DIALOGUE+という声優ユニットにハマって1年が経つから、色々話をしてみよう。
タイトルの通りのお話。
昨年2021年に開催されたDIALOGUE+ライブツアー「DIALOGUE+1」のライブブルーレイが発売されて半月が経った。
いや~~~~~~~~、めちゃくちゃ良いツアーだったな~~~~~~~~
と唸りながら何度もブルーレイを観ている。
気がつけば、このDIALOGUE+という女性声優8人によるユニットにハマってそろそろ1年が経つわけだが、声優ユニットというものにこれまでガッツリとハマったことが無かった自分が、こんなにもこのユニットに夢中になっていることに我ながら驚いてしまう。
ということで、この機会にあらためてDIALOGUE+という声優ユニットについて思っていることを色々書いていこうと思う。
ちなみに、ツアーが終わったすぐ後に書いた記事もある。
ハマった経緯からツアーに至るまでの色々なことはこっちに書いてあるのでぜひ。
DIALOGUE+にハマって1年。曲を聴き、ライブに参加してみて感じたことは、「ひたすらに楽しい」ということだった。
聴こえてくる音のひとつひとつがとにかく楽しい。
ライブともなればそれはより際立ち、聴覚だけでなく視覚でも楽しい。
聴こえてくる音。
ステージ上でパフォーマンスを見せるメンバーたち。
そのどれもがひたすらに楽しいのだ。
この「楽しい」という部分は間違いなくDIALOGUE+の武器であり、大きなテーマだ。
だが、彼女たちをこれほどまでに魅力的に感じるのは、たぶん今がこういう時代だからだというのも関係していると思う。
多くの人たちが「新しいライブの形」を模索してきたこの2年。上手く立ち回ることができた側とできなかった側がいる。
DIALOGUE+は間違いなく「上手く立ち回ることができた側」だ。
楽曲制作。ライブ開催。YouTube、ラジオを駆使してのコンテンツの充実。
どうするのが正解なのかわからない中で、よくもこれだけ「動き」を絶やすことなく様々なモノを提供し続けたものだ。
ライブに関しては特にそうだ。
「定められたルールの中でも、これだけ楽しめることができる」ということをこのユニットは常に提示し、証明し続けてきた。
「継続は力なり」という言葉の通り、動き続け、出来ることをやり続けてきた結果、それは大きなチカラとなって僕たちの目の前に現れた。そりゃあ魅力的に映るだろう。
閉塞した時代にこうした魅力的なモノが現れ、それが実際にチカラのあるモノであれば「楽しい」という気持ちに繋がる。
ある意味では、DIALOGUE+は「こういった時代」のおかげで跳ね上がった稀有なユニットであると思っている。
そして、DIALOGUE+がこの2年の間に声優ユニットとして跳ねることができた要因には、音楽プロデューサーであるUNISON SQUARE GARDENの田淵智也氏の存在があるだろう。
氏の存在や考え方はユニットの楽曲制作だけでなく、ユニットの戦略展開にも大きく影響を与えていると感じる。
半年ほど前、バンドをやっている友人にDIALOGUE+をおススメしたところ、その友人も見事にハマってくれた。ありがたい。
彼からDIALOGUE+の音楽面についての話を聞くと、田淵氏は「理詰めで音楽をやる人間」だという。
自身の音楽活動において、曲作りからライブパフォーマンスに至るまで、あらゆることを理詰めで考えているそうだ。
そして、田淵氏は自身の音楽活動において行っていることを声優ユニットにも持ちこんでいる。
UNISON SQUARE GARDENという実績に裏付けされた理屈ではあるが、「それ」を声優ユニット、しかも新人声優のユニットに持ちこむのはなかなか大変なことだろう。
しかし、それをしているのだ。
「理詰めでプロデュースをしているユニットは強い」とは友人の受け売りだ。
どうすればウケるか。何故これをやるのか。ということを音楽プロデューサーが運営側とメンバー側に徹底的に周知させ、さらにファン側にもそれを表明する。
この、「綿密な理詰め感」と「それをわかりやすく表に出している」というのはDIALOGUE+の大きな特色だろう。
