【ソロジャーナル】『鉱石魔術師の作業机』プレイログ
概要
タイトル:鉱石魔術師の作業机
作者:志紀綾燈
URL:https://talto.cc/projects/2urFqpDhtT7avFc_srcW9
内容:〈工房〉の作業机で「魔法道具」を作る鉱石魔術師が、作った商品の効果を〈型録〉に記す。
遊んだ動機:鉱物が好きだから。
キャラクター
ミケル
〈魔力〉 2、〈体力〉 1、〈器用〉 3、〈知性〉 3、〈幸運〉 1
彼は鳥のような翼を持っていて、褐色の肌は若々しく見える。赤の髪をずるずると腰より下まで伸ばして灰の瞳をウインク「この方が魔術師らしいだろ?」とは本人の弁。
明朗快活、いつも少し掠れた声で上機嫌に話す。
魔力を使うにはぴかぴかのハサミを使う。
プレイログ
さて、今日の仕事だ。昨日売れた分の補充。
ちょっとしたことに便利な魔法のカケラ……置いておけばそれなりに売れていくこいつは、作るのをサボるとすぐ在庫がなくなる。
【1】小瓶1_20240219
透明な鉱石の薄片を瓶から作業台にこぼす。
その上でハサミを2度、音を立てて開閉。
立ち上った魔法を手際よく小瓶に詰める。
……思ったより効果が短そうだが、まぁいいか。
《対象を少しだけ軽くする》
蓋をしめると、小瓶の中で魔法は緑がかった光の玉になって浮いた。
これが買われるところがちらりと浮かぶ。
同族の大人。悪戯っぽい笑いを浮かべて、きっと誰かを驚かせたいとでも思っているのだろう。
【2】小瓶2_20240220
黒い鉱石の薄片を瓶から作業台にこぼす。
そのうえでハサミを2度、音を立てて開閉。
立ち上った魔法を手際よく小瓶に詰める。
短い手紙が読めるくらいの長さは効きそうだ。
《小さな光を生み出す》
蓋をしめると、小瓶の中で魔法は茶色の砂になって静まった。
これが買われるところがちらりと浮かぶ。
体が水晶で出来た大人。あまりよくない企みがあるようだが、そこまで干渉するものでもない……
【3】石礫人形〈ペプル・ゴーレム〉_20240220
次はちょっと大物だ。
1週間前に売れてから、作ろうと思いつつ放置していた人形。
〈コア〉は……研磨面からインクルージョンが覗けるこの水晶がよさそうだ。全体を人型にするから、それらしい残りの材料を見繕う。
防護の魔法に見合うように、しっかりした見た目がいいだろう。角ばった黒い石が2つ、丸くて青味がかった石が1つ、角ばっていて赤いのが1つと白いのが1つ。丸いのがやっぱり頭だろうか。右手が赤で左手が白……逆の方がしっくりくるか。
組み上げてみたが、燃費はあまりよくなさそうだ。その分魔法の使い勝手はなかなかいいことを期待しよう。太陽の光に6時間くらい当てれば、22日は動くはずだ。
防護の魔法は咄嗟に使うものだから、離れていても合言葉で使えるといい。
合言葉は……いや、これは買い手がついてからやろう。
買うのはおそらく、鱗のある奴だ。言葉が独特だから、本人に決めさせた方がいい。
腹が減ったから中断中断。
しまった、ものが温まるカケラの在庫切らしてたな……