恋人のいない私が恋人の聖地に訪れた話in伊自良湖-3
0.前回のあらすじ
伊自良湖にたどり着いた私。
ちょうど朝ご飯の時間帯だったので、事前に用意した弁当を食べた。
自然の美しさ、空気のおいしさと共に弁当を楽しんだのであった。
1.懐かしい風景を探しに行こう
伊自良湖に訪れたのは人生で2度目である。
1度目は小学生の頃、学校の自然研修として一泊二日の日程で伊自良青少年の家に滞在したのだ。
そこでは学校のみんなと一緒に木の枝や木の実を使った図工や川遊びなどあらゆることを楽しんだ。
この伊自良青少年の家は現在廃止になったとのこと。
予算とかいろいろと大人の事情があったらしい。
検索してみると伊自良青少年の家を復活させようというプロジェクトがあるらしい。
正直に言うと、まさか自然少年の家が廃止になるなんてと信じられなかった。
こういう自然と触れ合う施設ってけっこういいものだなあと思っていたし、ずっと残るものだと思っていたのだ。
2.「少年自然の家」や「青年の家」の廃止が全国で減少しつつあるらしい
伊自良青少年の家みたいに廃止になりつつ施設はあるのだろうかと気になった私は調べてみた。
その結果、全国ではそのようなことが起きているらしい。
建物の老朽化、少子化による利用者の減少によって施設の廃止が増えているのだ。
その他には自然少年の家は自治体が運営しているのだが、財政事情が厳しいことや引率する教師に負担が大きいことなどあらゆる事情から自然少年の家が減っているらしい。
時代が変わりつつあるのは仕方ないかもしれないが、自然と触れ合う機会を得られるのはありがたいと思う。
今後は自然少年の家が減少するのか、それとも新しい形として生まれ変わるのかとても気になるところだ。
3.実際に足を運んでみた
20年以上経ってから訪れた伊自良青少年の家、人気がなく静かである。
敷地内には仮設トイレや車、あらゆる資材が置かれていて、今も復活プロジェクトが続けられているのだろうかと思われる。
大人になって訪れるとは思ってなかった。
施設に奥へと足を運んでみる。
そこには昔なかった木製の置物がある。
ちらっと見ると入山届や下山届、周辺の施設の情報やポストが置かれていた。
舟伏山という山のものらしい。
必ず登山する時は届け出をしなければならないということは、過酷な山があるのだろう。
そう思うと、登山者のためのゆっくりできる施設があるといいかもしれない。
登山は体力をたくさん消耗するだろう。
寝転がることができるスペースとかあったらいいかもしれないと思った。
4.次回予告
懐かしい記憶の場所に訪れた私の伊自良湖探索はまだまだ続く。
楽しい気持ちもあれど、段々と人がたくさんいる場所に戻りたくなった。
伊自良湖を探索した後は柳ケ瀬商店街へちょっと寄り道。
ぶらぶらとしたお出かけがどうなっていくのかは次回のお楽しみに。