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千年鯨の旅日記 過酷な下り坂と世界遺産


0.前回のあらすじ

 旅の3日目は自転車を借りてサイクリング。
 首里城までの過酷な坂道を上った後、玉陵に訪れる。
 歴代の王様のオーラを感じた後、有名な坂道のカフェで一息。
 その後も過酷な自転車旅をしたのだった。

1.識名園へいざ参る!

 首里城近くの駐輪場に戻り、再びまたがる。
 次の目的地は識名園である。
 そこからひたすら自転車に乗り、なんだかんだでたどり着く。
 識名園も玉陵と同様、世界遺産であることを知った。
 本当、世界遺産って知っているようでまだまだ知らないものがあるものだと感じた。

 入場料のチケットを購入して、順路をたどる。
 緑たくさんの道をたどった先に広がった世界が。
 池と大きな家屋、そして石畳の橋とサンゴ礁のような橋がある。
 サンゴ礁の橋みたいな橋はなかなかない、サンゴ礁に囲まれている沖縄ならではだろう。

 沖縄の自然ってジャングルのようなイメージがあったのだが、まさか日本庭園のような作られた自然もあるとは知らなかった。
 庭園が好きな人にはぜひ訪れてみてほしい。
 こうして識名園の自然を堪能したのだった。

2.ロードバイクに必要なものって

 借りたものはロードバイク、今までママチャリを利用していた私にとって初めての自転車である。
 ロードバイクとママチャリの運転の姿勢は異なる。
 ママチャリは姿勢をまっすぐに運転、でもロードバイクは前傾姿勢で運転で、視界も異なる。

 ハンドルを握る手の力も異なる。
 ママチャリは気楽だけど、ロードバイクは本気で握らないと運転できない。
 このロードバイクのハンドルを握る手がだんだんと痛くなった。
 そういえばとふと私は同じく疲れが出ている母に話しかける。

「そういえば。ゆるキャン△でロードバイクに乗るってシーンあったんだけど、たしか手袋をしていたはずだよ」
「まじで!?」
 そして、またまたそういえばと思い出したことを語る。
「うちのアパートの大家さん、ロードバイクに乗る素敵な趣味があるけど、たしか大家さんも手袋をしていたと思う」
 私の住むアパートには大家さんがいるのだが、休日になるとバリバリのロードバイクに適した格好をして出かける。
 がっちりと手袋もしてたはずだ。

「そうだ。冷房で寒すぎる対策にとアームカバーがあったんだ」
と母から片手の腕まで長い手袋を借りる。
 少しでもなんとか緩和できた気がした。
 これは手が筋肉痛になるなあと予想しながら帰り道へとたどる。

3.行きはよいよいというけど、帰りもよいよい?

 行きは首里城までの坂道がきつかった。
 帰りは識名園から那覇への下り坂で楽になる。
 と最初は思っていた。

 しかし、ロードバイクは違う。
 帰りも大変である。
 前傾姿勢でずっと長い下り坂を進むのだから、大変である。
 手が痛い。
 ずっと握りっぱなしだから大変だ。

 下り坂が終わって平坦な道になり、ほっとする。
 ハンドルを握る手が弱くなり、少しずつ緊張から解放された。
 こうして沖縄の自転車旅は終わり、迫りくる筋肉痛に震える時が始まるのだった。

 なれないロードバイクを返した後、母が一言。
「実はさ、ちょっとお金を出せば電気自転車を借りれたんだよね」
「ってことは?」
「ケチらない方がよかったかもね」
「おい……」
 今それ言うところ!?
 って感じで沖縄旅終了!

4.まとめ沖縄楽しかった

識名園のチケットで見かけた猫ちゃん

 沖縄の旅は楽しかった。
 修学旅行で2回、バスツアーで1回の計3回訪れたのだが、発見できて楽しかった。
 うまい飯、非日常なパラダイス、歴史的な風景を楽しめる素敵なところだった。
 今度は一人で訪れてみたいと思う。

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