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「海で働く」と言うこと(7/18)
毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になったニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)
苺:さ~て、今週のニュースは?
大:今日は「海の日」ですよね。そこで、まず漁業をお仕事をしている人って、何人いるんだろうか?と思って調べてみたんですが、その数をご紹介する前に、農業に従事している人は、2019年で168万人。さぁ、そこで、もう一度、漁業をお仕事をしている人って、何人いると思います?
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苺:農業で168万人、ですか。じゃぁ~、その半分?4分の1??
大:正解は、10分の1よりも少ない14万人余りなんですよね。それも、この60年間で5分の1にまで減っているんですよ。
苺:そんなに少ないんですね!
大:でも、日本は海に囲まれて国、漁業も、このまま衰退させる訳にはいかないと思うんですが、ボクの知り合に、「脱サラ船酔い漁師」と呼ばれる河西信明さんと言う方がおられるので、「働く場」としての漁業の魅力について聞いてみました。
苺:ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!(笑)「脱サラ船酔い漁師」って、どう言う肩書?
大:本当にそのままズバリで、脱サラして、漁師になったもんだから、最初は船酔いに苦しめられたそうです。彼は、関西大学を卒業後、住宅メーカーに就職して、やり手のセールスマンとして活躍するんですが、ある時、お客からのクレームや会社から課せられるノルマに疲れて、漁業体験会なるものに参加し、そのまま鳥取県に移住して、漁師を始めちゃったと言う方なんです。
苺:なんとも行動的で、ユニークな経歴ですね!
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大:その彼が、今の漁業をどう見ているのか?彼はこう言いました。
「正直に言いますと、『漁師は儲かるから一緒にやろうよ!!』とは言えないです。現実は、漁業生産だけで家族を養っていく事が難しい状況で、自分の子供にも跡を継がしたくても継がせられない漁家がほとんどです。」
とのこと。
苺:そうなんだ。やっぱり厳しいんだ。だから、漁業に就く人の数が減ってきているわけなんですよね~
大:しかし、です。彼は、こうも続けます。漁業を目指したいと言う若者がおられれば、よ~く聞いて下さい。
「ただ発想を変えれば、ピンチはチャンスです。今まで、崩せなかった既成概念や価値観が変わり、新たなアイデアや発想で漁業に取り組めるチャンスだと私はとらえています。どこの業界や業種でも楽な仕事はありません。ただ後々、人生で後悔のない様に、仕事や職業の選択をして頂ければと思います。」
いかがですか?
苺:海のお仕事と言えば「航海」の文字が連想されますは、就職においては「後悔」しないように、と言うことですよね!(笑)
では、ここで一曲お聞きいただきましょう!
河西信明さんからのリクエストで出港時に聞かれると言うこの曲
Superfly で「タマシイレボリューション」♪
※ 参考:
弁慶丸 | 鮮魚、通販 | 脱サラ船酔い漁師河西信明 (benkeimaru.com)