【ナオ流人生の教科書】 ~昔の自分が知ってたら~ 小学生の自分、5歳~9歳くらいの自分におしえたいこと 世界にはスゴイ人がたくさんいること編
世界にはスゴイ人がたくさんいる。そんなことは大人になった今、嫌なくらい思い知らされて、比較することもあきらめというか、比較対象にならないくらい、自分にどうやっても敵わない、さまざまな分野の人がいる。そんなのは、わかりきったことで、誰もが知っていることで、ここに疑問を持つことすらもないから、こんなことを書いていることが頭のおかしい人だと思われてしまいそうだが、僕は小さかった時の僕に教えてあげたいんだ。
世界にはスゴイ人がたくさんいるんだってことを。それはまだ井の中の蛙で、ある意味、負けることを知らず、少しばかり満足してしまっていた自分に、自分より身体能力が高い人が、世の中にはたくさんいる、ということを早いうちから知っておきたかった。
僕は小学生の時、市では本当に敵なしのマラソン(小学生は1500mとか、長くて3km)ランナーで、郡大会でも上位に食い込むのが当たり前だった。とはいえ、郡大会の時点で、僕より速い人はいたんだが、といっても、しっかり戦える相手だった。郡選抜で県大会の駅伝大会に出た時、衝撃が走った。全く歯が立たない。同じ小学生、同じ年齢のはずが、そして、同じようにある地域で速い子どもたちが出てきて、競走をしたわけだが、まるでレベルが違った。
悔しいというよりは、自分の生きてた、見ていた世界の狭さを思い知らされた。
クラスの担任の先生でもあり、6年生の時の陸上部の顧問をしていた先生に言われたんだ。
「世の中にはスゴイのがたくさんいるんだ。それを知れてよかったな」みたいなこと。
今思えば、僕は本当に井の中の蛙で、小さな、狭い世界で戦ってたんだなって。
僕は、もっと競争意識の高い地域で生まれ育ちたかった。
けど、それだと、小さい頃、あんなにいい思いはできなかったのかな。(笑)
ただ、自分なんかよりスゴイ人はたくさんいること、世の中は広くて、上には上がいることをもっと早くわかっていたら、もっともっと上を見て、自分を高みに引き上げる努力をもっと早くすることができたのかな。