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海外ホラー映画の【A級スプラッター10選】 〈倉阪鬼一郎・選〉 『幻想文学 23』(1988年)より

私は倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう/1960-)氏の小説を読んだことはありません。そもそも最初に知ったのは『珍作ビデオのたのしみ』(1989年/青弓社)という映画(ビデオ)ガイド本での「珍作/怪作ホラー」の紹介だった。
神保町のホラー映画専門店「ダンウィッチ」にも通ってた?マニアらしい。


《_噫(※ああ)、血よ! 死霊よ悪魔よはらわたよ! 軟弱なる婦女子の趣味を排し、愚昧(※ぐまい)なる一般受けの文脈を駆逐し、ソレモンの貴方に贈る、必殺のB級Z級スプラッターこの10本! まず左掲の〈A級スプラッター10選〉を押さえ、覚悟がついたら“血みどろのけもの道”に突入していただきたい。》

『幻想文学 23』(1988年)


A級スプラッター10選】 ※コレは倉阪氏が選ぶ「王道」、又は入門編?
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1『惡魔(※悪魔)のいけにえ』(1974/米)  ※トビー・フーパー(←監督名)
2『血の魔術師』(1970/米)  ※H・G・ルイス
3『ビヨンド』(1981/伊)  ※ルチオ・フルチ
4『遊星からの物体X』(1982/米)  ※ジョン・カーペンター
5『死霊のはらわた』(1981/米)  ※サム・ライミ
6『ZOMBIO 死霊のしたたり』(1985/米)  ※スチュアート・ゴードン
7『フランケンシュタインと地獄の怪物』(1974/英)  ※T・フィッシャー
8『血みどろの入江』(1971/伊)  ※マリオ・バーヴァ
9『シーバース 人喰い生物の島』(1975/加)  ※D・クローネンバーグ
10『ゾンビ』(1978/米+伊)  ※ジョージ・A・ロメロ
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《_著名な監督に限ったので「ゾンゲリア」等が洩れた。(9)(10)はスプラッター以外の要素が多く下位に甘んじた。(7)(8)は古典的スプラッター。三大巨匠はやはり(1)(2)(3)で、このうち(3)は比較的評価が低いが、条理を超えた力業が冴えるイタリアの至宝である(やたら金かけて破綻しているアルジェントなどメではない)。(4)(5)の作品は言うまでもなく金字塔。最大の成長株が(6)で、W・クレーブンやS・マイナーより期待できる。》

『幻想文学 23』(1988年)



(1) 『悪魔のいけにえ』(1974/米)

https://www.buyuru.com/item_992693_1.html


(2) 『血の魔術師』(1970/米)

ハーシェル・ゴードン・ルイス(1926-2016)監督
https://www.buyuru.com/item_1209007_1.html


(3) 『ビヨンド』(1981/伊)

https://www.buyuru.com/item_1014245_1.html


(4) 『遊星からの物体X(エックス)』(1982/米)

https://www.buyuru.com/item_719203_13.html


(5) 『死霊のはらわた』(1981/米)

https://www.buyuru.com/item_960038_1.html


(6) 『ZOMBIO(ゾンバイオ) 死霊のしたたり』(1985/米)

https://www.buyuru.com/item_994361_1.html


(7) 『フランケンシュタインと地獄の怪物(モンスター)』(1974/英)

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w1059234259


(8) 『血みどろの入江』(1971/伊)

https://www.buyuru.com/item_1061166_1.html


(9) 『シーバース 人喰い生物の島』(1975/加)

https://www.buyuru.com/item_1021142_1.html


(10) 『ゾンビ』(1978/米+伊)

https://www.buyuru.com/item_1066345_2.html


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