〈パブロフの犬〉で知られる【イワン・パブロフ】のミニ・バイオグラフィー 3 【絶版映画本/未DVD化/その他】 2024年6月23日 11:41 「サドの伝記映画」は可能でも、「スペインの闘牛」すら批判される時代にパブロフの伝記映画は「動物愛護」の観点から不可能だろう。闘犬漫画『白い戦士ヤマト』は個人的に傑作と思うがアニメ化も実写化も無理でしょう。 IMDbに「Ivan Pavlov」は多数いますが↓この人物のようだ。資料映像のみ⁉ Ivan Pavlov Ivan Pavlov www.imdb.com 推理クイズ本『世界の偉人は名探偵』〈1987年版〉の[P.90-91]からの引用。 〈大脳の神秘に挑戦〉 パブロフ(ソ連 1849-1936)_パブロフといえば、すぐに連想するのが、犬を実験に使った条件反射学である。だが、彼が一九〇四年にノーベル医学・生理学賞を受けたのは、消化腺に関する研究だった。これは「見せかけの給餌(きゅうじ)」という実験で有名である。_犬の食道を首のところで切断して外へひきだし、胃に穴をあけてチューブをたらす。こうして餌を与えると、犬はぼりぼり食べるが、その餌は切断された食道からこぼれ落ちて、胃に入らない。それなのに、犬は食べたつもりになって胃が活動し、チューブから胃液がたらたら流れ出るのである。まことに奇抜な実験である。_この実験の成功で、つぎにパブロフは脳の活動を調べて、〈条件反射〉の学説を打ち立てたのである。魂が宿るといわれる頭脳は、神学や心理学の聖域だとされていたが、彼はそれをメカニックな実験で究明しようとしたので、宗教界や心理学者からはげしい非難をあびた。_また動物愛護協会からも、彼がたくさんの犬を生体解剖するので、猛反対がおきた。「人間をふくめて、高等動物の脳は、心理学のあいまいな概念から完全に抜けださないかぎり、研究はできない。いかなる反対があろうと、わたしの実験方法だけが正しいのだ」_戦闘的な彼は、こう断言して、脳の活動の法則を発見し、大脳生理学という新しい分野をひらいたのである。彼の研究方法は、唯物史観に立つマルクス主義と一致するので、革命後のソ連では優遇されて、ソ連の科学思想の基礎になった。ソ連が最初の人工衛星に犬を乗せて打ちあげたのも、パブロフが条件反射の実験に犬を使った実績があったからだ。アメリカの人工衛星はサルを乗せた。 イワン・パブロフ - Wikipedia ja.wikipedia.org 唯物史観 - Wikipedia ja.wikipedia.org マッドサイエンティスト - Wikipedia ja.wikipedia.org 9月26日 生理学者I・P・パブロフが生まれる(1849年)(ブルーバックス編集部) 【サイエンス365days】は、「あの科学者が生まれた」、「あの現象が発見された」、「あの技術が発明された」など科学に関す gendai.media 🏆🇷🇺1904年のこの日、優れた生理学者であるイワン・パブロフが、ロシア初のノーベル賞受賞者になりました🔬消化腺の生理学に関する一連の研究で生理学医学賞を受賞しました。🧑🏻🔬I. パブロフは、条件反射(彼自身による用語)を発見し、高次神経活動の生理学という新しい科学分野を開拓した人物です。 pic.twitter.com/qa1lOM6IaX— 駐日ロシア連邦大使館 (@RusEmbassyJ) December 10, 2022 関連投稿 #ロシア人 #世界の偉人は名探偵 #藤原宰太郎 #偉人伝 #バイオグラフィー ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #偉人伝 #ロシア人 #バイオグラフィー #藤原宰太郎 #世界の偉人は名探偵 3