◆『ナタリーの朝』(1969/米/Me, Natalie) 1970年日本公開 ■未DVD化■
↓VHSビデオの後ろ側のジャケ写に掲載の作品解説
最近も【 #カワイイに正解なんてない 】というキャンペーンが物議を醸した!?
↑でも言及されている「ハロルド叔父さん」、こいつがとんでもない食わせ者で、容姿に自信が無くて悩む姪のナタリーに対して『人間は外見じゃないよ』みたいなキレイゴトを語る「賢者」のような役として登場するが、その後で、長年連れ添った妻と死別?した後に「美人でセクシー」なストリッパーと再婚していたことがバレる。ナタリーは『言うてることと、やってることが、全然ちゃうやんけ!』とキレたりはしないけど、大きなショックを受ける愉快な?場面が中盤にある。「真面目」だがシリアスな映画ではない。
私は【1970年前後のアメリカを舞台にしたボンクラ主人公の成長物語】として、本作と、コッポラ監督の『大人になれば…』(1966/米)が共に好きだ。
ダスティン・ホフマン主演の『卒業』(1967/米)、時代背景は「1962年」の『アメリカン・グラフィティ』(1973/米)、ラスト以外は「ノンポリ学生の学園紛争ごっこ」な『いちご白書』(1970/米)も、この系統に入るだろう。
『ラスト・ショー』(1971/米)は悪くはないけど、ちとマジメ過ぎるかな。
米国の映画評論家ロジャー・イーバート(1942-2013)の『ナタリーの朝』評
「メイク・アップ」と「特殊効果」はディック・スミスが担当しています。
映画のチラシの裏側に掲載。おそらく劇場公開時の「1970年=昭和45年」。
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