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ケン・ラッセルの初監督作『フレンチ ドレッシング』は、私の偏愛映画のひとつ
◆『フレンチ ドレッシング』(1964/英) ■未DVD化■ ※白黒映画
映画の内容は↓の解説が詳細。「古くてしょうもない」ライト・コメディ。
珍しいオリジナル予告篇がアップされていた。偏愛作品なので評価は◯秀作
漫画を読まなくなったので最近のギャグ漫画は知りませんが、昭和のギャグ漫画では「何の魅力も無い迷惑なボンクラ男と、迷惑をかけられてばかりいる美女」というカップル?の設定がよくありました。本作も同じ設定です。
これを男女「逆」にしたのがスクリューボール・コメディと呼ばれる映画。
今野雄二『恋する男たち』(1975年)よりケン・ラッセル自身による本作評。
~~BBCのTVディレクターとして働く一方、ラッセルはこの間に二本の劇場用映画を発表している。第一作が“French Dressing”そして第二作が『10億ドルの頭脳』(Billon Dollar Brain)である。「自分が精通していない素材には手をつけるべきではなかった」とラッセル自身が後に述懐しているように、この初期の二作品は成功作とみなされていない。 まず、一九六三年に製作された“French Dressing”について、ラッセル自身が次のように紹介している――これはフランス映画を基にした作品で、ジャック・タチの出来損ないみたいなもの。少しばかりトリュフォーを意識した部分もある。とても抒情的な作品で、あまり滑稽ではない。残念なことに、そもそもはコメディになるはずの作品だったものだから。ひどくさびれたイギリスの海岸のリゾートの持主が、観光客を集めるために、フィルム・フェスティヴァルを開催しようと思い立ち、フランスへ行き、女の子をひとり連れ帰るが、結局は大混乱に終わる、というお話。~~約六年後に再びこの処女作を見たラッセルは、確かにまったくひどい部分もあるが、それにしても不思議な雰囲気を持つ作品である、と語っており、仮にこの作品がもう少し後で公開されていたなら、少しはましな成績をあげていたろう、ともつけ加えている。傑作ではないし、ましてや出来の良い作品でもないのだが、不思議で奇妙な作品ではある、と作者自身が評価しているのである。~~
映画評論家のミルクマン斉藤(1963-)氏が本作を↓高く評価していて知った。
日本の評価
海外の評価 ※英国以外の知名度は低くロッテントマトはほぼ無評価で除外
英国Amazonのカスタマーレビューhttps://www.amazon.co.uk/dp/B00TB6JUJG/
最後に出演作の少ない準主役の「アリタ・ノートン(1942-2019)」の笑顔。
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VHSビデオのジャケット写真
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