飲食店員はみた お局様の因果応報
1.お局様とは?
お局様とは職場にいるベテランで年上の権力が強い人のことだ。
お局と聞くと江戸時代の春日局を思い出す。
もしかしてお局様という語源はそこから来ているのかと気になって調べてみた。
日本語俗語辞書というサイトでざっくりと調べてみた結果、局というのは宮中や江戸時代の大奥などで高く特殊な地位に就く女性に対して敬意をこめて呼ばれたものらしいとのこと。
お局様というと、嫌なイメージがつくのだが当時は指導者として呼ばれていたそうだ。
私の予想通り、今のような意味で使われるきっかけは大河ドラマの春日局からだと言われている。
まさか昔の言葉が今の時代にもなじんでいるとは面白い。
意味が変わっていき、単なる言葉が悪の言葉になるところは実に最高だ。
さて、言葉の意味の説明は終わってなぜお局様について語るかというところから始めよう。
お局様は大抵、会社にいるものだと思っていたのだが実は飲食店にもいる。
パートの世界にいるのだ。
そのお局様と呼ばれるほどのパートさんがどんなことをしたのか、そしてなぜそのような行動に至ったのか勝手に推測してみようと思う。
2.お局様=支配者
そのお局様は定食屋が開店した時からずっといるスタッフさんだ。
仕事や応対はベテランでどんなときもてきぱきと働いている。
仕事ぶりは良いものなのだが、このお局様はとても支配的だった。
あらゆることに注意をするのはいいのだが、問題はその頻度だ。
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