『必携スティーヴン・キング讀本 恐怖の旅路』(1996年)に収録のホラー作家/映画監督のクライヴ・バーカー(1952-)の序文『恐怖の旅路で命を落とさないために』を引用。最初の邦訳は『ミステリマガジン』1988年8月号。
☆ホラー作家/映画監督のクライヴ・バーカー(1952-)について
《1952年、リヴァプールに生まれる。ジョン・レノンの同窓生。リヴァプール大学哲学科卒業。ボッシュやゴヤなどのヨーロッパ幻想絵画及び「サイコ」「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」「13日の金曜日」などのホラー映画に影響をうけ》ているらしい。『血の本』の袖の紹介文からの引用。
スティーヴン・キングがクライヴ・バーカーのデビュー作『血の本』シリーズに寄せた『私はホラーの未来を見た。その名はクライヴ・バーカーだ』という賛辞は、《「私はロックン・ロールの未来を見た。その名はブルース・スプリングスティーンだ」》という音楽の世界では有名?なフレーズを踏まえてるんですね。音楽に関する知識が無いので、今頃はじめて知りました。
クライヴ・バーカーの「映画」でいちばん有名なのは、監督/原作/脚本の『ヘル・レイザー』(1987/英)でしょうか。原作小説の邦題は『魔道士』。
予告篇 ↓「苦痛と快楽」は紙一重。「恐怖と笑い」は紙一重(←楳図かずお)
オリジナル予告篇
ホラー短編小説集『血の本』シリーズ(集英社文庫/全6巻)の帯付き書影。私は当時新刊書店で1、2巻を買って数話だけ読んだ。後に古本で全巻購入。
↓表題作は映画化(2008/米/未公開)された。小説は傑作だが、映画は凡作。
オリジナル予告篇 ブラッドリー・クーパーとヴィニー・ジョーンズ主演
小説を読むのが苦手な私が珍しく読破した中編?小説『死都伝説』(1989年)。
映画化が『ミディアン』(1990/米)。殺人鬼の精神科医を演じた映画監督のクローネンバーグは味のある〈怪演〉だが映画としては微妙な出来だった。
オリジナル予告篇 〈正常(普通) VS. 異形(異端)〉のダーク・ファンタジー
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#クライヴ・バーカー #スティーヴン・キング #ホラー論