録音は特別なことじゃない!?本当の自分を録音しよう!!

2020/04/15


第一興商が提供するカラオケ録音・録画サイトのDAM★ともを利用した感想を過去記事で多数掲載してきた。そんな中、インターネット上に音楽を公開する際に、歌や演奏をするパフォーマー側ではなく、機器を操作してレコーディングする側の立場で執筆されたブログを読んでいて、僕自身の活動にもピンとくる記事を見つけた。
 自らもレコーディングをするという方が作業の参考にするというのが本来の読み方だろうなとは思う。だが僕自身は実際にレコーディング操作をするわけではなく、単に興味深い読み物としてこのブログに接している。読んでいると後々音楽鑑賞が面白くなってくる側面もある。
 今回はこちらをご紹介しよう。はてなブログの「あかりの作曲・mix日記」から、このページをご覧いただきたい。僕も執筆にあたり、こちらに寄せた記事タイトルにしてみた。

DAM★ともの公開曲でうまいテイクを聴いた後だと、それに感化されるのかどうか分からないが、僕も「今日は絶対良いのを録ってやる!」と意気込んで入店することがよくある。そういうときは、たいてい「失敗したくないなあ」という心配事を少し抱えてもいる。
 DAM★ともを使い始めたばかりの頃は、単に自分の歌を録音して残しておけることだけでも充分満足していた。うまいテイクを録ってやろう、なんてサラサラ考えていない。その日たまたま良く歌えたものを公開できたらいいや、という程度。
 でも利用経験を積んでストックが溜まってくると、歌っている最中というよりも、後で聴き返したときに楽しくなるような録音をすることの方に意識がいくようになる。
 ここで一度初心に返って、歌唱そのものを純粋に楽しむのもいいなかあと思い始めている。
 「既に、1本OKをもらっていることで、余計な力が抜ける」という文面には同感だ。コーラスでコラボ録音・撮影する際に、それがみやすい楽曲ではない場合、目的の曲にとりかかる前に、難易度の低いものや簡単ではなくても歌い慣れているものを先に録っておく。僕はこのようなことをやる。今日は何一つOKテイクを出せませんでした…てな事態を回避するためだ。
 B'zだと「Never Let You Go」が、この「ひとまずOKテイクをサッと録ってしまう」曲になる。出番も少なく音程の上げ下げも簡単。コラボ初心者にはうってつけの曲だ。あくまでもコーラス担当の目線からの話であって、主旋律を歌って最後まで聴いてもらおうとなると、そんなにお気楽には歌えないだろう。
 主旋律でOKテイクを手軽に出すのなら「あいかわらずなボクら」。この曲に限ってはうまく歌う必要はないとすら思える。ちょうど歌い終わったタイミングで「お時間○分前です」の電話が鳴った際、微妙に「あと1曲いけるな」というときに入れるのがベストな使い方だろうとは思う。まあでも早めにOKテイクをひとつ作るために、入店してすぐに歌うのもアリかな。
 つまるところ、録音するという行為、これこそに僕は一番醍醐味を感じているんだと思う。DAM★ともの存在を知ってから間もない頃、機種を指定せずに1人で入店したことがあった。通されたのはカメラはおろかDAM★ともの機能自体がない、録音すらできない部屋だった!ということがある。「DAM★とも機能って、全台標準搭載ってわけじゃないんだ〜!知らんかった…やっちまったなあ」とは思ったが、次回録音するときのリハーサルがてら1人で歌ってみた。これが全然楽しくない。
 そこで気づいたのが、今まで自分は歌いに行ってたというよりも、録りに行ってたんだなということ。録音を後で聴き返して、いろいろ思いを巡らすのがメインだったのだ。その核の部分なしに、単に1人で歌ってるだけじゃあ、それはつまらないに決まっている。だったら風呂で歌ってればいいんだし。その日は時間をかなり余らせたまま、サッサと店を出たのを覚えている。
 数年前のエピソードなので、今はどうなってるか分からないが、録音目当てで入店するときは「そもそも録音ができるかどうか」は確認しといた方がいいかも知れない。