マーク・パンサーが大分県中津市でトークショーに登壇
1月19日に大分県中津市のアトレ丸山で、賃貸マンション完成見学会イベントが開催された。そこでのトークショーに、globeのマーク・パンサーが登壇した。
天候に恵まれ、会場に用意された約30席はほぼ満席。立見客もいた。司会者はOBS大分放送の河野真歩アナウンサーで、2人は毎週木曜18:30放送のラジオ番組・『マークとまほのきょうイチゴルフ』で共演中だ。番組の企画のゴルフの話題で、現在のスコアについて語るところからスタート。
マーク・パンサーは大分県には頻繁に来ていて、この度は北九州市経由で会場に到着したそうだ。初めて大分県に来たときのことを振り返り、KEIKOの実家に挨拶に行った話をした。その頃は大分県について知っていることといえば、料亭のメニューのふぐのことぐらいだった。やがて大分県のクラブ・FREEDOMでのイベント出演などで何度も通ううちにすっかり馴染んで、別府市長からツーリズム大使就任の話を持ちかけられるまでになった。その後も日出町観光親善大使・さいき応援大使に就任。ますます大分県との関係性が深まっていく。この度は中津市を訪れているということで、名産品を挙げて「からあげ大使、どうですか?」と、さりげなくアピールした。中津市とも縁を形にして残したいのだろうか。ここのくだりは聞いていて楽しかった。中津市の地域振興関係者に届いて欲しいものだ。
河野真歩アナウンサーがマーク・パンサーに大分県の魅力を尋ねる。この地は温泉が多く、低価格で入湯できる点が挙げられた。フランスと日本のハーフである、マーク・パンサー。彼を知らない人にとっては、見た目は外国人だ。入浴中に年配の利用客から「なんだ、あんた日本語喋れるのか?」と声をかけられたという、心温まるエピソードが語られた。聴いているこちら側も思わず笑みがこぼれてしまう。イベント終了後も、会場近くの温泉に行くつもりだと言っていた。
大分県への移住も考えているそうだ。ここ2年ほどずっと、県内の良い物件を探しているという。この話は昨年9月に福岡市の天神中央公園で開催された、九州オータムフェスティバル出演時でもしていたので、どうやら本気で移住するつもりのようだ。
トークショーの途中で、株式会社ジェイ・スペースの橋住社長を交えた語らいのひとときもあった。橋住社長はglobeデビュー前からマーク・パンサーのことを知っていて、メンズノンノの愛読者だったという。マーク・パンサーのモデル活動の話題になると、阿部寛の名前も挙がっていた。現在、橋住社長は快適な居住空間を提供するために事業を展開中。その主な地域は大分市や別府市で、この度中津市に新たな物件を建てたばかりだ。
このトークショーでは登壇者と司会者のやりとりの他に、来場者から登壇者への質問コーナーもあり、ファンがマーク・パンサーと直接話せる良い機会となった。その中でglobeの活動中でのエピソードも尋ねられ、マーク・パンサーはこのような話をした。
まず、globeの活動で特に印象的だった出来事として、デビュー当時のTK DANCE CAMPを挙げた。
これは90年代に小室哲哉がプロデュースを手掛けたアーティストが多数出演したイベントだ。マーク・パンサー以外のアーティストの出演中も、演奏でずっとステージに立ち続ける小室哲哉に対して、舞台裏でKEIKOと共に出番を待つ間の緊張感の大きさを語る。胃に鉛が入っているようだったという例え話を用いて、当時を振り返った。このイベントの映像は、カラオケで『Feel Like dance』を歌うときにも流れると言っていた。
また、globeのライブでの失敗談も話した。ライブでは、後日メディア掲載用の写真撮影のために、特定の楽曲であらかじめ決められた立ち位置に移動するように、globeの3人に指示が出るそうだ。しかし、マーク・パンサーだけはステージの端の方まで走って行ってしまい、戻りきれずに3人揃った場面が掲載されないということがよくあったそうだ。少しでも観客に近づきたいという熱意からくる行動のようだが、そのせいで後で怒られることもあったという。
マーク・パンサーが大分県に馴染むうちに手がけるようになったのが、地酒の製造。この話になると途端に嬉しそうになった。表情の変化を見るだけでも、心から楽しんでいるのが伝わる。酒造り中に味見をしていても7杯目ぐらいで舌の感覚が普通ではなくなり、グワングワンになってしまうという話も、聞いていて面白かった。
また、この質問コーナー中に中津市でglobeファンが営む唐揚げ店、からあげあさひが話題に上る。マーク・パンサーも認識している店だ。ファンの方は大分県を訪れることがあれば、記念に立ち寄ってみてはいかがだろうか。
最後はglobeの復活を待ち望むファンに向けて、「奇跡を信じる」と、前向きなメッセージを発した。ボーカルのKEIKOはボイストレーニングやピラティスに通っている、と彼女の近況を話す。人前に立つことに興味津々で、積極的に準備に取り組んでいるようだ。
マーク・パンサーの今後の活動にもぜひ注目しておきたいところ。トークショーの他にも子供たちへ風船の手渡しや、大道芸の披露、キッチンカーの出店などがあり、地元住民に喜ばれていた。
トークショーに登壇したマーク・パンサー(写真右)と、MCの河野真歩アナウンサー(写真左)。
キッチンカーでは豚汁の振る舞いの他、フライドポテトやたこ焼きなどの販売も実施。写真はチーズボール(¥600)。
globe『Feel Like dance』
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