしい。
そのため、胡椒や焼き肉のたれをつけてなんとかした。
これが噂の地獄の白木飯かと感心したものだった。
2.4月からの新イベント 天国編
2回目のぶち込み料理はピザ。
炊飯器でピザって作れるのね。
よう、そのレシピがあるなあと思った。
さて、味の方は問題なしでおいしい。
ピザはパリパリではなくもちもちなのだが、おこげがなくてストレスなく食べられた。
たまにおいしいピザと宣伝されているピザがあるのだが、記事におこげがたくさんあってどこがおいしいんだよと思うことがある。
ピザーラのようなもちもちとしたピザが好きな人にはちょうどよいかもしれない。
まさかの白木くんの飯、成功。
白木くんの飯は天国の時もあれば地獄のときもあるから、まさにギャンブルのようなものである。
次はどんな飯が天国なのか、地獄なのかはガヤガヤバーひな壇の木曜日に訪れたあなた次第だろう。
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