静岡ブルーレヴズ観戦記・開幕節・vs東芝ブレイブルーパス東京〜今、新たに〜
1.愛すればこそ
☀️☀️暖かい☀️☀️
手袋もマフラーもいらない麗かな陽射しが日本列島を包んでいる。
秋から体調を崩し気がつけば年の瀬、、気がつけば、
ラグビーシーズンは始まっていた😳
既に早慶戦、早明戦まで終了、そしてこの日、
🏉リーグワンが開幕する🏉
2023年12月9日
ジャパンラグビーリーグワン
2023/24season 開幕節
東芝ブレイブルーパスvs静岡ブルーレヴズ
@味の素スタジアム
ああ、味スタ、、
私は、先週国立競技場で起きた『悲劇』に未だ打ちひしがれていた😭
愛する【清水エスパルス】は、ここ味スタを『ホーム』とする【東京ヴェルディ】に勝利ならず、J1昇格を逃していた。
幸か不幸か、この日テレビ観戦となった私には、飛田給駅に充満しているであろう『昇格』の歓喜🎉に心を抉られる心配はない。
私はJ Sportsをつけた。
この日の解説は、私のお気に入り解説者『B. Shota』の【Back Shota】こと後藤翔太さんだ⭐️⭐️
(もちろん、もう1人は【Big Shota】こと大西将太郎さんであり、このニックネームは私が勝手につけた事を付記しておく)
レヴズは強化部スタッフが一新していた。
今季から、藤井雄一郎さんが監督としてチームを率いている。
1969年生まれ、54歳。
天理高校、名城大学を経て社会人ラグビーではニコニコ堂、サニックスでご活躍。
現役引退後、サニックスブルースの監督、サンウルヴズGM等を経て、自国開催のラグビーW杯2019時には『ラグビー日本代表強化委員長』としてチームのベスト8進出に貢献、同2023では、『ナショナルチームディレクター』として代表チームを支えた。
【記者会見でジェイミーの横に座ってる『捜査一課長』的強面の人】
もしくは
【 J SPORTSのラグビー解説で、『大リーグ解説の武田一浩』的辛口コメントを展開する人】
というのが私の持つ『藤井さん』のイメージだ。
ご経歴からして、日本ラグビーが未来に放つ光も、過去が落とす影も知る人、だろうか。
その意味で、プロラグビーチームとして歩み続けるレヴズに、今一番ふさわしい人かもしれない💐💐
両チームのメンバーは既に発表されていた。
レヴズは、ベテランSH矢富さんを軸に若い力もスタメンに名を連ね、南ア代表クワッガ兄さん、攻守の柱ブリン兄さんをリザーブに置くという戦術にでた。
😖後半の失速😖
レヴズ積年の課題である【後半20分以降のゲームコントロール】をこれで解消できるか。
もちろん、今季この様なメンバーを組めるのも、ヤマハ発動機時代からの地道な育成と効果的な補強によるところが大きい。
対する東芝ブレイブルーパス東京(以下、ブレイブルーパスと表記)、
⭐️オールブラックスのスター選手⭐️たる
フリゼル選手、モウンガ選手がスタメンに名を連ねる⭐️⭐️さらに日本代表のリーチ選手、ディアンズ選手、ナイカブラ選手の名も続く。
これは、、
昨季以上に難敵だ😱
このチームとの戦績はここ数年芳しくない。
レヴズの新たな船出は、序盤から厳しい結果が予想されていた。
ああ❗️
愛する清水に一喜一憂した日々から解放され僅か1週間、
勝利を渇望するあまり、胃と胸を痛くする日々が再び始まろうとしていた、、
2.前半 我等にスクラム有り
🌈慎さんの帰還🌈
レヴニスタの誰もが待ち望んだ、スクラムマイスター長谷川慎さんのコーチ復帰は、レヴズの十八番『スクラム』を一層確かなものにしたのだろう。
試合開始早々、一気にゴールライン際まで攻められトライを決められたレヴズだったが、、
一転攻勢に出た🔥
レヴズはラインアウトからモールで、あるいはスクラムを起点に連続のトライ⭐️
5-17
前半17分 レヴズが逆転する🔥🔥
とはいえ、
スーパースターとは『個でなんとかしちゃう』人を指すのだろう。
モウンガ選手の疾走🔥🔥
スピードといい、テンポといい、コース取りといい、そのスキルは超一級だ⭐️
そして鮮やかなトライ、は判定の結果ノートライとなったが、、
結局のところ、彼のリズムにレヴズは最後まで翻弄された。
ここから、プレイブルーパスは昨季以上のスピードと力強さを見せつけトライを重ねた🔥
レヴズの守備は次々かわされ追いつかない😖昨季を超える怒涛の攻めだった。
前半31分 ついに同点に追いつかれる😱
この連続攻撃に、レヴズは耐える時間がこの後も続く。いつディフェンス網を突破されてもおかしくない展開、レヴニスタは生きた心地がしない😱、そんな時間帯が続いた。
この間、レヴズにチャンスがなかった訳ではない。
ヤッツさんがディフェンス網を突破し激走を見せる🔥🔥が、味方のサポートが遅れトライには至らない😖