この「理詰め感」を面白いと感じるかしゃらくさいと感じるかは好みが大きく分かれるところだとは思うが、ハッキリとしたわかりやすさでファン側にもそれを表明するという行為は、手短に理解できることを重要視する現代のオタクにとって相性が良いんだろうなと感じる。
2019年のデビュー以降、時代に上手く適応することでアニソンシーンにおける存在感を確立したDIALOGUE+は、2021年に「おもいでしりとり」というヒット曲の誕生、1stフルアルバムの発売、1stツアーの成功等々、いくつも成果をあげた。
しかし、そうなってくるとその次、つまり今年2022年はDIALOGUE+はどうなるのか。
楽曲やライブにおいて期待されるハードルは否が応でも上がる。
大きな成功を収めた後に、それ以前の緊張感を保ちながらステップアップを続けようとするのはとても難しいことだ。
今年、どう振る舞うかはとても重要になる。
そのための緊張感を持たせ続けるために用意されたのが、3月から6月にかけて開催される主催対バンライブなのだろう。
当然新規ファン層の開拓という点もあるのだろうが、主催対バンを連続で行うことで、ある種の緊張感を持たせ続け、視野を狭めさせないようにしているのだと思っている。
(まあ、僕自身も「主催対バンの意義」というのを最初はよくわかっておらず、前述の友人と話をする中でこういう風に考えられるようになったのだが)
そして、これはファンに向けてもだろう。
今は「まだ成長の途中なのだ」という意識を忘れず、このユニットを見守り、応援していくのがきっと良いんだろうなあ。
ここまで書いてみると、裏方スタッフの褒めばかりになっているので、DIALOGUE+をまだ知らない人がこの記事を読んだら「なるほど、DIALOGUE+の魅力っていうのは裏方が強いってことなんだな?」と思われそうだが、けしてそういうわけではない。
綿密に仕組んで用意した上等なモノを、最後に世に届けるのは8人のメンバーたちなのだ。
この1年の間でも、8人のメンバーたちは驚異的な勢いで成長している。
その根底にあるのはひたすらに熱い力強さだ。
理詰めでプロデュースされているのだから理論派なユニットなのかと思いがちだが、ステージで歌い踊る8人はどこまでも体育会系の匂いを撒き散らしている。
この「8人がチカラでとにかく押して行くパワフルさ」が、彼女たちのパフォーマンスの魅力であり、それが最初に語った彼女たちのライブの「楽しさ」に繋がっている。
「DIALOGUE+って知ってる?」という話になると、「知ってるよ」という人でも、その次に出てくるのは「曲が強いユニットだよね」という認識が多数だろう。
DIALOGUE+の真価は、やはり「生」で観てもらわないと伝わらない所がある。
しかし、今年はこれまで以上に彼女たちのパフォーマンスを生で観れる機会はたくさんあるのだ。
3回に渡り開催される対バンライブ。
初出演となった昨年よりも、多くの観客を動員できるアニサマ。
今年、彼女たちのパフォーマンスをこれまで以上にたくさんの人たちが目撃することになる。
オタクたちからの「曲が強いユニット」という認識を、「パフォーマンスが強いユニット」という認識が超えた時、DIALOGUE+という声優ユニットはまたひとつとんでもない跳ね方をすると思っている。
その時が来るのはいつになるかはわからない。
時間がかかるかもしれないし、案外すぐにその時が来るかもしれない。
どちらにせよ、その時は必ず来ると期待している。
楽しみで仕方ない。
もっと早くにDIALOGUE+にハマってたら良かったのになあ~~とふとしたときに思ったりもするが、もっと早くにDIALOGUE+に出会っていたとしても、ここまでハマっていたかは正直なところわからない。
やっぱりハマるべきタイミングでハマったのだろう。
DIALOGUE+にハマって1年。彼女たちのおかげで本当にたくさんの「楽しい」を経験している。
この楽しい時間が少しでも長く続くことを願いながら、これからもこの声優ユニットを応援して行きたいと思う。
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