=〈昆虫〉が人間を支配する= SF映画『フェイズⅣ(フォー)』と藤子・F・不二雄『うちの石炭紀』
◆『フェイズⅣ 戦慄! 昆虫パニック』(1974/米+英) 〈劇場未公開〉
著名なグラフィックデザイナー「ソール・バス(1920-1996)」が監督した唯一の長編映画。突然変異の高知能「蟻(あり)んこ」軍団が人類に替わって地球の支配者に?というユニークな設定を大マジメに展開する異色SF。『このビデオを見ろ!』で教わる。初見時はピンと来ず、しばらくして不要なビデオを廃棄する前に再見したら、なぜか、とても良く感じた。精緻にデザイン(計算)された「カッコ良さ」が本作の神髄だと思います。私は人知れず死闘を繰り広げる「高知能アリ vs. カマキリ」のシュールな場面が好きです。
「フェイズ4(四段階)」とは、避難勧告の警戒レベルで例えると最終段階。
オリジナル予告篇(2分44秒)
ファンメイド予告篇(1分17秒)
2017年にフランスで再公開された時の予告篇(1分32秒)
◆藤子・F・不二雄の短編漫画「うちの石炭紀」は知性が芽生えたゴキブリ
ありえないけど、もしも立場が逆転したら「昆虫食」ならぬ「◯◯食」に。
未読ですが2024年8月に『世界を支配するアリの生存戦略』という新書も。
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