中央経済社・株主総会の話(2024年)

まずは、昨日の株主総会、お疲れ様でした&ありがとうございました。

現時点でIRから議案の投票結果は出ていませんが、株主提案は、おそらくすべて否決となりました。単純に私の力(議決権数)不足もあり、ご賛同いただいた株主の皆様におかれましては、大変申し訳なく思っております。

私以外の方がされた質疑に関しては、

  • 最高顧問の健康状況に関するご質問

  • 旧本社資産の活用方法および売却時の税金に関するご質問

  • MBOしたらどうかというご提案

  • 上場取引所の変更可能性について

  • 株主優待の反応についてのご質問

  • 最後まで質問を受け付けるべきだというご意見

などなど、私も聞きたかった質問や言いたかったことばかりで、取締役会とやりとりをする上で、非常に関心の高い株主の方々が参加されており、今後の励みとなる時間となりました。(記憶頼りなので間違っているかもしれません)ご質問・ご意見いただいた皆様には、一株主として深謝いたします。


私の方からも、持っていった質問の7割くらいは質問することができました。長くなってきたので、途中で議長が質問の時間を打ち切ろうとされたのですが、株主の方がピシャリと言ってくださったおかげで、優先順位高いものはほぼ解決することができました。重ねてお礼申し上げます。

  1. 旧本社の不動産が時価30億円、駐車場賃貸を昨年度中に決定しているにもかかわらず、総会書類の注記に記載されていないのはなぜか。虎ノ門有限責任監査法人の会計基準か、監査役の責任か

  2. ビジネス専門書オンラインで、5000冊の取り扱いとあるが、品切ればかりで実際に購入できる本の種類は1000もないのではないか、これは優良誤認にあたらないのか

  3. 経営陣の大株主の資産管理会社が、本店所在地を中央経済社所有の土地に置いてある。これについて、賃貸契約を交わしているのか。特定株主の優遇を禁じた会社法に違反していないか

  4. プランニングセンターは役員2名に対して社員1名と、非常にいびつな構造になっているだけでなく、前期赤字転落した。なぜ別会社化しているのか、また、今期赤字継続とならないのか

  5. 株式給付信託は2022年12月に株価487円で始まった。当時の日経平均は27574円、現在日経平均は40000円に届こうとしているにも関わらず、中央経済社の株価は487円を下回っている現状だ。この施策が、当初目的のどう従業員のモチベーションに貢献しているのか

  6. 2023年5月に公開した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」において、5年平均のROE3%をうたっているが、このIR公開後、2023年9月〜2025年9月まで、ROE3%に全く届かないのはなぜか、また、このページを更新しない理由と、取締役会がどのような責任を取っているのか

  7. 今期CKDが吸収された結果、延べ役員人数が減額されているはずだが、連結で役員報酬役員報酬の総額が増えている理由についてお伺いしたい

といった質問を投げかけることができ、非常に戦略の参考になりました。回答については記憶に頼る部分が多くなるので、noteへの記載は控えさせていただきます。

とはいえ一点だけ、「子会社のCKDを今期3月に吸収にしたにもかかわらず、連結役員報酬の総額が上がってるのはなぜか」という質問のフォローだけ。
当日は経理の担当者(財務本部長のネギシさん、だったかな)のほうを議長が指名し、「増加してません」と回答いただきました。

しかしながら、2024年9月期決算短信〔日本基準〕(連結)のP.8を見るとわかりますが、しっかり増えてるように見えます、役員報酬。

2023年9月度が92,283千円なのに対し、2024年9月度は92,318千円。社員の給与や手当、賞与は減っているにも関わらず、です。(当日「時男さんが100万円減らすと言ってたのを覚えています云々、みたいな発言もありましたが、なんだったのでしょうかあれは」)

さすがに株主総会で財務本部長が数字を把握されていないことはないと思いますので、何か私の読み間違いかと思い、会社には昨日のうちに質問しておきました。重ねて言いますが、前期中にCKDが吸収され、延べ役員数は減っている(少なくとも下半期は)はずですので、最終的に増加に至ったのはどういった理由なのか明確な回答を求めています。


さて、長くなりましたが、上記の質疑については議事録に記載されるでしょうから、ご興味をお持ちの方は閲覧されると良いかと思います。私も仕上がり次第、閲覧と謄写に伺う予定です。

来年に向けて、私も精進していきます。引き続き、株主の皆様にはよろしくお願い申し上げます。さすがに師走ですので、これ以上慌ただしい年末は避けたいものです。11手詰か13手詰の詰め将棋でも楽しみながら、暖かい年越しを迎えようかと思います。

皆様も良いお年をお迎えください。

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