さらにツイタマ兄さんが再び突破🔥🔥ここはFWなのに俊足のディアンズ選手に捕まりやはりトライならず😖
レヴズは続けて得点のチャンスを逃した。
こうなると、今度は相手が攻勢に🔥再び堪えるレヴズ、、
しかし、
モウンガ選手を軸に、硬軟織り交ぜた一連の攻撃力は凄まじい🔥最後は一気に攻め込まれディフェンス網がポッカリ開いた左側に余裕でトライを決められた😖😖
22-17
しかしレヴズも粘る。
終了間際にペナルティーを獲得、この日、家村さんの足は冴えに冴えていた⭐️PG成功⭐️⭐️
22ー20
試合の帰趨は、まだまだわからない。
解説のBack Shotaさん曰く、
『レヴズの中央付近でのディフェンスが弱い』この厳しいコメントは正しかった。それに対する対策は?という谷口アナの質問に言葉が詰まるShotaさんは、実に、正直な人だった。
3.後半 骨軋み、肉打ち鳴らして
後半は、開始早々クワッガ兄さんのジャッカルが炸裂🔥ブレイブルーパスにペナルティー、家村さんのPGも成功⭐️⭐️
22-23 レヴズ再び逆転⭐️⭐️
ここからだった❗️
試合は、容赦ない【消耗戦】に入る。
激しくぶつかり合う両者。
骨を軋ませ、筋肉を打ち鳴らす。その鈍い音が、映像を通しても時折聴こえてくる。
いつ終わるのか、延々と続く肉弾戦、、
またもモウンガ選手が一気に抜け出すがなんとか捕まえ事なきを得る。
『こうなると、後半20分過ぎから苦しいですね、、』
Shotaさんも谷口アナも息を詰めてこの攻防を見つめる。
後半15分が経過しようとしていた。
東芝は攻勢にでる🔥
ゴール前、次々飛び込んでくる選手達をレヴズは必死で捕まえるが、ジリジリと後退を強いられ、きがつくと大外がガラ空きに、、モウンガ選手は見逃さなかった🔥
パスを受けたナイカプラ選手がトライ、CGも成功。
29-23 レヴズ逆転される
続けて、
今度はフリゼル選手の見事な突破から、またもナイカブラ選手のトライ🔥
35-23
残り時間は、いよいよ勝負の20分🔥
レヴズは粘ってペナルティーを得る。
ラインアウトからモールの攻撃、しかしボールを奪われる😖
相手ボールのスクラム、とはいえ、
ゴールは目前だ🔥
しかし、
ペナルティーを取られチャンスを逸する😖
が、
今度は相手ボールラインアウトのボールを奪取🔥
ヤッツさんからのボールを、トンガタマ選手が見事に突破、最後はクワッガ兄さんが力強くトライ⭐️⭐️⭐️
家村さん、ここも決めた⭐️⭐️⭐️
36-30 6点差❗️
後半25分が経過した。
レヴズは、タヒトゥア選手の突破から再びチャンス🔥
しかし、
激しいボール争奪戦の末、ついにナイカブラ選手の巧みな足技でトライを奪われる。
43ー30
残り10分を切った。
レヴズは敵陣深くに攻めいるが、ボールを密集で奪取される😖さらにラインアウトのボールも奪取される😖😖
残り5分を切った。
敵陣、相手ボールのスクラム。
しかし、ペナルティーを取られたのはレヴズ、最後のチャンスを逸する😖😖😖
残りは1分、
相手ボールのスクラム。ボールを保持したのはブレイブルーパスだった。
ノーサイド
43ー30
13点差の敗戦 ボーナスポイントも得られなかった。
開幕戦、だからだろうか。両チームの選手に笑顔がこぼれていた。
あとがき
早いもので、レヴズ観戦記もヤマハ時代を含め4シーズン目に突入しました。今季は体調の許す限り、無理のないボリュームで綴っていこうと思います。
W杯2023年が終了し、リーグワンの各チームには、強豪国のスター達が続々加入、PSG並みの豪華布陣のチームもちらほら、、今季は、昨季以上に一勝の重みが増しています。
さて新生レヴズ。
予想以上の健闘、といったら失礼かもしれませんが、今季は一層面白い存在になりそうです。
選手スタッフの皆様お疲れ様でした。
次節はいよいよホーム開幕戦❗️
🌈🌈ご成功をお祈りしています🌈🌈
【追記】
なぜか、昨季静岡の解説が多かったBack Shotaこと後藤翔太さん。
2019以降のファン目線も意識しつつ、わかりやすく、かつ緻密な分析、なにより溌剌とした口調、いつも楽しみにしています。
いつかBig Shotaこと大西将太郎さんの、時に思い出話も交えた温もりある語り口、厳しい言葉も辞さないストレートな解説でも、レヴズの試合を楽しみたいものです。
お二人に共通するのは、溢れるほどのラグビー愛🏉
この愛を極限まで制御しつつ、目の前の戦局を分析し、かつ限られた尺の中で言語化する、解説者という仕事は想像以上に難しいお仕事でしょう。今シーズンも楽しみにしています。
(トップ画の選手、レヴズくんは昨季最終節のものです。)
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