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毎日暗くて悲しいニュースが多い理由



今回は超絶当たり前の話ですが、ふと頭から抜けてしまう方もいるかと思いますので書いておきます。


日本は日夜暗く悲しいニュースで溢れています。
なんらかの事故。事件。問題。途絶えない日はありません。
J-POPの歌詞にもそこそこ書かれるくらいには日々重たいニュースが多めです。
ニュース番組を見てもまず暗いニュースから始まり、暗いニュースが続き、暗いニュースからの天気予報もしくは占いで終了。そんな感じ。

ではなぜこんなにも暗いニュースの報道が多いのかと言えば、
忘れがちではありますが、それが採用されているからです。
別に悲しいニュースが多いからという割合の話ではないです。

ニュースというのは数ある中から何を採用してお茶の間にお届けするかを決められる自由がありますから、
何をチョイスするかの部分については基本的に自由です。
ただしどの媒体であろうとスポンサーのために数字を取りたいという側面はあるでしょうから数字が取れるようにニュースを選ぶ必要はあるかと思います。他社が扱っている話題に別の角度から切り込めば数字が取れるかもしれない。
しかし、様々な兼ね合いなどはあっても最終的に選択は自由なわけです。
数字の取れそうな明るいニュースと同じくらい数字の取れそうな暗いニュース、この二択で暗いニュースを選ぶことに問題はありません。

もう少し言えば数字の取れそうな明るいニュースと数字の取れなそうな暗いニュース、の二択だとしても
選択は自由ですからここでも暗いニュースの方を選択しようと特に問題は無いわけです。


常時暗いニュースが流されているとつい世の中には暗いニュースがたくさん溢れている印象を受けたり
どうして明るいニュースが無いのだろうと思うかもしれませんが
実態はともかく、暗いニュースが常時流れているのはメディアが暗いニュースを採用してそれを流しているからというだけの話です。
地方の情報誌とかだと明るいニュースが結構載ってたりします。なので明るいニュースがないわけでもないです。


ニュースというのは情報の寄せ集めです。
それを一体どう扱うか。
それをどれくらいどういったものとして扱ってどう報道するか。
一つの情報に対する重要度のランク付けも、印象の色付け方も、何を取り上げて何を割愛するか、それが嘘でなければ取り扱い方は全て自由です。

暗いニュースだらけは気が滅入ってしまうという方もいるかもしれません。
しかし、以前も書きましたが、形容詞は自分以外には同様の意味を持ちません。目の前の"暗い"も誰かから見たらそうでない部分もあるかもしれない。
もしかしたら今見た暗いニュースも、どこかに前向きな要素が隠されている、なんて見方をするのは個人的にはアリかななんて思っています。
もしくはしんどい時は一旦それから離れてしまう。
日々のニュースを見なくとも、特に罪に問われることはありません。


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