本当に関東?日帰り旅で美しい景観を味わえる房総半島5スポット
千葉県に位置する房総半島は、東京都の南東に位置しています。
そこでは、海と山が混ざり合った、美しい景観を味わえる魅力あふれるスポットが数多く存在します。
本記事では、関東圏にお住まいの方が、日帰りで房総半島南部を訪れる際に行くべきおすすめスポットを紹介します。
1.鋸山
安房郡鋸南町に立つ標高329mの山です。
低山ながら、山の北側から見上げると断崖絶壁に見える、非常にワイルドな外観です。
鋸山は古くは石切り場として使われていました。その名残から、山頂付近は人が石壁を切り開いた道となっており、まるで古代の神殿の中を歩いているような気分に浸れます。
絶壁の一部は「地獄のぞき」と呼ばれる絶景ポイント。山から突き出した岩の先端に立つことができます。
下を覗くと足場が一切ない地獄ですが、正面を見ると東京湾の他、対岸の三浦半島、富士山まで見渡せる天国。両極端の感覚をまとめて感じられます。
山中では日本寺の大仏を拝めるほか、周辺の金谷港では磯料理を堪能できます。
住所:
千葉県安房郡鋸南町元名184-4 (地獄のぞき)
2.粟又の滝
夷隅郡大多喜町の養老川沿いは、「養老渓谷」と呼ばれるエリアです。
粟又の滝は養老渓谷の南側に位置しており、長さ100mに渡り緩やかに流れ落ちる滝となっています。
周辺のハイキングコースは、養老川のすぐ脇を通るマイナスイオン溢れる約2kmの道で、粟又の滝を始めとした複数の滝を見ることができます。
秋になると、滝と紅葉が一体となったより幻想的な景色を堪能できるため、季節ごとに見に行くのもおすすめです。
ハイキングコースの近くには温泉が点在しているため、ハイキング後の疲れを癒すのにうってつけです。
住所:
千葉県夷隅郡大多喜町粟又157
3.濃溝の滝(のうみぞのたき) 亀岩の洞窟
房総スカイライン(県道92号)沿いに位置する公園内にあります。
水田作りのために、周辺の川の本流から切り離すためにできたのが亀岩の洞窟です。そのため、空洞の真下に滝が流れ込む、珍しい風景を見ることができます。
ただ珍しいだけではありません。早朝は太陽の光が洞窟の中から差し込み、神秘的な空間が広がります。しかも、太陽光と水面に反射する光が合わさり、その輪郭がまるでハート形に見えるのです。そのためか、亀岩の洞窟は写真映えスポットとして一躍有名となりました。
住所:
〒292-0526 千葉県君津市笹1954-17
清水渓流広場内
4.勝浦海中公園
勝浦市鵜原の海沿いにある公園です。
太平洋をバックに建てられた海中展望塔が特徴的で、塔内では水深7mの海中の様子を観察することができます。
海中では何十種類もの魚が自然の中で泳ぎ回っており、まさに自然の水族館と思える空間となっています。運が良ければ、サメが泳いでいる姿を見れるそうです。
また、近くには鵜原理想郷というスポットがあり、こちらは海に突き出た崖上でハイキングを楽しめます。
住所:
千葉県勝浦市吉尾174
5.野島崎
南房総市白浜町に位置しています。
房総半島最南端のスポットで、開放的な景観を楽しむことができます。
岩山と芝生のコントラストが特徴的な散策路には、岩山の上にポツンとおいてあるベンチなど、写真映えするようなスポットがちりばめられています。
房総半島最南端の碑から先は、見渡す限りの青い海が広がり、右手には大島も望めます。
また、夜は雑誌のグラビアで見るような満点の星空が広がる世界に変わります。先述のベンチと星空を一緒にレンズに映すと、少しノスタルジックな気分に浸れそうです。
1月~3月に菜の花が咲き誇ることで有名な房総フラワーラインに近いため、ドライブついでに訪れるにはうってつけです。
住所:
千葉県南房総市白浜町白浜627-9
◆終わりに
この記事では、房総半島で日帰りで訪れてほしいスポットを5つ紹介しました。
いずれも、本当に関東?本当に東京都の隣県??と思うような景観を味わうことができます。
是非とも房総半島に何度でも足を運び、その魅力に浸ってみてください。