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千年鯨の旅日記 姫路から帰る


0.前回のあらすじ

 鳥取砂丘をさくさくと歩く。
 馬の背という高い砂の山をのぼって日本海を見る。
 その馬の背からきゃーと元気に駆け下りる子供たちを見て、ああ、なんてたくましいのだろうと思ったのだった。

1.人生初の姫路

 今回の旅は人生初が多かった。

・小さな画廊で絵を見る
・東京モノレールに乗って羽田空港に向かう
・一人で飛行機に乗る
・鳥取上陸

という4つの人生初があった。
 けっこう刺激を受けたと思う。

 そして次に経験した人生初は姫路に行くことだ。
 姫路といえば世界遺産がある姫路城で有名。
 姫路駅から姫路城を眺めることができる。
 ああ、あれが有名な城か。今度は姫路をぶらぶらしてみたいと思った。

 姫路といえば、米原から在来線でまっすぐにアクセスできる。
 在来線だとすごくかかるけど、新幹線ならすっと行ける。
 日帰りで行けそうな距離と時間だ。
 今度は新幹線でふらっと訪れてみたい。

2.ピタゴラスイッチが好きな人にはおすすめ

 姫路駅前にビルがある。ピオレ姫路という買い物を楽しめるところであり、その6階にボールマシンが設置されている。
 名前は夢の中の白鷺、作者はジョージ・ローズ。
 姫路城をモチーフとしたものであり、永遠と動き続ける。
 見ているだけで心がわくわくとするものだ。

 そういえば、ボールマシンは以前、神戸にもあったなあと思い出す。
 調べてみると同じ作者らしい。
 日本のいたるところにボールマシンがあるらしいので、それをめぐる旅も面白そうかもしれない。

3.新幹線で家に帰る

 今まで新幹線では西の方面は大阪までしか行ったことがない。
 姫路って新幹線の駅があるのかと初めて知った。
 その姫路駅で自分が乗る新幹線を待つ。
 普段の利用する駅では聞いたことのない名前が流れてきた。

 さくらという可愛い名前があってほほえましいなあと思った。
 その他にはみずほやつばめなど日本らしさが出ていて可愛い。
 他の列車にいつか乗ってみたいものだ。

4.おいしい駅弁を食べる

 姫路駅で帰りに食べる弁当を買う。
 姫路城鶏のり弁、名前の通りのり弁である。
 弁当には飛び出す絵本のようなしかけがあり、見てうれしい、食べてうれしいものだった。
 駅弁はいいものだ、旅のお供になる。
 しかし、この駅弁を家でも食べたくなる。おいしすぎるもの。

5.トンネルに挟まれている新神戸駅

 しばらくすると新神戸駅にたどり着く。
 ああ、トンネルに入ったなあと思って、外の景色を見る。
 なんか新神戸駅から異質な雰囲気を感じた。
 囲まれているような不思議な感じがしたのだ。

 それもそのはず、新神戸駅は二つのトンネルに挟まれているのだ。
 トンネルからトンネルへと移り、進んでいく。
 こういう駅もあるのかとわくわくしたものだ。
 自然たっぷりなところらしいので、新神戸駅周辺をぶらぶらしてみたいなあと思った。

6.無事に家に着く

 姫路駅から名古屋駅まで大体1時間半くらい。
 これなら日帰りでふらっと行けるものだ。
 在来線でもよし、新幹線でもよし。
 ちょうどよいところだ。

 姫路城には幽霊が一枚、二枚と皿を数えるというあの伝説の井戸があるらしい。
 心霊スポットが好きな自分にとっては興味深い。
 次回の旅の構想を練りながら、家にたどり着いたのだった。


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