松井千士選手☆五輪もW杯も目指せ❗️〜これは合わせて一兎〜
松井選手が昨日『五輪もW杯も目指したい。二兎を追って二兎を得るということわざを作りたい』という趣旨のTwitterを挙げられていました。私は思うところあって、下記コメントを書きました。
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個人的には、人生全てを手に入れる事はできない、という意味のことわざだと思いますが、社員選手という生活の安定を捨てて『ラグビー一筋』の人生を選んだ時点で『一兎を追う』松井さんになられたのだと思います。オリンピックへ、フランスへ、松井さんのご活躍を信じています🌟🌟🌟
もしかして、松井さんは私のコメントが意図するところを誤解されているかもしれない、書いて送信したあとずっと気になって、今この文章を書いています。
もしCanonイーグルス関係者の皆様でこれをお読みになった方がいらしたら、お手数をおかけして大変恐縮ですが、松井さんに以下の事をお伝えください🙇♀️🙇♀️🙇♀️
7人制、15人制の両立させていくことの大変さ、は私が話すべき事柄ではありません。しかし困難な作業であることは素人の私でも一応わかります。
ただ、困難といわれる挑戦を決意する時、気合いに加えてそれ以上に『計算』が必要です。体重管理からトレーニングの仕方まで、沢木監督はじめコーチの皆様とご相談して、可能な作業であるならば何の躊躇もいりません。挑戦すればいいのです。
逆にあらゆる方から日程的技術的問題で厳しい、というご指摘を受けたなら、その危険を承知で決意し、ご自分でできる限りの可能な練習カレンダーを監督コーチとご相談して、計算上少ないとされる可能性を必死でモノにする必要があります。しかし不可能ではありません。
松井さんが五輪、W杯の両方を目指す上で、失うものがあるならば、それはラグビー以外のことでしょう。合宿、遠征が長期間続きます。ご家族に何かあった時すぐにかけつける場所にいるかはわかりません。ご結婚が延びるかもしれません。ご自身の健康を害するかもしれません。なによりコロナ禍でのプロ選手は収入に不安定さがつきまといます。
しかし、7人制、15人制両方の代表を目指す旅は過酷です。それを決意された以上は、ラグビー以外のことで何か失うものがあっても仕方がないのです。ここを決意できないと、本業もプライベートも中途半端になる、正に『二兎を追うものは一兎も得ず』になってしまいます。私の申し上げたい二兎は『松井さんにとって大切なラグビーというものと、それ以外の大切なもの』なのです。
幸い松井さんはまだお若く、育児や介護には無縁ですみます。ですから五輪もW杯も悔いなく全力で目指すことができます。周りの方々のお力を借りて常に『計算』しながら目標に向かって努力すれば、必ず五輪もW杯もよい結果に結びつく、と私は信じています。
私が『二兎を目指して頑張って!』とあえて書かなかったのはもう一つ別の理由があります。
トップリーグが始まり、厳しいレギュラー争いの中五輪が近づけば、松井さんの緊張は段々高まることでしょう。その時『二兎を追うものは一兎も得ず。僕は二兎を追っている。大丈夫か。』と自ら口にしたことわざに縛られて自分を見失ってしまう、それを恐れたのです。『自分は二兎を追っているのではない。五輪とW杯合わせて一兎、ラグビーという一兎、これだけを追っているのだ』そう思うだけで覚悟ができます。必ず。
昨日の私のコメントについてご不快な思いをされていたら心からお詫びいたします。この様な趣旨で申し上げたことをご理解いただければ幸いです。
おだちえ(いのこ)
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